テレビアンテナ
設置工事のすべて
- TOP
- テレビアンテナ設置工事のすべて
- BS・CSアンテナが故障した?修理の費用や工事が必要な場合を解説
BS・CSアンテナが故障した?修理の費用や工事が必要な場合を解説
BSやCSなどの衛星放送が急に映らなくなった場合、それはアンテナの故障かもしれません。
しかしいざ業者にアンテナ修理を依頼しようとしても、どこに頼むべきか迷ってしまう方が多くいらっしゃいます。
なぜならBS・CSアンテナ工事は25,000〜60,000円と費用に幅があり、業者や工事内容によって含まれる料金も異なるからです。
そこで今回は、BS・CSアンテナ修理の際に迷わなくてよいように、BS・CSアンテナの工事費用や、工事が必要になるケースを具体的にご紹介します。
最後に最適な業者の選び方も解説していますので、少しでもお得で安全にBS・CSアンテナを修理したい方はぜひ最後までお読みください。
BS・CSアンテナとは
一般的にBS・CSアンテナと呼ばれているのは、衛星放送を視聴するためのお椀型のパラボラアンテナです。
このパラボラアンテナは、NHKや民放を視聴するための「地デジアンテナ」とは異なり、宇宙の人工衛星から届く電波をキャッチする役割を果たしています。
衛星放送ではBS放送やスカパー!、国内外の様々な有料番組を視聴することができ、特に2018年12⽉から高精細な4K・8K放送が始まったことで人気が高まっています。
BS・CSアンテナの種類ごとの費用相場
BS・CSアンテナは、大まかに「通常のBS・CSアンテナ」と「高画質映像を受信できる4K・8K対応アンテナ」の2種類に分けられます。
新しく設置する場合の費用相場は、通常のBS・CSアンテナは大体15,000円〜50,000円ほど、4K・8Kアンテナは30,000円〜60,000円ほどです。
それぞれ設置するアンテナの種類によって工事費用が代わってきますので、ご自宅にどのBS・CSアンテナが設置されているかを確認しておくようにしましょう。
BS・CSアンテナ工事にかかる費用
BS・CSアンテナの費用相場は大体25,000〜60,000円といわれていますが、実はこの料金は衛星放送用のパラボラアンテナ本体代や配線代などすべてを含む金額です。
そのためもしパラボラアンテナ本体や配線・周辺機器に不具合がない場合は、もっと安くなる可能性があります。
ここではアンテナの種類ごとの設置費用や、工事の種類別の費用相場をご紹介しますので、見積もり費用の参考になさってください。
BS・CSアンテナを新設する場合の料金相場
新築にBS・CSアンテナを新設する場合、なにもない状態から配線や周辺機器などすべての設備を整えていかなければなりません。
そのためBS・CSアンテナの新設工事は、大体25,000〜60,000円が料金相場です。
この料金には、パラボラアンテナの本体代金、出張費用、作業費用、周辺機器や部品代などが含まれています。
また、すでに地デジアンテナがあるご家庭に追加でBS・CSアンテナを新設する場合は、2つのアンテナケーブルを合流させるための「混合器」の費用も必要です。
なおアンテナの設置環境によってはブースター(電波増幅器)やアッテネーター(電波減衰器)などが必要になることもあるため、見積もりを取る際はご自宅の周辺に山やビルなどがないかも伝えておくとよいでしょう。
BS・CSアンテナを交換工事をする場合の料金相場
すでに設置されているBS・CSアンテナの故障や劣化で新しいものに交換する場合、費用は一般的な相場よりかなり安くなります。
交換工事の費用相場は大体15,000~30,000円ほどで、新設の半額ほどです。
配線や部品などまだ使用できる機器がのこっていれば、そのぶん費用を抑えて工事することもできます。
ただし、知識のない下請け業者などはチェックせずにすべての設備を交換してしまうことがあり、そのぶん見積もりも高額になりがちです。
アンテナ専門業者であれば、使える設備はすべて残して費用を抑える工夫をしてくれるため、心配な場合は専門業者と相見積もりをとって比較してみるようにしましょう。
