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デザインアンテナと八木式アンテナを比較!メリットや特徴を徹底解説

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テレビを視聴するためのアンテナとして代表的なものは、昔ながらの矢印状の八木式アンテナと、最新式のボックス状のデザインアンテナがあります。

地デジやドットコムに寄せられるアンテナ工事のリクエストでは、このところデザインアンテナの新設や、八木式アンテナからの付け替えが急増しています。

また、アンテナに関するお問い合わせやご相談でも、2つのアンテナの違いや、ご自宅に取り付ける際の向き不向きについて質問される方が多いです。

アンテナ工事の専門業者として、さまざまな角度からデザインアンテナと八木式アンテナを比較して、メリットとデメリット、特徴などについて徹底的に解説いたします。

デザインアンテナと八木式アンテナを徹底比較

スタイリッシュな外観や設置できる場所などの特徴によって人気が高まっているデザインアンテナですが、八木式アンテナと比較するとどのような違いがあるのでしょうか?

デザインアンテナと八木式アンテナを比較

アンテナ工事の専門業者として、デザインアンテナをおすすめしたいポイントと、デザインアンテナをおすすめできないポイントがあります。

できるだけ具体的な比較ができるように、以下のような6つのポイントに絞って、2つのアンテナについて解説していきます。

  • 外観や見た目などのデザイン性
  • 設置可能な場所や方法
  • 相場や販売価格などの値段
  • テレビ電波の受信する性能
  • 風雨や故障などの耐久性
  • メンテナンスなどの隠れコスト

これから新居を購入してアンテナを設置される方や、テレビの映りが悪くなってアンテナの付け替えを検討されている方にとって役立つような情報をまとめてご紹介します。

八木式アンテナとデザインアンテナとは

テレビのアンテナについては日常生活ではほとんど意識することがありませんので、「八木式って何?」「デザインアンテナって何だろう?」と疑問に思う方も多くいらっしゃいます。

八木式アンテナとは、日本で最も普及しているタイプの矢印状のアンテナのことです。一方のデザインアンテナとはボックス状のアンテナで、一見するとアンテナには見えない形状をしています。

さらに詳しく八木式アンテナとデザインアンテナについて知りたい方は是非、別記事の「テレビアンテナ工事のすべて」をご一読ください。

この記事でご紹介している2つのアンテナに関する基本的な情報のほか、アンテナ工事について知っておくべき用語などを確認することが出来ます。

 

外観や見た目などのデザイン性を比較

デザインアンテナと八木式アンテナを比較するとき、最も注目されるのは外観や見た目などのデザイン性に関する部分です。

デザインアンテナ見た目比較

屋根の上に立っている八木式アンテナは、矢印の形をした昔ながらのアンテナで、近代的なデザインの建物には馴染まない外観をしています。

デザインアンテナが登場する以前は、八木式アンテナしか選択肢がありませんでしたので、ほとんどのご家庭の屋根には八木式アンテナが立てられています。

しかし、新築の住宅を購入された方を中心として、せっかくなら屋根の上からアンテナを無くしたいという需要が高まり、現在では新築住宅でのデザインアンテナの採用事例が急激に増えています。

新築住宅の販売を手掛ける工務店やデベロッパーのなかでも、デザインアンテナを積極的におすすめされている業者さんが多いようです。

デザインアンテナが本格的に日本で普及したのは地上デジタル放送の開始後ですが、八木式アンテナの市場シェアを少しずつ奪っているのが現状です。

設置可能な場所や方法について比較

デザインアンテナが好まれるようになった理由は、外観のスタイリッシュさだけではなく、設置場所によるものも一因としてあります。

デザインアンテナ設置場所比較

構造上、どうしても屋根の上に設置せざるを得ない八木式アンテナと比較して、デザインアンテナは建物の壁面や屋根裏などの目立ちにくい場所にも容易に設置することができます。

屋根の上に設置しなくても良いというデザインアンテナの特徴は、建物の見た目をすっきりさせる効果に加えて、屋根の上を作業員が歩くことで生じる屋根のトラブルを防ぐことにも役立ちます。

