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アンテナが傾いてる?アンテナごとの修理費用と相場を解説
強風や豪雨、また吹雪や経年劣化が原因でご自宅に設置しているアンテナが傾いてしまうことがあります。
これからの季節、強い寒波や大雪の影響でアンテナが傾いたり、倒れてしまうケースが増えてくるため、「アンテナが傾いた際の費用」を知っておきたいといった方も多いのではないでしょうか。
アンテナが傾くとテレビが映らなくなるだけでなく、倒壊する危険性も伴うため、もしアンテナにトラブルが起こっている場合は、専門の業者に依頼してなるべく早めの点検を受けることをおすすめします。
この記事ではアンテナが傾いてしまう原因から、アンテナの種類ごとの修理費用について解説しています。
目次
アンテナが傾いた際の修理とは
アンテナが何かしらの原因で傾いたり、方向がズレた際には、主にアンテナの再固定と角度の調節が必要になります。
アンテナの再固定は古いものから新しい器具に交換するため、部品代金が必要となりアンテナを固定している器具の交換相場は15,000円〜20,000円であることが多いです。
アンテナの傾きはDIYでなおせるのか
中には、専門業者に依頼することが手間だから「自分で再固定すれば大丈夫だろう」とDIY感覚でご自身にて作業する方もいらっしゃいます。
しかしこのような行為は大変危険なため、おすすめできません。
アンテナは家の屋根に設置されていることが多く、高所での作業になることがほとんどです。
万が一足を滑らせて屋根から落ちてしまえば、ご自身の怪我などの恐れがありますし、傾きかけているアンテナが落下する危険性も伴います。
またアンテナはテレビ電波を受信するために作業員が数ミリ単位で電波を測定しながら設置作業をおこなっています。
ご自身でアンテナを動かしてしまうことで、テレビが映らなくなる可能性もあるため、できるだけ自分でアンテナの修理はせずに専門のアンテナ業者に依頼するようにしましょう。
アンテナの種類と傾いた際の修理費用相場
ここでは、実際に倒れる危険性が少なからずあるアンテナの種類と修理費用の相場を解説します。
アンテナ修理費用とは、アンテナが傾いたり方向がズレた際にかかる費用のことです。
八木式アンテナ
八木式アンテナは地上デジタル用のアンテナのことで、住宅の屋根に設置する魚の骨の形のような見た目をしています。
100年以上形を変えず使用されている八木式アンテナは、テレビ電波の受信感度が良く、安価な価格なので、現在でも非常に人気のアンテナです。
一方で屋根の上にむき出しで設置しているため、台風や大雪が原因でアンテナが傾いたり、折れてしまうケースが少なくありません。
もちろんアンテナ周辺の機器は外で使用することを目的として作られているため、雨や雪の影響で簡単にサビないようにできています。
しかしながら固定具に経年劣化のため緩みが生じ、周辺機器がサビて腐敗してアンテナが傾いてしまうケースもあるため、アンテナの定期点検を受け、傾きの早期発見をおすすめします。
八木式アンテナ傾き費用相場 6,000円〜10,000円
八木式アンテナの費用相場は上記の金額が相場となっています。
作業員がご自宅の屋根にあるアンテナ本体を点検した後、アンテナの方向点検や必要があれば本体交換をおこないます。
ユニコーンアンテナ
ユニコーンアンテナは屋外に設置する円柱形のアンテナで、オシャレな見た目から2018年にグッドデザイン賞の受賞経験があります。
設置場所は八木式アンテナのように屋上に設置することもありますが、住宅の軒下や外壁などの高所に設置することがほとんどです。
ユニコーンアンテナの傾き費用相場 6,000円〜10,000円
ユニコーンアンテナは外壁や軒下に設置することから、屋根に設置するタイプのアンテナと比較して、強い雨風が直撃することは少ない傾向にあります。
