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新築住宅のアンテナ工事費用はいくら?新規導入に必要な施工や価格相場をまとめて解説

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新築住宅のアンテナ工事費用はいくら?新規導入に必要な施工や価格相場をまとめて解説

新築住宅のアンテナ工事とは切っても切れない関係にあるのがテレビです。

内閣府による「消費動向調査(2022年3月実施分)」のデータ上では、日本国内におけるテレビの総世帯普及率は約93パーセントであると結論付けられています。

このテレビに関する総世帯普及率については、年々ほんの少しずつ低下を見せているものの、現在でも9割以上を維持し続けており、今でも「家を建てたらテレビを設置しよう」といった感覚はそのままです。

そこで今回の記事では、新築住宅に対する新規のアンテナ設置工事にはいったいどれくらいの費用が必要なのか、新規導入に必要となる施工や、工事自体の価格相場にも触れつつ解説していきます。

解説を進めていくにあたって、新築住宅との相性が良くオススメできるアンテナ機種についてや、重要なアンテナ関連機器についても同様に詳しく説明していきますので、ぜひ最後まで一読ください。

新築住宅のアンテナ設置工事にはいくらかかるの?

新築住宅のアンテナ設置工事にはいくらかかるの?

前提として新築住宅に対するアンテナ設置工事費用は、どのアンテナ機種を導入していくか、どういったアンテナ関連機器が必要であるか等によって大きく変化します。

次の項目ではまず先に、アンテナに関するプロフェッショナルであるアンテナ専門業者のうちの一社、弊社「地デジやドットコム」の視点から見てオススメできる、新築住宅と相性の良いアンテナ機種についてご紹介していきます。

また、アンテナ機種のご紹介が終わった後には、新築住宅に対するアンテナの新規導入に際し、必要となりやすい「アンテナ関連機器」について解説していきますので、二つともあわせてご覧ください。

新築住宅にオススメのアンテナ機種4選

新築住宅にオススメのアンテナ機種4選

新築住宅に対する導入がオススメできるポイントは「価格」や「デザイン性」、「導入しやすさ」と非常にさまざまである上に、お客様が何を重視したいかによっても大きく変化のあるものです。

ここではアンテナ機種がそれぞれどういった観点で優れているか、オススメできるかを明らかにしつつ、導入する上での注意点に関してもあわせて解説を行なっていきます。

またアンテナ機種の本体値段や、本体値段に工事料金を合わせた依頼料の価格相場に関しても記載していきますので、導入したい機種がいったいいくら程か照らし合わせながらご覧ください。

デザインアンテナ

「平面デザインアンテナ」ならびに「デザインアンテナ」は、縦に長い箱のような形状をしたアンテナ機種です。

一見するとテレビアンテナというよりも、ガスのメーターなどに似ているといった外見的特徴を持っています。

メリット

そのシンプルでまとまったデザインは、昨今の主流である洋風の新築住宅の景観を損ねにくく、壁面に貼り付けることができる関係上、設置場所に困ることも少ないです。

また、新居の景観を崩しにくい・アンテナとして目立ちにくい・設置場所に困りにくいといった要素の他にも、デザインのシンプルさゆえに「自然災害で損傷しにくい」というメリットも持ち合わせています。

損傷のしにくさは、そのまま故障・修理費発生の抑制へと繋がっていきますので、デザインアンテナは長期運用する際に「お得さ」を発揮するアンテナ機種とも言い換えることができます。

注意点

アンテナ本体の価格相場に関しては5,000円から12,000円ほどですが、アンテナの本体価格と依頼料を足した相場は最低22,000円から59,000円と、最安値のアンテナと比べて高額になってしまう可能性があります。

