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テレビ映りが悪くなる時期があるって本当?季節別アンテナ修理の事例紹介

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テレビ映りが悪くなる時期があるって本当?季節別アンテナ修理の事例紹介

自宅にあるテレビが、ある特定の時期だけノイズが出たり音声が途切れて困ってしまった経験はありませんか。

「夏には問題なく映るのに、冬場になると時折ノイズが出る」といった場合や「雨の時期だけテレビが映りづらい」などご家庭によって症状はさまざまです。

この記事では本当に時期によってテレビ映りが悪くなるのかという疑問にお答えするべく、季節ごとにテレビ映りが悪くなる原因や修理の事例をご紹介します。

季節によってテレビ映りが悪くなる?

季節によってテレビ映りが悪くなる?

季節によってテレビ映りが悪くなるトラブルは多数報告されており、これは電波の特性とアンテナ周辺の環境が密接に関係しています。

私達が普段視聴している地上波放送というのは、テレビ電波を放送局や中継所を経由してご自宅のアンテナに受信し、更に電気信号へと形を変えてテレビ画面に映すという仕組みです。

上空を飛んでいる電波はまっすぐ飛ぶという性質があるのですが、気象条件によっては電波が反射干渉などイレギュラーな動きをすることがあり、これがテレビが映りにくくなる原因とされます。

テレビ電波は、雨や雪、湿度などの水分を吸収して透過するなどの現象も報告されているため、雨が降り続く時期や湿度が高い季節にはテレビ映りが悪いと感じる原因にもなります。

具体的なアンテナ不具合

具体的なアンテナ不具合

アンテナの不具合が原因でテレビ映りが悪くなると以下のような症状がテレビ画面に現れることが多いです。

テレビ画面の一部に四角いノイズがでる

ブロックノイズとは、一時的にテレビ画面の一部が乱れる症状のことです。

ブロックは英語で四角を表す単語ですが、テレビに四角い形のモザイクが表示されている場合は、ブロックノイズが発生しているとお考えください。

地上デジタル放送において発生するノイズのほとんどは、このブロックノイズが多いです。

画面が真っ暗で何も映らなくなる

今まで問題なく視聴できていたテレビが突然真っ暗になることを「ブラックアウト」といいます。

ブラックアウトはテレビの電波障害の一種で、原因は主に「電波障害」と「周辺機器の接続不良」です。

ご自宅の屋根や外壁に設置しているテレビアンテナになんらかの問題が発生しテレビが映らなくなることがありますが、これには季節や気候が関係する場合もあります。

その他の症状

「ノイズが出る」「画面が真っ暗になる」以外にも、音声が途切れる、テレビ画面が真っ暗だが音声は聞こえる、あるテレビ局の放送だけが映らないなどの症状がある場合もアンテナの不具合や、季節による電波障害が疑われます。

電波障害の場合は、かなり広範囲に被害が出るものなので、もし可能であれば隣や近所の人に同様の症状が出ていないか聞いて見ましょう。

もし不可能な場合は、TwitterなどのSNSで「○○○地域 電波障害」などと検索すると同じ症状の方の投稿から電波障害の有無を確認することができます。

春におこりやすい電波障害

春におこりやすい電波障害

フェージング現象

フェージング現象は、毎年日本全国で春から秋にかけておこる受信障害です。

主な症状はテレビの受信障害で、この現象が発生するとテレビにノイズが出たり、画面が真っ暗で何も映らなくなります。

フェージング現象の原因は大気中の湿度や気温などの気象条件がいつもと違う際に発生し、空中を飛んでいるテレビ電波の伝わり方が異なる時にテレビ映像に影響を起こします。

湿度の高い日や、濃霧が出ている日などに発生することがあり、多くの場合は天候が回復すると同時にテレビへの障害も解消されます。

この場合テレビアンテナの故障ではないため業者を呼ぶ必要はありませんが、もし天候が回復してもノイズなどの症状が続く場合は他の不具合が疑われるので一度アンテナ専門業者に相談すると良いでしょう。