そのためアンテナの傾く主な原因としては、ユニコーンアンテナ設置時の施工ミスや、周辺機器や固定具のサビが考えられます。
BS・CSアンテナ
上記で紹介した「八木式アンテナ」と「ユニコーンアンテナ」は地上デジタル用の受信アンテナです。
地上デジタル用アンテナは地上にある電波塔からご自宅に設置しているアンテナで電波を受信しているのに対し、BS・CSアンテナは宇宙にある通信衛星から電波を受信しています。
そのためBS・CSアンテナは雨や風の影響で少しでも位置や角度がズレてしまうと、電波を受信できません。
BS・CSアンテナの設置箇所は主に軒先であるベランダや、屋根の上の地上デジタル用のアンテナと合わせて設置していることが多いです。
地上デジタル用のアンテナが傾いてしまうと、BS・CSアンテナにも同様に支障をきたしてしまうため、アンテナ専門の作業員に2種類のアンテナを同時に見てもらうようにしましょう。
BS・CSアンテナの傾き費用相場 5,000円程度
BS・CSアンテナの傾く原因は強風や大雨、経年劣化によるアンテナ本体や部品のサビ、またはネジの緩みが原因です。
新しいアンテナ固定器具へと交換が必要な場合は、15,000円〜20,000円程度の料金がかかることが多いようです。
アンテナが傾く原因6選
アンテナが傾く原因にはどのようなものが考えられるでしょうか。
傾きの原因となる6つのケースをご紹介します。
アンテナのサビ
アンテナが倒壊する原因の一つに「アンテナ鉄線のサビ」があげられます。
アンテナを支えている鉄線が雨の影響でサビてしまうと、固定器具が切れてしまうことがあります。
またサビは金具の緩みも引き起こすため、アンテナが傾く大きな原因となってしまいます。
強風などの天候の影響
アンテナは台風や突風といった天候の影響を受けてしまうことがあります。
特に夏場に発生する台風シーズンは、冬に比べて2倍以上のアンテナの修理依頼が増えるほどです。
強風でアンテナが傾いたり、倒壊してしまうと大変危険なため、設置するアンテナの種類や設置箇所を検討してから取り付けることをおすすめします。
飛来物がぶつかる
台風が発生した際に、飛来物がテレビアンテナや屋根にぶつかってアンテナが傾いてしまうことがあります。
強風による飛来物の中には、カーポートの板や屋根の一部など大きなものも多く、運が悪くアンテナに当たってしまうと、アンテナの倒壊にも繋がります。
強風時には外に出ることは大変危険なので、アンテナが倒れる音がしても決して外出せず、嵐が過ぎ去った後にアンテナ周辺を確認するようにしましょう。
自然災害が原因で、アンテナが傾いたり、倒壊した場合にはご自身で加入されている火災保険が適用になる場合があるので、後ほどご紹介する火災保険の項目をお読みください。
アンテナの部品の寿命
アンテナの寿命は一般的に10年〜15年であるといわれています。
アンテナ自体はまだまだ使用できても、屋根の上にアンテナを設置しているアンテナを固定するための支線や鉄線がサビや腐敗により切れてしまう可能性があるため、注意が必要です。
アンテナを固定する器具のみの交換もおこなってくれる業者を選ぶことで、アンテナ交換が必要ない場合もあるため、知識のある業者に工事を依頼するようにしましょう。
設置箇所である建物の劣化
設置依頼が多い八木式アンテナは、設置面の屋根瓦が損傷を受けたり、壁の腐敗やサビの影響でアンテナ自体が傾くことがあります。
アンテナを固定しているケーブルやプラグ、ワイヤーなどの周辺機器も時間の経過と共に劣化しますが、同様に設置している住宅も劣化するため、アンテナだけでなく屋根にも注意も払う必要があります。
地域性の影響
海沿いや大きな道路に面した通りのアンテナは閑静な住宅街と比較してアンテナが傾きやすい傾向にあります。
その理由として海の塩害や雨の影響、また大型トラックが毎日通る影響で住宅が振動しアンテナにも少なからず影響が出ていることが考えられます。
