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八木式アンテナの失敗を紹介!みんなの経験に学ぶアンテナ工事

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テレビアンテナとして一般的に広く普及している八木式アンテナは、シンプルな構造であることから本体価格が安く、コストを低く抑えることができるアンテナです。

しかし、多くの家庭で使っているから、もしくは安いからという理由だけで八木式アンテナを選択したところ、設置した後になって後悔する事例が少なくありません。

実際、地デジやドットコムにも日々多くの相談が寄せられており、それぞれのお客様の問題解決をするべく支援させていただいております。

この記事では、八木式アンテナ工事の失敗を別のお客様が繰り返さなくて済むように、皆さんの経験や事例をご紹介させていただきます。

また以前には、デザインアンテナの失敗についてもご紹介していますので、合わせてご一読ください。

https://chideji-ya.com/blog/attention/%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%8A%E3%81%A7%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%81%97%E3%81%9F%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%82%92%E7%B4%B9%E4%BB%8B%EF%BC%81%E5%85%AB%E6%9C%A8%E5%BC%8F/

八木式アンテナで失敗したと感じること

昔ながらの八木式アンテナは、性能が安定しており、安く工事を完了させることができるので優秀なアンテナですが、八木式アンテナを選んだことで失敗したと感じる方は一定数おられます。

ここでは、八木式アンテナを選んで失敗したと感じられている皆さんの声のなかから、代表的なものを3つ挙げて解説いたします。

安さを重視して選んでしまった

日本で全国的に普及している八木式アンテナのもっとも魅力的な点は安価に設置できる点です。しかし、安価であるというだけで選択をすると後から後悔する可能性があります。

なぜなら、アンテナ工事で考えなければいけないことは、工事費用だけでなく、自宅のある周辺環境の電波の強さや設置後のアンテナがさらされる状況などもあるからです。

地上3メートルから10メートルの高さに設置することによって、地上デジタルテレビ放送の電波を受信することが可能な八木式アンテナは、多くのご家庭では屋根の上に設置されています。

このため、鳥がアンテナの上に止まりやすく、フンなどを撒き散らす鳥害に遭うことが報告されており、設置場所周辺が汚れて衛生環境が悪くなってしまいます。

雨が降ればフンなどが排水溝を通って家の周りに広がってしまうこともあるため、屋根の上だからと安心してはいられません。

また屋根上に設置されているアンテナのメンテナンスは、自分では実施しにくいだけでなく、メンテナンスの際にバランスを崩して地面に落ちてしまうなど、ケガの危険性もあります。

ただ、アンテナは特に問題なければ10年以上はメンテナンスが無くても使用できるので、多くの場合にはメンテナンスを行わずにアンテナ交換をされることが多いです。

台風によって折れ曲がってしまった

屋根の上に八木式アンテナを設置すると雨風に晒されることになるため、台風や豪雪などによってアンテナマストと呼ばれる支柱が倒れてしまったり、アンテナ自体が折れ曲がってしまうことがあります。

最近の八木式アンテナは改良が進み、強度が高くなっていたり、軽量化されていたりするため、昔ほど転倒するリスクは減っているのですが、強い台風では物理的なリスクを避けられない点は注意が必要です。

アンテナが折れたり、マストごと倒れるだけであれば、アンテナ自体を買い換えたり、マストを戻すことで対応可能ですが、もっと気をつけなければならないのは、倒れたり折れたアンテナが屋根にダメージを与えることです。

実際に、台風によって倒れたアンテナが屋根を剥がしてしまい、雨漏りを引き起こしてしまったというご意見がありました。

屋根の損傷の修繕費用は高額のうえ、雨漏りによる染みや建物への被害も修繕するとなると費用が高くなってしまいます。

自宅の外観を損なってしまう

電波を受信する性能に長けている八木式アンテナは、構造上「魚の骨」のような形をしています。

素子と呼ばれる短い骨の部分を増やすことで、TVの受信電波が弱い地域であっても感度を良好に保つことができるのですが、素子を増やすほどアンテナが大きくなります。

八木式アンテナは屋根の上に設置されることが多いので、外から見たときに目立ってしまうことが避けられません。

このため、注文住宅やデザイナーズ住宅など、見た目にこだわって自宅を建築された方にとっては、外観を損なってしまったと感じられる方もおられます。

軒下などの目立たない場所に八木式アンテナを設置させていただく場合もありますが、家の構造であったり、周辺の電波状況が良好であるなど条件が難しく、八木式アンテナを目立たずに設置可能なお宅は限られています。

