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アンテナ工事とケーブルテレビはどっちが安い?費用からメリット・デメリットまで徹底比較
アンテナ工事をやケーブルテレビなど「テレビを視聴する方法」にはいくつか手段があります。
最も一般的なテレビアンテナは、テレビ塔から発信される電波を受信し、自宅のテレビで再生する機器です。
その一方、ケーブルテレビは放送用のデータを家まで直接送信してもらうという仕組みで、空中を飛ぶ電波をキャッチするテレビアンテナとは異なる特性を持っています。
今回の記事では、そんな「アンテナ工事」と「ケーブルテレビ」のコストや特徴、メリット・デメリットを徹底的に比較し、どちらがどの面でどのように優れているのか、分かりやすく解説していきます。
後半では、それぞれを検討するうえでの注意点はについても補足していきますので、すでにどちらかの設置が決まっているお客様もぜひご一読ください。
目次
テレビアンテナとケーブルテレビの違い
まずは費用面を比較する前に、テレビアンテナとケーブルテレビの具体的な違いについてご紹介します。
なぜなら、価格だけ比較していると「具体的に検討したらアンテナしか設置できない地域だった」「ケーブルテレビが良さそうだったけど希望する番組はアンテナでも見れた」など、後悔してしまう可能性があるからです。
細かな基礎知識から丁寧に説明しますので、ご自宅の状況を思い浮かべながらご覧ください。
そもそも「アンテナ」って?
アンテナとは、地デジや衛星放送の電波を受信するための機器のことです。
地上デジタル放送を見るための「地上波デジタル放送用アンテナ」と、BS/CS放送・4K/8K放送のための「衛星放送用アンテナ」の2種類に分かれています。
どちらも屋根やベランダなどにアンテナ本体を設置し、電波塔から空中を飛んでくる放送用データを受信し、テレビで映像を再生する仕組みです。
地上波デジタル放送用アンテナの注意点
地上デジタル放送を視聴するために必要なアンテナで、これがないとバラエティやニュースなどあらゆるテレビ番組を視聴することはできません。
八木式アンテナやデザインアンテナなど、設置場所や形状に応じてさまざまな種類があることが特徴です。
なお、マンションやアパートなどの集合住宅では「共同アンテナ」という一括受信タイプのアンテナが設置されており、個人的に地デジアンテナを設置する必要は基本的にありません。
オススメのアンテナについては「主婦目線で選ぶおすすめアンテナとは!選び方のポイントを解説」の記事を参考になさってください。
衛星放送用アンテナの注意点
衛星放送用アンテナは別名「パラボラアンテナ」ともよばれる、人工衛星経由のBS/CS放送や4K/8K放送を受信する、お椀型のアンテナです。
宇宙にある人工衛星から直接電波をキャッチするため向きや確度が細かく決まっているほか、地デジアンテナと同時に工事をすると割引がきくことが多いことも特徴です。
衛星放送では近年高精細の4K/8K放送がスタートして注目が高まっています。
詳細は「地デジアンテナの4K・8Kアンテナの選び方とは?視聴方法やアンテナの購入場所、導入方法なども解説」の記事を参考になさってください。
「ケーブルテレビ」ってどんなシステム?
「ケーブルテレビ」とは、直接専用のケーブルによって各家庭へとテレビ電波を送信する仕組みのことで、月額利用料を支払えばアンテナ不要で番組を視聴できるシステムです。
電波は直接ケーブルを通って自宅のテレビへ届くため、電波障害や弱電界地域などのアンテナが設置できない地域でも、地上デジタル放送・衛星放送を視聴することができます。
ケーブルテレビの注意点
ケーブルテレビは基本的に自分で契約・開通工事を行う必要があるため、まずは自分の地域にケーブルテレビ会社があるのかを確認しましょう。
例えば、全国展開しているJ:COMのほか、地方のケーブルテレビでは東京都のイッツコムなどが有名です。
もしお住いの地域にケーブルテレビ会社がない場合は、残念ながらケーブルテレビを利用することが出来ませんのでご注意ください。
またケーブルテレビ会社では地デジ・衛星放送のほかに、固定電話やインターネット、ガスや電気などのインフラなどを同時契約できるケースが増えています。
割引などが多いメリットはあるものの、契約が複雑になりすぎないように気をつけましょう。
「光回線」とはどう違うの?