ダクトラジオ

ダクトダクトとは、先程ご紹介したフェージング現象の一つで、ある気象条件の時に発生する電波障害の一つです。

ダクトラジオの影響とは地上や上空に発生する水蒸気が関係しており、テレビ電波が屈折し反射を繰り返すことで起こる電波障害のことです。

またラジオダクトが発生すると、普段では届かないような遠方にも電波が届いてしまいます。

この普段届かない電波がご家庭のテレビアンテナまで届いてしまうことがラジオダクトの特徴の一つで、誤った電波が届くことでノイズが発生します。

ラジオダクトも自然現象の一つのため、特に対策は必要なく天候がおさまることで解消することがほとんどです。

夏におこりやすい電波障害

夏におこりやすい電波障害

スポラディックE層の発生

スポラディックとは「突発的な」という意味を表す単語です。

スポラディックE層は上空100〜120キロにある熱圏下部で発生する電波の層のことで、その名前の通り突発的に電子の密度が高くなる空間が発生する現象のことです。

日本においては、真夏の昼間や夜間に発生することが多いこの層は、テレビの電波や人工衛星にも大きな影響を与え電波障害の原因となります。

このスポラディックE層が発生する原因はいまだ解明されておらず、こうした現象を克服するための研究が現在おこなわれています。

スポラディックE層もフェージング現象同様に時間が経てば解消するため、ノイズが発生した際はしばらく経ってからテレビをつけてみるようにしましょう。

夏の暑さ

夏の暑さが原因でテレビ映りが悪くなることがあります。

テレビアンテナは屋外に設置することを前提として作られているため、直射日光や耐熱などの性能がありますが、テレビブースターやケーブルなどは猛暑の高温が続くと故障の原因となり得ます。

テレビが夏だけ映りにくい場合、専門の業者に依頼してアンテナの種類を変えたり、設置場所の変更などをすることで解決できます。

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梅雨

雨の時期だけテレビ映りが悪いといった症例はとても多く、これにはテレビ電波の仕組みが関係しています。

テレビアンテナに受信する電波は水分を吸収するという特徴があるため、雨が続く時期は電波障害が起こりテレビが映りづらくなります。

ご視聴のチャンネルによっては、天候が正常に回復するまで「降雨対応放送」に切り換わり放送を続けます。

「降雨対応放送」とは、雨により電波の受信レベルが低下した際に、通常の放送より画質を落として放送するもので、全国的に実施されています。

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秋におこりやすい電波障害

秋におこりやすい電波障害

台風

台風は夏に発生するイメージですが、10月〜11月の秋頃にかけても日本列島に上陸します。

季節性の電波障害の代表はこの台風が原因であることが多く「アンテナの落下」「アンテナのズレ」「強風による電波の受信障害」「停電の影響」などがあげられます。

台風が過ぎ去ってもテレビが映らない場合やノイズが発生する場合は、アンテナを含む周辺機器の故障やアンテナの位置が変わってしまったことも考えられるため、テレビアンテナの専門業者に依頼するようにしましょう。

台風でアンテナが倒壊!修理や交換のときの依頼先をご紹介

冬におこりやすい電波障害

冬におこりやすい電波障害

雪の影響

雪が降る時期だけテレビ映りが悪くなるご家庭も多いのではないでしょうか。

屋根の上に降り積もった雪が障害となって電波が遮蔽されている場合や、水分を含んだ雪が電波の妨害になっているケースもあり、受信不良を引き起こしやすいとされます。

積雪量のある地域にお住まいの方は雪が降る前に対策を講じる必要があります。

雪が原因で故障に繋がっている場合はこちらの記事も参考になさってください。

アンテナの雪下ろしは必要?積雪や雪害による故障や修理を詳しく解説

季節以外にも考えられる電波障害の原因

季節以外にも考えられる電波障害の原因

電波の混信

混信とはテレビ電波を受信するはずのアンテナに、誤って周波数が同じ電波が入り込む症状のことです。

現在私達の周囲には、スマートフォン、Wi-Fi、ラジオ放送の電波、タクシーや飛行機、新幹線などの無線、アマチュア無線など数多くの電波が飛び交っています。

これらの電波が季節ごとの気象条件と重なってご自宅のアンテナに受信されると、テレビにノイズが出たり、音声の一部が途絶えるといった障害が発生します。

周波数が近い電波が互いに干渉しあうことを「混信障害」といい、日本では総務省がこのような障害が発生しないように周波数を割り当てて防いでいます。

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海や湖、水田が近くにある場合

ご自宅周辺に水田や湖、池などがある場合、「反射波」という現象が発生してテレビ電波に予期せぬ影響を与えることがあります。

テレビ電波は電波塔からご自宅にアンテナに電波を送信していますが、この電波塔とアンテナの間に大きな水が溜まっている場所があると電波が屈折してまっすぐ飛ぶことができず電波障害に繋がります。