八木式アンテナの工事で気を付けるべきこと

屋根上の設置が基本である八木式アンテナは、高所での作業に慣れていない方が行うとケガをしたり、電波を良好に受信できなかったりするため、アンテナ工事業者に依頼をするのが一般的です。

ただ、「工事業者に任せて終わり」ではなく、アンテナの取り付けで失敗しない工事を行うために、気を付けるべきポイントを押さえておく必要があります。

アンテナ工事を依頼する際に注意するべきポイントについてご紹介いたします。

実績のあるアンテナ工事業者に発注

アンテナ工事業者に発注するのであれば、まず業者選びをする必要があります。

このとき、八木式アンテナの工事に関して、実績のあるアンテナ工事業者に依頼すると安心です。

アンテナ工事に関しての知識や技術をしっかり持っている専門業者であれば、自宅に来た際に、どこにアンテナを設置すれば一番電波をキャッチできるかなど、臨機応変に対応が可能です。

最近では工務店や大型家電量販店、ホームセンターなどでもアンテナ工事を受注していますが、実際に工事を行なっているのは外部の業者にであることがほとんどです。

外部の工事業者に委託する形で依頼されるので、間違った情報が伝達されていたり、委託業者の名前が表に出ないために、ひどい対応をされるといったケースがあります。

また家電量販店などに発注をすると仲介手数料が上乗せされるので、工事費が割高になります。

その点、アンテナ工事業者に依頼をすれば、仲介手数料が一切かからないので、工事費が抑えられ、かつ技術力も高いため、依頼主である皆さまにとっては安心の工事となります。

このため、必ず実績のあるアンテナ工事業者に依頼するのが良いのです。

実績があり優良アンテナ工事業者の特徴には、以下のようなものがあります。

・ホームページ(HP)を持っていて、会社概要を明記している
・料金を公開して明瞭会計である
・工事実績を公開している
・自社施工である

悪質なアンテナ工事業者は、ホームページを持っていても、会社概要が明記されておらず、代表者の名前などを記載していないことが多々あります。

そのような会社に依頼すると料金体系を明らかにせず、実際に工事が終わって請求が来たら、知らない代金が上乗せされていたということはよく報告されています。

また、実績多数と謳っていながら実績を公開しておらず、聞いてもはぐらかされる場合も悪徳業者である可能性があります。

自社で施工していない業者は家電量販店などと同じく仲介手数料が上乗せされているので、費用が高く請求されます。

業者選びは非常に重要ですので、様々な角度からチェックを行い、業者を見極めたうえで発注することで失敗を防ぐことができます。

ご自宅の周辺環境や気候条件を確認

八木式アンテナを設置するのであれば、ご自宅の周辺環境や気候条件の確認は必須事項です。

形が特殊な八木式アンテナは、電波を受信する方向が決まっているため、設置する際には向きを調整する必要があります。

このアンテナの向きは、地デジ放送などの電波を出している電波塔に合わせるのが基本で、くの字の形をした部品が電波塔と真逆に向くのが正しい合わせ方です。

基本的には一番近い電波塔に合わせるのがもっとも効率よく電波を受信できますが、ご自宅の地形などによっては、遠くてもアンテナとの間に遮蔽物のない場所にある電波塔に合わせた方が感度が良好なこともあります。

また台風が多い地域だったり、豪雪地帯、また港町など海の近い場所にご自宅がある場合には注意が必要です。

海からの潮風による塩害で劣化によるアンテナの寿命が早まったり、台風や豪雪などの悪天候によってアンテナが倒れたり、折れたりする可能性があり、雨の多い地域でもアンテナの腐食を早める原因となります。

アンテナの劣化が早ければ、それだけ交換のタイミングが早まり、費用対効果が悪くなる傾向にあるので、必ずご自宅の周辺環境・気候条件は確認しましょう。

豪雪地帯で気候条件は悪いけど、電波塔がすぐ近くにあって、遮蔽物などが無い場合には、そもそも八木式アンテナを設置するべきなのかを考え直した方が良い場合もあります。

デザインアンテナと比較検討する

現在の日本で主流となっているアンテナには八木式アンテナの他に、デザインアンテナと呼ばれるアンテナがあります。

デザインアンテナとは、デザイン性を重視して作られた地デジ対応のアンテナであり、平面アンテナやフラットアンテナとも呼ばれるものです。

八木式アンテナの工事をする前に、一度デザインアンテナとの違いを比較検討することで、それぞれのメリット・デメリットが明確になり、ご自宅にとって効果的なアンテナがどちらなのかを理解することができます。

