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落雷のアンテナ修理は火災保険で!停電後にテレビが映らない原因や故障対策も
アンテナ修理と言っても様々な種類があります。
実はその多くに火災保険が適用可能で、落雷によって発生した故障に対しても、保険を起用できるケースが多いことはご存知でしょうか。
また、雷がアンテナに直撃することによって発生した被害以外に、停電解消後にテレビだけが映らない・アンテナが故障していたといった場合にも保険が降りる可能性があります。
しかし、このような火災保険の請求は、事前知識無しで判断するのが決して容易なものではありません。
そこで今回の記事では、そんな落雷によるアンテナの故障と火災保険との関係性について、実際に起こってしまった落雷が原因のアンテナ故障例を比較しつつ、解説していきます。
目次
落雷によるアンテナ修理にも火災保険は適用される
実際にお客様が契約している火災保険の内容にもよりますが、火災保険の基本事項として、テレビアンテナも家の一部のことを指す「付帯物」にカウントされるため、火災保険に含まれる「落雷保証」が適用できます。
「火災保険という名前なのに、何故落雷も保証対象内なの?」と疑問に思われるかもしれませんが、これは火災保険が前提として、多くの自然災害による被害も保証できるように作られているからです。
台風の際に発生することのある落雷以外にも、強風や強風に伴う飛来物の衝突、水害、そしてもちろん火災等による被害もカバーしてくれますので、これも併せて覚えておきましょう。
ここで簡単に紹介した事象以外で、どういった被害に対応してくれるか等につきましては「【2023最新】テレビアンテナ修理に火災保険が適応されるケースを解説」にて詳細に解説していますので、ぜひこちらの方をご覧ください。
火災保険を用いたアンテナ修理はどこに依頼するべき?
落雷による故障以外であっても、火災保険を適用したアンテナ修理には業者による専用の手続きが必要です。
主に書類作成や現場の撮影といったものが手続きの内容ですが、書類の作成が遅れてしまうと保険が降りる・修理工事を開始するまでの待機期間が伸びてしまいます。
他にも保険会社の要求する写真が撮れていなかった場合に関しても、同様に遅延してしまう可能性があります。
ここでは普段からアンテナ設置・修理を請け負っている各業者に対し、火災保険を用いたアンテナ修理はどの程度まで期待できるのかについて、それぞれ項目ごとに解説していきます。
家電量販店・ハウスメーカー
「家電量販店」であればアンテナ本体の購入サービスとして、「ハウスメーカー」であれば新築工事時のサービスとしてアンテナ工事を請け負ってくれることがあり、修理も同様に請け負ってくれる場合があります。
ただし家電量販店やハウスメーカーは基本的にアンテナの専門家ではないため、火災保険の適用方法自体を完璧に知らない可能性があり、普通の修理以外は断られてしまう懸念があります。
家電量販店やハウスメーカーの店員ではなく、下請けの設置業者が対応してくれる場合や、下請け業者自体が後述するアンテナ専門業者だったケースなどには期待ができますが、あくまで一例に過ぎませんので基本的にはおすすめできません。
町の電気屋さん
「町の電気屋さん」は家電製品全般の工事を請け負ってくれるため、アンテナの設置・修理もこなしてくれる上、電気工事等にも火災保険が適用される例がありますので、各種手続きにも手慣れている可能性があります。
しかし火災保険の適用はできても、複雑なアンテナの故障はそもそもとして修理することができず、店主が高齢化していた場合などは主に安全面の観点から、高所に設置する機種の修理を断られてしまうケースがあります。
また台風後などの依頼が殺到する時期に際しては、一件一件の解決スピードが特段早くはないことが災いして、修理をしてもらうまで時間が掛かってしまうこともある点には注意しましょう。
