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町の電気屋さんにアンテナ修理を頼む時の注意点とは?他の業者のメリット・デメリットと比較しつつ解説
アンテナ修理を請け負ってくれる依頼先は数多く存在していますが、その中でも最も身近である業者が、今回の主題となる「町の電気屋さん」です。
この「町の電気屋さん」は、すべての店舗が電気工事を行うのに必要となる資格を有しており、電気に関わるもの全般に対する何でも屋のような側面を持っています。
本記事では、そんな「町の電気屋さん」にアンテナ修理を依頼するにあたって、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて、他の業者と比較をしながら解説していきます。
また、町の電気屋さんにアンテナ工事を依頼する上での注意点や、町の電気屋さんにしか見られない特徴などに関しても詳しく掘り下げていきますので、実際に依頼を考えているお客様はぜひ最後までお読みください。
目次
「町の電気屋さん」ってどんな業者?
「町の電気屋さん」は、地域密着型の経営体制を取っていることがほとんどであるほか、系列店をあまり持たず、個人経営店が多いといった特徴を持っています。
普段から「電気屋さん」の名の通り、家電製品の販売や点検・修理、資格が必要となる電気工事等、とにかく電気に関わる仕事へ携わっており、アンテナ工事やそれに関連した配線工事も同様に依頼することが可能です。
次の項では、この「町の電気屋さん」が持っている特有のメリットとはなにか、各項目別に細かく見ていきましょう。
「町の電気屋さん」に依頼するメリット
ここでは「町の電気屋さん」にアンテナ修理を依頼するメリットについて、それぞれ4つの要素に分けつつ解説していきます。
どれも他の業者に依頼する場合には発生しづらい、町の電気屋さん独自のメリットと言えるものばかりですので、比較検討する際に忘れてしまわないようによく覚えておきましょう。
①駆けつけるまでが早い
住宅街の近くに店舗を構えていることの多い「町の電気屋さん」は、施工現場までの距離が物理的に近いため、結果として工事に駆けつけるまでが非常に早く、フットワークが軽いことが特徴として挙げられます。
また「家電量販店」などに見られがちな、下請け業者を介して工事を請け負うケースとは異なり、直接依頼や相談ができる点も見逃されやすいですが確かなメリットです。
当然ながら、町の電気屋さんの店員が直接工事を行ってくれるため、仲介手数料が発生して依頼料が割高になることはありません。
②地域特有の電波事情に詳しい
地域に密着した経営を行っているがゆえに、その地域の中でもどこが受信する電波の弱い「弱電界地域」で、どこが電波の強い「強電界地域」かも知っている場合が多く、その地域特有の電波事情に詳しい傾向にあります。
業者側が現地の電波状態をしっかりと把握していた場合、電波受信感度の足りないアンテナ機種をそのまま設置してしまい、画面上にノイズが生じてしまう・画面が映らず視聴そのものができないといったミスはまず起こらないので安心です。
設置するアンテナが、その地域の電波状態に対して適切であるかどうか、電波受信感度の底上げを行うためのアンテナ関連機器「ブースター」が必要かどうかの判断がきちんと出来るという点は、工事の確実性を底上げしてくれるため大きなメリットです。
③地域特有の気候条件に詳しい
実際にその地域で経営をしてきているため、起こりやすい自然災害や、それに伴って発生する各種被害についても十分に把握している可能性が高く、修理の際に適切な対策を施してくれる期待度も同様に高いです。
「とりあえず不調が直ればいいや」と、対策にかかる出費を渋ってしまう人も中にはいますが、適切な対策の有無は、次回の損傷発生率に大きな影響を与えます。
目先の費用カットよりも長い目で見た上での安心を取りたい場合は、必ず修理と一緒に適切な対策を施してもらうよう心がけましょう。
④他の電化製品の不調も診てくれる
アンテナの不調を直してもらう際に、調子が悪い電化製品や、不安のある配線系統なども一緒に診てもらえるため、単純に複数の業者を手配する手間が省けます。