ケーブルテレビとよく似たサービスとして、「光回線」があります。
光回線もケーブルテレビと同様、インターネット回線の併設ができることが似ているポイントです。
また、電話回線を併設できない代わりに、インターネット回線の安定性や高速性に関しては、ケーブルテレビで設置できるものを大きく上回っています。
ただし、光回線は大都市などの一部地域でしかサービスが提供されていない場合が多く、全国的に普及しているケーブルテレビと比較すると、どうしても導入しづらいことが欠点です。
また、後述する「ケーブルテレビのコスト」においても解説しますが、光回線は「月々の利用料が発生する」ため、利用期間が長ければ長いほどトータルコストが高くなってしまうので注意してください。
もっとよく知りたい方は、「アンテナなしでテレビ視聴可能!光回線とケーブルテレビを解説」の記事をご覧ください。
アンテナ工事とケーブルテレビはどっちが安いの?
さて、テレビアンテナとケーブルテレビの基礎知識を確認したところで、実際に「トータルで掛かるコストはどちらの方が安いのか」をみていきます。
このとき、ただ単に初期費用をみるだけではなく、アンテナの寿命である10〜15年にかかるトータルコストを考慮して比較していくことが大切です。
ここではそれぞれアンテナとケーブルテレビにどういったメリット・デメリットがあるかにも触れながら解説を進めていきますので、ひとつづつ確認していきましょう。
アンテナ工事にかかるコスト
衛星放送の有料契約は例外ですが、アンテナは基本的に電波受信料のような継続した利用コストが発生しません。
アンテナ本体の寿命である10〜15年間は、アンテナの設置工事の際の依頼料約16,500円〜90,000円のみでテレビを視聴することができます。
また、定期点検や設置工事時にあらかじめ適切な対策手段を講じておけば、故障・修理代の発生を未然に防ぐことが可能です。
アンテナの持つメリット・デメリット
テレビは毎日視聴するものなので「月々の利用料が掛からない」のは大きなメリットでしょう。
しかしケーブルテレビと比較を行った際のデメリットとしては、やはり「屋外に設置するため故障することがある」点が大きいです。
ケーブルテレビや光回線も絶対故障しないというわけではなく、まれにケーブルが断線してしまったり、放送データの送信システムの上でトラブルが発生してしまい、テレビの視聴が困難になってしまうケースも存在します。
しかし、それらのトラブルよりも屋外に設置するアンテナの故障の方が発生しやすく、地域によっては毎年シーズンのある「台風」や「大雪」の後などは、機種にもよりますが特に修理が必要になってしまいがちですので注意してください。
アンテナの新設工事については「アンテナ工事はいくら必要?費用相場や安く業者に依頼するコツを徹底解説」に詳しくまとめています。
また、アンテナ修理にかかる費用相場については、「アンテナ修理の価格相場をまるごと解説!故障例ごとの費用を一挙紹介」の方で詳しく解説していますので、こちらに関してもあわせてご覧ください。
ケーブルテレビにかかるコスト
ケーブルテレビは、工事費用のほか、月額利用料の4,000円から7,000円のランニングコストがかかります。
基本的にこの価格は変動しないものの、WOWOWなどの一部有料チャンネルは別途費用が必要なほか、契約内容変更ごとに事務手数料約3,000円が必要なサービスもあるため、総額がいくらになるのかはよく確認しなければなりません。
また、ケーブルテレビ会社の方針にもよりますが、インターネット回線や電話回線を併設した場合、セット割りで各種料金が安くなることもあります。
ケーブルテレビのメリット・デメリット
ケーブルテレビは多彩な有料チャンネルを視聴できるメリットがありますが、月々の利用料が発生し続けるデメリットがあります。
一般家庭でのテレビ視聴はずっと続くため、キャンペーン等でどれだけ設置費用が安くなったとしても、トータルコストは高額になりがちです。
例外としてマンションやアパート等の賃貸住宅で、数ヶ月から数年ほどの短期間の使用であればお得になるケースもあります。
ただし、ケーブルテレビ会社によっては10,000円から20,000円ほどの解約金が発生する可能性があるほか、公共料金等をまとめていると書類手続きが複雑な場合もあることをおぼえておきましょう。
トータルコストはケーブルテレビよりもアンテナが安い!