アンテナ専門業者
インターネットでしか企業を知る術がないことが玉にキズではありますが、アンテナ修理の確実性・火災保険の適応手続きの正確性の両方に期待ができるのがこの「アンテナ専門業者」です。
アンテナ工事のみを請け負うアンテナの専門家ですので、複雑な故障であった場合でも確実に修理してくれるほか、最短即日施工を掲げる業者も多いのでスピード面にも優れています。
ただ、日本全国広いエリアに対応していることが多いとはいえ、一部地域に関しては対応範囲外となっている場合もありますので、依頼を出す前に対応エリアをよく確認するようにしてください。
詐欺業者にご用心
アンテナ工事において多面的に優れている「アンテナ専門業者」ですが、中にはその業種名だけを借りた「詐欺業者」も残念ながら一部存在している点にご注意ください。
この「詐欺業者」は、表向きでは工事の安さをうたい文句としていますが、工事当日になって注文外の勝手な工事を行う・法外な追加料金を要求する等の詐欺行為を行うほか、工事技術も信用できません。
そんな「詐欺業者」を見分けるコツ、対策方法に関しては「アンテナ設置プランとは?工事に必須の項目や詐欺業者に騙されないポイントを解説」にて詳しくご紹介しておりますので、工事依頼を出す前にご一読ください。
停電後にテレビが映らない原因とは
実際に雷が落ちた地点の遠近を問わず、落雷した後に停電が発生することがあります。
ただし停電というのは一時的に電気の供給をストップしているだけですので、復旧後は停電前と同じように再び家電製品も使用可能になることが大半です。
しかしテレビの電源が点いたまでは良いものの、突然今まで映っていた番組が映らなくなってしまった・画質が悪くなってしまったといった際にはアンテナの故障が考えられます。
ここでは落雷後にテレビが映らなくなった際の原因の代表格として、その中でもメジャーなものを二つご紹介していきます。
落雷によるアンテナへの直撃被害
まず「落雷による代表的なアンテナ故障」を想像した際に、最もイメージしやすい被害例がこの直撃によるものでしょう。
このような雷の直撃に関しては、専門用語で「直撃雷」と言います。
主にこの「直撃雷」は、パラボラアンテナや八木式アンテナといったような、家屋から突き出る形で設置される機種に発生しやすいと言えるものの、落雷は周囲の電信柱やビル等のさらに高いものに吸い寄せられやすいため、発生率自体が極めて稀です。
直撃雷には備えるべきか?
被害発生率は天文学的確率であると言えるレベルで低く、仮に直撃すること自体に備えるともなると、雷の持つ莫大なエネルギー量に対抗しなければならないため、直撃雷専用の対策を施すことは推奨できません。
それでも対策がしたい場合は、あくまで「雷の当たる高所に設置しない」という意識を念頭に置いた上で、壁面等に設置が可能なデザインアンテナ、ユニコーンアンテナを採用する「そもそも雷に当たらせない」よう心掛けましょう。
アンテナの近辺への落雷被害
アンテナ本体やアンテナを設置している家屋に対してでなく、設置場所の近所に落雷が発生した場合にも故障が起こる可能性があります。
落着した後に配線を高圧電流として逆流することで被害を起こす現象を「誘導雷」、地中を進んでアースなどから逆流・被害を及ぼす現象に関しては「逆流雷」と呼ばれており、この二つは「直撃雷」と比べると発生頻度が非常に高くなっています。
この二つの現象は、アンテナ本体に対する被害を発生させない場合であっても、アンテナ関連機器である「ブースター」、各部屋に受信電波を分ける「分配器」等を損傷させる場合があり、故障した場合はアンテナ同様修理が必要となってしまいます。
誘導雷・逆流雷には備えるべき
雷がアンテナに直撃するという被害にして、滅多なことでは発生しない「直撃雷」に比べると、この「誘導雷」および「逆流雷」は発生率が非常に高くなっていますので、費用対効果も良いことから事前対策を強く推奨します。