また、電波量の不十分な「弱電界地域」での設置であった場合、受信した電波を増幅させるためのアンテナ関連機器「ブースター」の導入が必要なケースもあります。

「ブースター」の設置には、相応の追加施工料金が必要ですので、工事に対する予算とよく相談しましょう。

デザインアンテナの電波受信感度に関する解説は、別記事「デザインアンテナは弱電界地域でも大丈夫?基本から応用までプロが解説」でも行なっていますので、デザインアンテナの導入をお考えのお客様は、ぜひ一度ご覧ください。

https://chideji-ya.com/attention/jakudenkai/

ユニコーンアンテナ

この「ユニコーンアンテナ」は、マスプロ電工が開発した最新型のテレビアンテナです。

ポール型をした支柱の上に、円柱状のアンテナ受信部分を備えるという、スタンドマイクに似た形状となっています。

メリット

このユニコーンアンテナは、台風に伴う強風の影響や、鳥のフンによる汚損被害を受けづらく、故障のしづらいアンテナとして仕上がっています。

また、支柱を伸ばすことによって、電波受信に最適な高度を確保できるため、電波を増幅させるアンテナ専門機器「ブースター」を併設せずとも、単体のみで運用できるケースが多いです。

ポールと円柱のみで構成されているため目立ちにくく、ベランダのわずかなスペースにも設置できる等、非常に長所が多いことからも、高い水準でバランスの取れたアンテナ機種であることは明らかです。

注意点

本体価格は8,000円前後が相場となっており、ユニコーンアンテナの設置依頼と合わせると33,000円から40,000円と少々高価になります。

またこのユニコーンアンテナは、冒頭で説明をした通り、数ある機種の中でも最新の機種ですので、アンテナの取り扱いを専門としていない業者には設置・修理ができない可能性があり、注意が必要です。

メリットが被りがちなデザインアンテナとの比較・解説は、別記事「デザインアンテナとユニコーンアンテナの違いとは?特徴や費用などを徹底比較!」においても行なっておりますので、こちらに関してもあわせてご覧ください。

https://chideji-ya.com/attention/design_unicornchigai2022/

八木式アンテナ

「八木式アンテナ」は、アンテナ本体価格の安価性、ブースターを必要としづらい電波受信感度の高さといった二つを両立させた、コストパフォーマンス性に優れるアンテナ機種です。

メリット

本体価格の相場は1,300円から10,000円、施工依頼料を含めた価格相場も16,000円から30,000円ほどと、他のアンテナ機種と比べても圧倒的な安価をほこっています。

また、この八木式アンテナは日本国内において最も設置台数の多いアンテナ機種としても知られており、普及率が高いことから、アンテナを専門としていない業者でも扱いに手慣れている点も長所のひとつです。

注意点

大きな魚の骨のような形状をしていることから、風を集めやすいため強風に弱く、野鳥がとまってしまって発生する「鳥害」の被害にも弱いです。

導入コストこそ安くつきがちですが、他のアンテナ機種と比べて故障が発生しやすいため、長期的な運用を行う場合、なにかとコストがかかってしまうことが多い点には注意しましょう。

また、設置場所に関しても屋根の上以外に選択肢が少なく、その無骨な形状から建物の景観を崩してしまいやすい点もマイナスポイントです。

室内アンテナ

多種多様なアンテナ機種の中でも最も安く、1,000円から7,000円ほどで購入できる点が「室内アンテナ」最大のメリットです。

また低価格といった要素以外にも、「設置工程に業者を必要としない」「購入者だけで簡単に設置を行うことができる」という、室内アンテナ独自の特徴も持ち合わせています。

アンテナ本体を設置してコード類を繋ぐだけで導入完了となるものもあり、製品によりますが大体の場合、設置作業には30分も必要ありません。

注意点

「設置すること」自体は業者を頼らずとも可能としていますが、届けられている電波の強弱に関しては、業者の持っている業務用の電波測定器が無ければ測ることができません。

室内に設置する関係上、設置場所は電波の強い「強電界地域」に限定されます。

万が一、電波の不足した地域に設置をしてしまうと、室内アンテナの導入にかかったコストが全て無駄になってしまうため安定性のある選択肢とは言いがたく、それ相応のリスクがある安さであることには十分注意するようにしてください。

アンテナを設置する場所がどの電界地域に属し、ブースターやアッテネーターの導入が必要かは「テレビアンテナの強電界地域と弱電界地域とは?特徴と調べ方を解説」にて解説しています。

https://chideji-ya.com/attention/%e3%83%86%e3%83%ac%e3%83%93%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%83%86%e3%83%8a%e3%81%ae%e5%bc%b7%e9%9b%bb%e7%95%8c%e5%9c%b0%e5%9f%9f%e3%81%a8%e5%bc%b1%e9%9b%bb%e7%95%8c%e5%9c%b0%e5%9f%9f/