ケーブルテレビとアンテナを比較した場合、トータルコストの安さではアンテナに軍配が上がります。
ケーブルテレビは月々の利用料金のほか解約金も発生するため、「いろいろなチャンネルを楽しみたい」「電波状況に邪魔されず快適にテレビを見たい」といった強い要望がない限りは、アンテナを設置しておくとよいでしょう。
また、賃貸の場合などは「アンテナは設置すると引っ越しの場合に捨てることになるのでは?」とお考えの方も多いのですが、機種によっては新しい家に移設することも可能です。
アンテナの移設工事について、詳しくは「引っ越しでアンテナ工事を安く済ますには?新設か移設かをお得に選ぶコツを紹介」をご覧ください。
アンテナ工事は「アンテナ専門業者」に依頼しよう
アンテナの取り扱いには専用の資格が必要とされていないこともあり、ホームセンターやハウスメーカー、町の電気屋さんなどをはじめ、アンテナ工事は実にさまざまな業者が依頼を請け負ってくれます。
その中でも、アンテナ工事は設置工事・修理工事を問わず、「アンテナ専門業者」に依頼をすると確実であり、各種料金も安く済むことが多いです。
アンテナ専門業者とは、アンテナ工事のみに特化した工事業者のことです。
専門知識や技術に長けているほか、パーツの大量発注を行っているため依頼料が安く、保証が長い、火災保険などの対応に慣れているなどの特徴があります。
アンテナ工事をどの業者にいらいするかは「価格優先の業者選び!アンテナ工事を安く済ませる方法」の記事を参考になさってください。
アンテナ工事とケーブルテレビはどっちが安いの?まとめ
今回の記事では、アンテナとケーブルテレビではどっちが安いのかについて、メリットやデメリット、注意点なども含め、さまざまな観点から比較をしつつ解説していきました。
結論としては、10〜15年間のランニングコストを考慮すると、ケーブルテレビよりテレビアンテナのほうがお得です。
アンテナ設置工事は約16,500円〜90,000円ほどかかりますが、15年で割ると月々100円以下の利用料金しかかかりません。
その一方、ケーブルテレビはセット割引等で利用料金が安くなる場合もありますが、一か月ごとに発生する4,000円から7,000円ほどの使用料が積み重なり続けるほか10,000円から20,000円ほどの解約金も発生します。
アンテナはケーブルテレビより故障率が高く、設置に関しても機種や環境によってはオプション工事が必要となり、コストが上昇してしまう懸念もありますが、基本的には設置・修理費用のみで利用可能です。
もし「いろいろな番組を楽しみたい」「自宅のある地域ではアンテナ設置が難しい」などの特別な事情がない場合は、コスト面ではアンテナを選択するほうがお得といえるでしょう。
アンテナとケーブルテレビのどちらが良いかわからず迷っていたり、アンテナ工事に不安がある方は、まずアンテナ専門業者の「地デジやドットコム」にお問い合わせください。
プロとしてさまざまなアンテナを工事・修理してきたノウハウから、ご自宅に設置する最適なアンテナや、ケーブルテレビとどちらがお得かなどを試算するお手伝いをいたします。
地デジやドットコムでは年中無休でお問い合わせを受け付けておりますので、快適にテレビを視聴するためにもまずはいちどご相談ください。