4つ目に関しては、電気における何でも屋とも言える「町の電気屋さん」だけが持つ、いわば独自のメリットでしょう。
「町の電気屋さん」にアンテナ修理を頼む時の注意点
ここまではあくまで「町の電気屋さん」が持っているメリットにのみ注目し、解説を行うという形を取ってきましたが、「町の電気屋さん」はメリットだけではなく、デメリットや注意点というのもいくつか抱えています。
この章では「町の電気屋さん」にアンテナ修理を依頼する際には、どういった点に注意すべきであるのかについて、それぞれ項目別に詳しく解説をしていきます。
町の電気屋さんに対し、実際にアンテナに関する依頼をしようと考えているお客様は、注意点、ならびにデメリットも参考にしたうえで最終判断をしてください。
①アフターサービスに不安がある
「アフターサービスに不安がある」理由としては、大きく分けて「後継者問題」と「店主の高齢化」といった2点が挙げられます。
「後継者問題」というのは、文字通り店を継いでくれる後継者が見つからず、アフターサービスを適用してもらうよりも早く店が廃業になってしまう可能性があることです。
「店主の高齢化」が深刻化してしまっても同じ結果になりますが、仮にそのまま店を続けていたとしても、足腰の老化によって高所作業が危険になり、屋根上におけるアンテナに対する依頼を断られてしまう懸念が高まってしまいます。
②アンテナの専門家というわけではない
「町の電気屋さん」は、あくまでアンテナに関しても取り扱えるといっただけで、知識の豊富な専門家ではありません。
「必要な部品や専用機器・知識を持ち合わせていないため、複雑な故障の修理を断られる」というケースも十分に考えられます。
そのため、どんな不具合も直せるわけではないことは、常に念頭に置いた上で依頼するようにしてください。
また、アンテナに関する知識のアップデートがされていなかった場合は、最新式のアンテナ機種である「ユニコーンアンテナ」を取り扱えない可能性が出てきますので、それに関しても同様に注意が必要です。
③依頼料が割高になってしまうことがある
「町の電気屋さん」はいつもアンテナ工事用の部品を、それも大量に取り揃えているわけではありません。
パーツが無かった・足りなかった場合には、専用の追加発注が必要になってしまう上、パーツの少数注文はコストカットがしづらいため、依頼料も割高になってしまいがちです。
また、注文したパーツが届くまでは修理ができませんので、金銭的にも時間的にもロスが生じてしまうと言えます。
④依頼から施工開始までに時間がかかる場合がある
台風の通過後や、落雷被害の発生後のような「修理の殺到しやすい期間」は、町の電気屋さんのさばき切れる量をオーバーしてしまい、仮に依頼が通ったとしても順番待ちになってしまう可能性が高いです。
これは、あくまで町の電気屋さんの店員数は「ホームセンター」の設置作業員や「アンテナ専門業者」の技術者と比較すると、非常に少ない傾向にあることが深く関係しています。
「親身に対応してくれる少数精鋭」というようなイメージがつきがちですが、あくまで対応できる依頼量に関しては、他の業種と比べてもかなり低いので要注意です。
アンテナ工事を依頼できる業者一覧
今まで解説してきた「町の電気屋さん」以外にも、実にさまざまな業種がアンテナ修理依頼を請け負ってくれます。
ここではそんなアンテナ修理依頼を引き受けてくれる業種について、町の電気屋さんとメリット・デメリットを比較しつつ解説していきます。
また、依頼するにあたって事前に把握しておきたい注意点に関しても、同様に詳しくご説明していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
家電量販店
この「家電量販店」は、基本的にはアンテナ本体・アンテナ関連機器の販売店の一種に過ぎませんが、下請け業者を仲介する形ではあるものの、アンテナ工事依頼も承ってくれます。
仲介してくれる下請け業者は、購入したアンテナや、アンテナ関連機器の取り付けに必要な技術は一通り持ち合わせているため、工事にはある程度の安心感が確約されています。