アンテナを新規導入する際に必要な施工

アンテナを新規導入する際に必要な施工

ここでは、アンテナ機種の次に重要となる「アンテナ関連機器」について、それぞれ項目分けをしつつ詳しく解説していきます。

今回は、さまざまな種類のあるアンテナ関連機器の中でも「ブースター」「アッテネーター」に加え、2台以上のテレビを設置する場合には必須となる「分配器」の3つをご紹介します。

導入する必要のあるケースや、購入・設置にかかる価格相場なども交えつつ解説を行なっていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

弱電界地域には欠かせない「ブースター」

アンテナの仕組みは基本的に受信した電波を増幅させた上でケーブルに送り、テレビに映像として映すといった方法を取っています。

この時、電波の増幅量が少なかったり、電波塔などから飛んでくる電波そのものが微弱であった場合、テレビに送られる量も不足してしまい、ノイズの発生・視聴不可といったトラブルに見舞われてしまいます。

そんな問題を解決するためのアンテナ専門機器が「ブースター」です。

価格相場は5,000円から40,000円と、性能に応じて大きな開きがある「ブースター」ですが、その機能は「アンテナの電波増幅量を底上げする」という一点で共通しています。

届けられる電波の弱い「弱電界地域」では欠かすことの出来ない存在です。

また、落雷が発生した際に故障する可能性があり、そのメカニズムに関しては別記事「落雷のアンテナ修理は火災保険で!停電後にテレビが映らない原因や故障対策も」にて解説を行なっていますので、詳しくはこちらをご参照ください。

https://chideji-ya.com/attention/lightning_antenna2023/

強電界地域で必要な場合がある「アッテネーター」

受信した電波の増幅を手助けする「ブースター」とは対照的に、受信電波の減衰を補助してくれる役割を持っているのがこの「アッテネーター」です。

新しめのテレビ機種であれば、テレビ本体にアッテネーターに相当する電波減衰機能が備わっている場合も多いのですが、古い機種ともなると機能が搭載されておらず、過剰な量の電波をダイレクトに受け取ってしまう危険性があります。

適正量を超えた電波の流入は、「ブロックノイズ」の発生を誘発しかねません。

気になる価格相場は1,000円から4,000円ほどと、ブースターと比較すると安価に買い求めることが可能です。

しかし扱っている業者も減少傾向にあるため、相談先を選ぶ可能性がある点には注意が必要です。

2台以上のテレビを導入する場合に必要な「分配器」

「分配器」とは、複数以上のテレビにアンテナで受信した電波を分配するためのアンテナ専門機器です。

テレビを一台しか使用しない場合には必要ありませんが、「将来テレビを増やすかもしれない」といったお客様に関しては、アンテナの設置工事を行う際にあらかじめこの「分配器」の導入を済ませておくと安心です。

価格相場は100円から17,000円ほどと、かなり振れ幅が激しくなっています。

短期間のみの使用に留まるのであれば、100円ショップに売っている安価なものでも済む場合がありますが、安すぎる廉価品は基本的にはオススメしません。

新築住宅のアンテナ工事費用まとめ

新築住宅のアンテナ工事費用まとめ

今回の記事では、新築住宅に対して新規でアンテナ設置工事を行う場合を想定した、各種費用の相場について解説していきました。

各種相場は依頼先である業者、アンテナの種類、アンテナ専門機器の種類により大きく変わるというのがまとめですが、参考までに「デザインアンテナ」の設置工事費相場は22,000円から59,000円、「ユニコーンアンテナ」の相場は33,000円から40,000円ほどかかります。

また、複数台のテレビの導入を行うのであれば、相場価格では100円から17,000円ほどのアンテナ専門機器「分配器」を設置しなければならず、電波の弱い「弱電界地域」での設置であれば、相場価格5,000円から40,000円である「ブースター」の導入が必要です。

弊社「地デジやドットコム」では、デザインアンテナ取付プランを22,000円から承っております。

各種有料放送を視聴するための衛星放送用アンテナと、一般的な地上波放送を観るためのデザインアンテナの同時設置工事につきましても、44,000円よりご依頼を請け負っております。

新居お引越しに際するアンテナ工事も、地デジやドットコムにお任せください。

 

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