八木式アンテナのメリットは大きく2つあります。
・電波の受信力が強い
・アンテナ代や工事費が安い

一方、八木式アンテナのデメリットは以下の3つです。
・自宅の外観を損なう
・気候条件が悪いと破損したり自宅を損傷する可能性がある
・自分でメンテナンスできないため、メンテナンス費用がかかる

デザインアンテナのメリットは以下の3つです。
・デザイン性に優れるので外観を損なわない
・家の壁の色に合わせて決めれる豊富なカラーバリエーション
・設置が簡単でDIYでも対応可能(メンテナンスが自力で可能)

デザインアンテナのデメリットは3つあります。
・電波の受信性能が弱く、受信性能を高めるブースターが必要な場合もあり
・アンテナ自体が八木式アンテナの1.4~1.5倍ほど価格が高く、ブースターが必要であれば別途購入するため、導入費用が高い
・故障などで交換になるたびに高い金額が必要

それぞれのメリット・デメリットを比較検討すると、外観を損なってでも地デジ放送をストレスなく視聴したい方は、八木式アンテナを選択すると工事費を抑えることができます。

一方、ご自宅の外観にこだわりがある場合には、デザインアンテナを壁の色に合わせて選択することで、料金的には八木式アンテナよりも高くなるものの総合的な満足度が高くなります。

八木式アンテナの失敗事例2つ

八木式アンテナを選ばれる方の多くは、以前から使用しているタイプと同じアンテナにすることで、これまで通りの快適なテレビ視聴ができると考えられます。

多くの場合には八木式アンテナは安定して稼働しますので、大きな失敗はありません。

しかし、なかには八木式アンテナを選んだことで失敗したと感じられるケースがありますので、これまでに地デジやドットコムがお客様からお聞きした事例をご紹介します。

強風によって飛んだアンテナがお隣の家を破損

とある郊外の住宅街にお住いのCさんは一軒家にお住まいで、ご自宅に八木式アンテナを取り付けられました。

設置工事にはアンテナ工事の専門業者を選び、外見上はしっかりと固定されているように見えたと話されています。

しかし、強風によって八木式アンテナが屋根から落下してしまい、さらに運の悪いことにアンテナが隣の家の方へと落ちてしまいました。

Cさんの事例では、やはり発注したアンテナ業者が悪かったとしか思えません。

さらに具体的なCさんの失敗事例については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

実はデザインアンテナが付けられる料金だった

地デジやドットコムの作業員が、あるご自宅でアンテナ設置工事の作業を行っていたところ、近くを通りかかってお声をかけていただいたのがDさんです。

作業終了後、Dさん宅にお伺いしたところ、すでに真新しい八木式アンテナが設置されており、つい先日にアンテナの付け替え工事を済まされたばかりでした。

しかし作業員がデザインアンテナを取り付けている様子を見て、料金について気になったということで、手元にある資料でプランをご紹介したところ、八木式アンテナとほとんど違いがないと驚かれていました。

Dさんの事例についても、こちらの記事にて詳しくご紹介しています。

https://chideji-ya.com/blog/attention/%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%83%86%e3%83%8a%e5%b7%a5%e4%ba%8b%e3%81%ae%e5%a4%b1%e6%95%97%e4%ba%8b%e4%be%8b%e3%81%a8%e5%af%be%e7%ad%96/

八木式アンテナの失敗まとめ

八木式アンテナを選択した結果、失敗したと感じる要因や注意点、また具体的な事例についてご紹介いたしました。

八木式アンテナは電波の受信性能が高く、工事費が安いなどアンテナとしては非常に優秀ですが、全ての人や自宅に適しているわけではありません。

なかには、八木式アンテナではなく、デザインアンテナの方が良かったと感じられる方もおられ、安さを重視しすぎたこと、台風などによって折れたこと、自宅の外観を損なったことが代表的な要因として挙げられます。

それでも八木式アンテナを取り付けようと思われる方は、実績のあるアンテナ工事業者があるか、自宅の周辺環境や気候条件は問題ないか、デザインアンテナと比較した上で適切と判断できるかなど、十分に注意した上で行なってください。

このような失敗をお客様にさせないために地デジやドットコムでは、アンテナ工事に関するご相談から八木式アンテナ・デザインアンテナの選択のアドバイス、プロフェッショナルによる工事の施工まで包括的にご支援させていただいております。

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