デジタルアンテナの登場以前には、屋根の上にアンテナを設置したくないご家庭では、敷地内に自前の電柱を建てるなどの高額な自己負担による対策が必要でした。

八木式アンテナも歴史が古いアンテナですので、屋根馬と呼ばれるアンテナ専用の設置器具を用いるなどして屋根へのダメージを最小限にしていますが、やはり屋根の上に取る付けなくても良いデジタルアンテナの方が設置箇所の自由度は高いです。

販売価格や相場などの値段を比較

ホームセンターなどでも販売されているアンテナの価格をチェックしてみると、デザインアンテナの方が八木式よりも高い値段であることが多いです。

デザインアンテナ販売価格比較

一般的な相場では、八木式アンテナは3000円から1万円程度、デザインアンテナは5000円から1万5000円程度で販売されています。

八木式アンテナの価格は大きさに比例する傾向にあり、大きければ大きいほど値段が高くなりますが、その分だけテレビ電波を受信する性能も良くなります。

デザインアンテナの価格については、高額なものほど受信能力が高いことは八木式アンテナと同じですが、サイズについては八木式アンテナほどの違いはありません。

このため、アンテナ工事を安く済ませることが目的であれば八木式アンテナを選ぶことが好ましいですし、外観や設置場所を優先するのであればデザインアンテナが選ばれる傾向が強いです。

テレビ電波の強度が十分に確保できるエリアでは、低価格のアンテナであってもテレビ視聴に一切の問題がありませんが、電波が弱いエリアでは少しでも高い価格帯のアンテナを選ばれることをおすすめします。

テレビ電波の受信する性能を比較

価格に関する解説でも既に説明した通り、基本的にはどちらのアンテナであっても価格が高いものの方が電波を受信する能力が高くなります。

デザインアンテナ受信性能比較

しかし、同じ価格帯のデザインアンテナと八木式アンテナを比較すると、多くの場合には八木式アンテナの方が強いテレビ電波を受信することができます。

テレビ電波の受信能力で八木式アンテナが優れている理由は、遮蔽物の少ない屋根の上に設置されることと、電波を捉える素子が大きく張っている構造にあります。

壁面や屋根裏、ときには室内でも使用可能なデザインアンテナは、屋根の上に設置しなくても良いというメリットがある一方で、屋根の上にある八木式アンテナより受信性能が弱くなります。

また、八木式アンテナでは中心の骨組みの左右に電波を受信する素子が並んでおり、デザインアンテナよりも効率的に電波を受信することが可能です。

このため、テレビ電波を受信することが困難なエリアや、高層ビルが立ち並んでテレビ電波が受けにくいエリアでは、受信性能が高い八木式アンテナが好んで使用されています。

風雨や故障などの耐久性を比較

アンテナの耐久性については、設置場所の違いが大きく、八木式アンテナの方が台風や暴風雨などによって折れ曲がったりして故障してしまうケースが多いです。

デザインアンテナ耐久性比較

八木式アンテナは骨組みだけの構造で、風などの抵抗を最小限に抑える構造になっていますので、基本的には耐久力が強く、故障しにくい形状になっています。

ただし、台風などで飛来物がある場合には、わずかな激突であっても故障の原因となります。

アンテナ工事の専門業者では、台風や暴風雨、潮風などの自然現象についても十分に配慮し、それぞれの地域やエリアごとにアンテナを固定する屋根馬やアンテナマスト、ステーアンカーを活用して強度を高めています。

しかし、主に建物の壁面に設置するデザインアンテナの方が、台風や暴風雨による影響を受けに行くことは事実で、素子などをボックスの中に収めているため耐久性が高いです。

大きな台風が通り過ぎた後は、アンテナ工事の専門業者に多くの問い合わせがあるため、どうしても修理のために待っていただく時間が長くなってしまいます。

このため、できれば未然に故障の原因を防ぐためにも、台風などの自然災害が多い地域ではデザインアンテナを採用されることをおすすめしています。

メンテナンスなどの隠れコストを比較

テレビアンテナは、デザインアンテナでも八木式アンテナであっても、基本的にはメンテナンスにかかるコストが非常に少ない機器です。

デザインアンテナ隠れコスト比較

耐久性に関する比較で解説した通り、八木式アンテナの方が自然災害によって損傷する可能性が少し高いものの、多くの場合には10年ほどの期間についてはメンテナンス不要で使用可能です。