地デジアンテナと同時に工事した場合の料金相場
BS・CSアンテナの料金相場はあるものの、実は地デジアンテナと同時に工事を行うと全体的な費用を抑えることができます。
これは、作業員の出張費や高所作業料、地デジとBS・CSアンテナで共通する部品の料金の加算が1回で済むからです。
例えば八木式アンテナ単体の取り付け費用は15,000円〜30,000円ほどで、BS・CSアンテナの新設工事は25,000〜60,000円が料金相場なので、別々に工事や修理を依頼すると「40,000円〜90,000円」ほど必要です。
しかし、地デジとBS・CSアンテナで同時に工事を行うと大体33,000円から取り付けることができ、出費をかなり抑えることができます。
そのためもしBS・CSアンテナの修理や工事を依頼する場合は、一緒に地デジアンテナの点検を依頼しておくのがおすすめです。
BS・CSアンテナの簡単な修理にかかる費用
BS・CSアンテナの本体に問題がなく、簡単な調整作業や部品交換だけで済む場合もあります。
例えばアンテナの方角修正やブースターなどの周辺機器の交換、劣化した配線の交換などであれば5,000~15,000円ほどですみます。
修理費用を減らすためには、日頃からアンテナの点検や整備を行い、完全に壊れてしまう前に異常を発見することが重要です。
そのほかに発生する費用
BS・CSアンテナの工事では、基本料金以外にも追加で費用が発生する場合があります。
基本料金になにが含まれているかは依頼する業者によって異なるため、見積もりに何が含まれていて、どこからが追加料金扱いになるかは必ず確認しておかなければなりません。
もし基本料金がアンテナ本体と工事費用のみしか入っていない場合、いくら見積もりは安くても追加料金がかさんで他社よりも高くなってしまう可能性もあります。
例えばよくあるのが、ご自宅の周辺に電波をさえぎる木々やビル群がある場合は、「ブースター(電波増幅器)」設置に8,000円〜15,000円ほど追加請求があるケースです。
また、アンテナ本体の工事以外にも、テレビ増設や配線交換などで壁内のケーブル工事を行う場合、10,000円〜15,000円ほど必要になります。
そのほかにも出張料金や点検費用、古いアンテナの処分費用(5,000円~10,000円ほど)などが別途請求される可能性があるため、注意しましょう。
BS・CSアンテナの修理が必要なケース
BS・CSの映像にノイズが入る、音声が途切れる、画像が消えるなどの不具合が発生した場合、アンテナの修理が必要なケースとそうでないケースがあります。
一般的にアンテナ修理が「必要ない」場合は、大雨が降って周辺環境が乱れていたりテレビ本体が故障している場合です。
このようなケースでは、天候回復やテレビの修理で不具合は解消できます。
しかし、もしこのような心当たりがないのにBS・CSの映りが悪い場合は、アンテナに不具合が発生しているかもしれません。
ここでは、アンテナの修理が必要なケースを詳しくご紹介しますので、工事を依頼する目安になさってください。
BS・CSアンテナの方角がズレた
BS・CS放送は人工衛星を中継しているため、宇宙から正確に電波を受信するためには1ミリ単位のアンテナの調整が必要です。
そのため、アンテナやテレビが故障していなくとも、わずかにアンテナの向きがずれただけで映像が乱れる原因になってしまいます。
方角がズレる要因は、台風や暴風だけでなく、積雪・地震、鳥がとまった、ビニール袋などの飛来物が当たったなどが代表的です。
アンテナの方向調整は業者へ依頼すれば5,000円から工事をしてくれるため、気軽に相談てみましょう。
なお、自分で方角修正をするのは高所作業となり危険なのでおすすめしません。
ケーブルや周辺機器の劣化
アンテナ本体に異常がなくとも、配線や周辺機器が劣化し故障するとBS・CS放送が正常に映らなくなります。
配線は老朽化以外にも、ネズミにかじられたり、無理に折り曲げ続けると断線や接触不良を起こすことがあります。