特にその対策も専用の工事を行うばかりではなく、お客様個人で取り付けるだけで効果を発揮できるものもあり、敷居はかなり低いものであると断言できます。
例外「ケーブルテレビや光回線を利用していた場合」
あくまでアンテナを用いないでテレビを視聴する手段ですので例外的ではありますが、テレビやルーターが電気の逆流等で損傷していなかった場合、大雨による一時的な障害である可能性が高いです。
ただし雨による影響に関しては、基本的に「映りが悪くなる」程度であることが大半ですので、雨があがっても回復が見られなかった場合にはコールセンターに連絡を行い、具体的な指示を仰ぐようにしましょう。
アンテナへの落雷対策
落雷時に起きるアンテナ故障は、その多くが事前対策を施すことによって回避が可能です。
中には数千円程度の対策器具によって、数万円も掛かる場合もある修理コストの発生を根こそぎ防げるものもありますので、故障中の不便な生活を避けるといった観点からも、事前対策は施しておくに越したことはありません。
ここでは落雷被害の中でも代表的な「直撃雷」「誘導雷」への対策手段を解説していきますので、対策の参考となれば幸いです。
事前に避雷器を取り付けておく
莫大なエネルギー量を誇る「直撃雷」こそ完全には防ぎ切れませんが、発生頻度の高い「誘導雷」や「逆流雷」による被害は高確率でブロックしてくれます。
「サージプロテクター」や「サージアレクター」といった商品名で、一部の家電量販店やホームセンターに陳列されており、値段も安いものであれば数千円程度と比較的安価である点も魅力的です。
ただし、効果があるのは一度切りといった使い捨て器具ですので、落雷が起きた際には必ずこの避雷器のチェックを行い、必要に応じて取り替えるよう心掛けましょう。
デザインアンテナやユニコーンアンテナを導入する
こちらはアンテナが雷に直撃する「直撃雷」に対してのみ効果を発揮する対策手段で、そもそもとして雷の落ちにくい壁面やベランダの内側、軒下に設置が可能なアンテナ機種を導入しておくといった、いわば「落雷させない」対策方法です。
「落雷させない」といった一点に限れば、部屋の中に設置する「室内アンテナ」や屋根裏に設置できる場合がある「八木式アンテナ」も手段のうちに入りますが、この二つは建屋の作りによっては設置できないケースも多々あります。
それと比較するとデザインアンテナやユニコーンアンテナは形状もコンパクトであるため「八木式アンテナ」のように設置場所に制限を受けることも少なく、「室内アンテナ」のように電波の強いところでなくとも導入可能と、基本性能や汎用性といった面でも優秀です。
デザインアンテナやユニコーンアンテナといったような自然災害に強い機種に関しては「アンテナ修理は台風後に多い!自然災害に強いアンテナランキングを紹介」の記事で詳細な解説を行なっておりますので、あわせてご参照ください。
落雷のアンテナ修理と火災保険についてのまとめ
今回の記事では主に「落雷によるアンテナ修理と火災保険の関係性について」、そして「落雷時に起きるアンテナ故障発生のメカニズム」、「落雷によるアンテナ故障を防ぐ事前対策手段」といった3つについてご紹介しました。
火災保険は落雷以外の自然災害によるアンテナ故障の修理にも適用が期待でき、落雷がアンテナに直撃する「直撃雷」はかなり発生率が低いものの、近辺に雷が落ちるだけでも発生する「誘導雷」「逆流雷」には警戒が必要です。
弊社「地デジやドットコム」は、落雷被害を含むありとあらゆる自然災害に対する火災保険適用経験があるほか、アンテナ工事の累計実績も3万件以上と修理工事自体にも自信があります。
また今回解説した「直撃雷」に対する回避率も高めてくれる優良機種「デザインアンテナ」につきましても、価格相場の最安値である22,000円から設置依頼を承っております。
テレビアンテナの新規ご購入や取り付け工事、各種修理等をお考えの際には、価格・実績・確実性といった3つに優れた「地デジやドットコム」まで、ぜひお気軽にお問い合わせください。