このため、テレビが映りにくいときや画質が悪くなってしまった場合には、アンテナ工事をする必要がありますが、これは毎年のように発生するコストではありません。

アンテナ本体の価格は既にご紹介した通り、安いものと高いものでは3倍から5倍程度の差がありますが、長く使い続けるものですので可能であれば高性能なアンテナをお選びください。

やはり高い価格帯のアンテナの方が故障が少なく、長い期間のテレビ視聴が可能になります。

デザインアンテナと八木式アンテナの比較まとめ

デザインアンテナと八木式アンテナの特徴やメリット、デメリットについて、6つのポイントに分けて詳細に解説させていただきました。

デザインアンテナ比較まとめ

それぞれのポイントをまとめると次のようになります。

八木式アンテナ デザインアンテナ
外観や見た目は、やや悪い 外観や見た目は、優れている
設置場所は、屋根の上 設置場所は、建物の壁面、屋根裏、室内
価格は3000円~1万円と安い 価格は5000円~1万5000円と高い
テレビ電波の受信能力は、高い テレビ電波の受信能力は、やや劣る
台風や暴風雨などで故障の可能性 台風や暴風雨の影響を受けにくい
メンテナンスコストは、ほぼ無し メンテナンスコストは、ほぼ無し

 

24時間365日の電話による無料相談を受け付けている地デジやドットコムには、様々なご家庭からのアンテナに関する質問やお悩みの声が届きます。

そのなかでも増えているのがデザインアンテナに関する問い合わせで、ご自宅にもデザインアンテナが導入可能であるのかを質問されるケースが非常に増えています。

日本全国のテレビ電波の受信状況はとても良くなってきてますので、多くのご家庭では既存の八木式アンテナを取り外して、壁面などにデザインアンテナを設置させていただくことが可能です。

ただし、一部の地域やエリアにおいては依然としてテレビの電波が弱く、屋根の上に乗せる八木式アンテナでなければ十分なテレビ電波を受信することが出来ないことがあります。

このような地域にお住まいの方については、デザインアンテナの設置を見送っていただくケースも珍しくありません。

ただし、受信可能な電波の強さによっては、デザインアンテナと合わせてブースターと呼ばれる電波を強める装置を設置することで対処することができます。

デザインアンテナで失敗した事例については、こちらの記事「デザインアンテナの失敗事例」に詳しくまとめています。

デザインアンテナで失敗した事例を紹介!八木式アンテナを選ぶべき条件とは

本来であればアンテナによってテレビ視聴に十分な電波を捉えられることが望ましいですが、電波障害が起こりやすい地域ではブースターの活用もおすすめしています。

地デジやドットコムでは、アンテナ工事を専門として幅広いエリアでの工事実績があるため、お問い合わせ時にお住まいのエリアを教えていただけますと近隣の事例についてお答えすることが可能です。

テレビの電波障害については、こちらの記事「電波障害を見分ける方法」でも詳しく解説しています。

電波障害を見分ける方法

地上デジタル放送の本格導入によって普及が始まったデザインアンテナは、まだまだ歴史的には浅いアンテナですので、年を追うごとに少しずつ性能が高まっています。

このため、これまではデザインアンテナの使用に不向きだったエリアであっても、徐々にテレビ電波の受信能力が高まることで、デザインアンテナの設置が可能になりつつあります。

アンテナ工事のプロ集団である地デジやドットコムでは、アンテナ工事に関する豊富な知識と経験を持ったスタッフがご自宅にお伺いし、テレビ視聴に関するご要望にお応えしています。

どこが故障しているのか分からないもののテレビの映りが悪いと不満に感じられている場合には是非、お早めに私たちまでお問い合わせください。

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