2011年まで使用されていたアナログ放送時代は、この「反射波」が電波を妨害するためテレビが映らなくなる現象が多発していました。

しかし現在の地上デジタル放送では、電波を送信している放送所のネットワークが大幅に改善され、以前に比べると「反射波」の影響は少なくなったといわれています。

テレビ映りが悪い際に表示されるエラーコード

テレビ映りが悪い際に表示されるエラーコード

テレビやアンテナに不具合が発生するとテレビ画面にエラーコードが表示されることがあります。

エラーコードには10種類ほどあり、テレビやアンテナ、またケーブルなどに不具合があった時にテレビ画面に番号を表示させ、どこが問題なのかを知らせてくれる役割があります。

特に、季節性の雨や風の影響でアンテナで電波障害が起こった際や、アンテナが劣化した際に特定のエラーコードが表示され、問題解決の糸口となるためご紹介します。

エラーコードE201

エラーコードE201は、強い雨や風などの悪天候が原因でアンテナに不具合が起こっている時に表示されるエラーコードです。

強い雨が影響してテレビ電波が弱くなり、一時的に電波障害がおこった際に表示されますが、もし頻繁にこのエラーコードが表示される場合はアンテナの向きが変わっている可能性があります。

エラーコードE202

特に気象条件による電波障害が発生した際や、ブロックノイズが現れた際はテレビ画面に「E202」と表示されることが多いです。

エラーコードが表示される時間が短時間であれば問題ないのですが、この現象が終日続く場合は専門の業者に一度相談してみましょう。

また、アンテナに接続している周辺機器などの接続不良でもこのコードが表示されることがあるため、ケーブルなどが抜けていないか再確認することをおすすめします。

テレビのE201やE202とは?アンテナとエラーコードの関係を解説!

季節別アンテナ修理の事例紹介

季節別アンテナ修理の事例紹介

季節によってテレビ映りが悪くなる症状は、気象条件と電波の特性が密接に関係しているため、天気が回復すると同時にテレビ映りもよくなることがお分かりいただけたとおもいます。

気温がどんどん高くなっていく初夏などにテレビ映りが悪くなる症例が多いためアンテナの修理事例を一つご紹介します。

アンテナは屋外に設置することを前提として製造されているので、ある程度の熱に耐えることができますが、アンテナと接続しているケーブルやケーブルの接続部分の機器はそうではありません。

またケーブルの表面を包んでいる皮膜は、ゴムでできているため寒暖差によって伸びたり縮んだりするという特性があります。

そのため冬の間縮んでいたゴムが夏になると緩むことでケーブルが劣化し、テレビが映らなくなるという事例がとても多いです。

この場合テレビやアンテナ自体には特に問題がないため、ケーブルの接続部分だけの交換修理作業をおこないます。

テレビが映らなくなったり、音声が途切れると「テレビやアンテナが故障したから交換しなくてはいけない」と思われがちですが、実はそれ以外にもテレビが映らなくなる原因はあるため、季節ごとのアンテナ故障例をよく把握している実績豊富な業者に依頼するようにしましょう。

アンテナ修理は地デジやドットコムにお任せください

この記事では季節別のアンテナ不具合の事例と不具合の際におこなう修理方法の一例をご紹介しました。

冬の寒さも落ち着き、これから暑さが増す時期になるにつれ、季節性の問題からテレビが映りにくくなる可能性があります。

もし天候が回復してもテレビ視聴に問題がある場合は、早めにアンテナ専門の業者にご相談ください。

地デジやドットコムは、アンテナ設置後であっても万が一金具が緩んだ際や、ケーブルが外れたなどの症状にもすぐに駆けつけて無償で修理をおこなっています。

アンテナ設置の保証期間も業界最長の20年をお約束していますので、設置完了から月日が経った天候によるトラブルにも安心です。

アンテナ施工に携わったことがあるスタッフが相談と修理の受付を電話にておこなっていますので、まずはどのようなことで困っているのかをご気軽にご相談ください。

 

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