配線の劣化はテレビにE209というエラーコードが出ることがありますので、エラーコードで見分けることも可能です。
また、一般的にブースター(電波増幅器)やアッテネーター(電波減衰器)などの周辺機器は寿命が10〜15年ほどといわれていますが、使用環境によっては劣化が早まる可能性もあるため注意しなければなりません。
なお、通電している機器や配線などを扱うには「電気工事士」の資格が必要になるため、ご自身で決して修理しないでください。
この場合はすみやかに配線や周辺機器の交換を業者に依頼しましょう。
周辺環境の変化
BS・CS放送の電波は宇宙から届くため、地デジほど周辺環境の変化に影響は受けません。
しかし、すぐ近くに高いビルが立ったり、庭木の枝が伸びてアンテナを遮るなどの変化があれば、突然映らなくなってしまうことがあります。
また、アンテナに落ち葉や飛来物、鳥の糞などが付着することもBS・CSの映りが悪化する原因のひとつです。
原因の特定には専門の電波測定器(レベルチェッカー)や、ブレーカー(電波増幅器)などの追加設置が必要になるため、業者に依頼しましょう。
BS・CSアンテナ工事や修理を依頼する業者の選び方
BS・CSアンテナの工事を考える場合、複数の業者に相見積もりを取って比較することが大切です。
しかし、アンテナ工事には特別な資格が必要ないため、業者によっては下請け会社に外注して手数料が高い業者もいます。
ここでは業者を正しく選択できるよう、アンテナ工事を請け負う業者をご紹介しますので参考になさってください。
家電量販店やホームセンターに依頼する場合
アンテナ本体を販売している家電量販店やホームセンターであれば、本体購入のオプションとしてBS・CSアンテナの工事を依頼することができます。
大手企業なので安心感がありポイントが使用できるなどのメリットがあるものの、工事自体は下請けに外注しているところが大半なので工事費用は割増されていることが大半です。
また、保証期間がなかったり工事依頼から施工まで時間がかかることもあるので、安易に依頼せずによく内容を確認することが大切です。
地元の電気屋さんに依頼する場合
地元の電気屋さんもBS・CSアンテナの工事を請け負ってくれることもあります。
地域密着型で情報を多く持っているため、必要な周辺機器などの知識や経験が豊富であることがメリットです。
しかし高齢化で長期保証や高所作業が難しいこともあり、料金もやや高くなります。
電気屋さんによって料金体系などが異なるため、しっかりとチェックしてから依頼するようにしましょう。
お得に工事したいならアンテナ専門業者
もし業者に迷われている場合、一番安心して依頼できるのがアンテナ専門業者です。
専門的な知識や工具を持っているだけでなく、部品の一括購入などを行うため全体的な費用が安く済む傾向があります。
家電量販店や電気屋さんと違いポイントがつくサービスなどはないものの、10年間の長期保証などもあり安心です。
BS・CSアンテナの工事費用や修理方法まとめ
BS・CSのアンテナ工事は、修理内容や依頼状況によって費用相場が異なります。
BS・CSアンテナの新設工事費用は25,000〜60,000円が相場で、交換だけで良い場合は15,000~30,000円ほどです。
もし角度の微調整や周辺機器の取替だけで良ければ、5,000~15,000円ほどで済むこともあります。
小さな不具合を放置してしまうと、アンテナ本体が完全に故障して修理費用が高額になるため、定期的な点検を怠らないことが大切です。
もし天候や周辺環境の変化などがないのにBS・CSがきれいに映らない場合は、アンテナの故障の前兆かもしれないためはやめに業者へ相談するようにしましょう。
地デジやドットコムでは、専門知識を持った社員が24時間365日お問い合わせをお待ちしております。
地デジアンテナとの同時工事であれば相場よりかなり安くBS・CSアンテナ工事を行うことも可能です。
詳細な状況をお伝えいただければ電話で簡単な見積もりができることもありますので、ぜひいちどご相談ください。