注意点
仲介手数料が発生してしまうため、どうしても依頼料金が割高になってしまいやすいです。
また、手配・やり取りは簡略化されるため便利ではありますが、業者との意思疎通に関しても提携先である家電量販店を挟まなければならないので、途中から依頼内容の変更を加えたい場合などには時間を要してしまいます。
加えて、事実の上では家電量販店と下請け業者の2社に依頼をしていることになっているため、工事の責任の所在もあいまいであることが多く、保証書は基本的には発行されないといった点にも注意が必要です。
ホームセンター
ホームセンターでは購入した商品を「家電量販店」などと同じく、そのまま下請け業者へ施工依頼を出すことができます。
また、販売している商品に対しては一定の知識を持っており、工事の確実性もある程度担保されている点も好印象です。
ただし、店舗によっては下請け業者を雇っている場合もありますので、そういったケースに関しては家電量販店と同様のメリット・デメリットが発生することに注意しましょう。
注意点
値下げされやすいアンテナ本体の価格と、工事の依頼にかかる料金を分けて表記していることが多く、アンテナの購入価格単体は安くとも、依頼料と合算してみるとそれほど安価ではないといったケースが時折見られます。
依頼料が安くはない関係上、アンテナ本体の値段が下げられていないと完全に必要費用が割高になってしまうため、依頼を考える際にはアンテナの価格が相場から見てどれくらいか、きちんと把握して比較することが大切です。
アンテナ専門業者
「アンテナ専門業者」は、名称の通りアンテナ工事に事業を特化させたアンテナの専門家で、高い工事スキルを持っています。
工事の確実性が高いほか、アンテナ関連部品の大量発注によるコストカットも実施しており、依頼料は他の業種と比べて安く抑えられていることが多いです。
また、アンテナ専門業者に設置工事を依頼した場合、次回故障した際に利用できる「保証書」を手渡してくれることが多く、長い目で見てもお得です。
「保証書」に関する詳しい情報については、別記事「アンテナ修理費を安くしたい!故障前や依頼時に意識すべきポイントを伝授」の中で、専用の項目を設けた上で解説を行なっています。
https://chideji-ya.com/attention/howto_costsdown2023/
注意点
基本的に、日本各地を広くカバーしていますが、一部対応していないエリアがあります。
またアンテナ専門業者の多くはネットでのみ宣伝を行なっており、自分からネット検索をかけない限り、業者にたどり着けない点は明確なデメリットです。
アンテナ専門業者の選び方については、別記事「アンテナ工事の口コミはホント?業者の選び方や騙されないポイントを解説」にて詳細に解説していますので、こちらもあわせてご覧ください。
https://chideji-ya.com/attention/anthena_kuchikomi2022/
「町の電気屋さん」にアンテナ修理を依頼する時の注意点まとめ
今回の記事では、アンテナ工事を取り扱う数ある業種の中でも「町の電気屋さん」に着目した上で、依頼する際にどのような注意点があるのか、他の業者と比べてどういったメリット・デメリットがあるのかについて解説しました。
町の電気屋さんへの依頼は、地域特有の事情をしっかり把握していること・住宅街の近くに店を構えているため、駆け付けるまでの距離が物理的に短いことなどがメリットです。
しかし、台風通過後等のアンテナ故障が多発しやすい時期は、依頼してもキャパオーバーを理由に断られる恐れがあり、仮に良質なアフターケアを約束されたとしても、後継者が見つからず廃業・高齢化して一部作業ができなくなる不安が残ります。
「地デジやドットコム」は、アンテナ工事歴20年の代表に率いられたアンテナ工事のプロフェッショナルです。
台風通過後や落雷被害の発生後といったアクセスの集中しやすい時期でも、余裕を持って対応することが可能です。
また緊急のアンテナ故障・修理に関しましても、365日24時間対応しております。
アンテナに関するお悩みは、気軽に「地デジやドットコム」までお気軽にお声かけください。