これらの問題にはアンテナの設置場所を変更することで、問題解決できる場合もあるため、一度アンテナ業者と相談すると良いでしょう。
アンテナが傾いたときの交換費用相場
テレビが映らなくなったり、アンテナが傾いているなどが原因でアンテナの修理が必要になった場合、アンテナの交換費用は4万円以内で収まることが多いです。
これは、八木式アンテナやBS・CSアンテナも同じくらいの価格帯になることが多く、15,000円から交換作業が可能である業者がほとんどです。
この交換作業である15,000円の価格に、アンテナ撤去費用などを合計すると4万円以下で作業をしてくれる場合が多いです。
アンテナの交換設置費用は、新規工事と違い、すでにアンテナ設置基盤が整っている状態です。
そのため作業工数や必要なパーツが減ることから、工事費用は新規よりもやや安くなることが多いです。
もちろん、アンテナの調整だけで直れば良いですが、アンテナや周辺機器の交換が必要になれば交換料金が追加で発生しますのであらかじめ予算として考えておく必要があります。
新規アンテナ設置の時に一番人気なのが、安価な価格の八木式アンテナですが、アンテナが自然災害によって交換が必要になる際は、ユニコーンアンテナやデザインアンテナといったスタイリッシュな形のものを選ぶ方が増えてきました。
アンテナの修理時や見積もり段階で作業員の方にご自宅に取り付けるアンテナの種類はどのようなものがおすすめかを質問してみるのも良いかもしれません。
アンテナが倒れたら火災保険は適応される?
台風や、大雪、地震や竜巻などの自然災害が原因でアンテナが傾いた際にご自身で加入されている「火災保険」が適用される場合があります。
いくら自然災害に身構えていても、高所に設置されているアンテナを守ることは不可能に近いです。
ここでは、アンテナが傾いた際に使用できる火災保険について簡単に解説します。
火災保険が適用になる条件とは
火災保険と聞くと、住宅が破損や倒壊した場合にも適応となると思われがちですが、アンテナも保証の対象となります。
アンテナは住宅の付帯物として見なされるため、自然災害時の保証対象として認められているのです。
アンテナ修理で火災保険が利用できるケースとしての自然災害とは、台風や落雷、竜巻、豪雪などのことを指しています。
火災保険が適応になるかを判断するために、まずアンテナ業者に依頼し、アンテナの傾きが原因となって故障したかを突き止める作業が必要となります。
火災保険の手続きの流れ
アンテナ業者に依頼をして、火災保険の補償対象になるか確認が取れたら、ご自身で加入されている保険会社に連絡を取りアンテナ修理費用が保証されるかどうか確認作業が必要です。
アンテナ修理の負担金額は、掛け金や加入時の契約によってさまざまなため、そちらも合わせて保険会社に問い合わせるようにしましょう。
保険内容によっては、一部負担や5割負担などになるケースも存在します。
ほどんどの場合、アンテナの工事費用はお客様が一旦お支払いをおこない、後日保険会社から振り込まれる流れとなります。
アンテナ業者によっては、これらの作業を代行でおこなってくれる会社もあるため、アフターフォローのあるアンテナ業者を選ぶことで万が一のトラブル時に安心です。
詳細な火災保険の情報に関しては「テレビアンテナ修理に火災保険が適応されるケースを解説」の記事をご参照ください。
アンテナが傾いてる?アンテナごとの修理費用と相場まとめ
この記事ではアンテナが傾く原因や点検・修理の費用相場について解説しました。
地デジ用アンテナは傾いたり、折れ曲がったりしていても電波の受信環境によってはそのままテレビ視聴をおこなうことができる場合があります。
そのためアンテナの傾きや異常がわかりにくく、アンテナの不具合に気が付かないケースも増えてきました。
しかしアンテナの傾きに気が付かずそのまま過ごすと、アンテナが屋根の上から落下して大事故に繋がる可能性もあります。
テレビアンテナは電波を受信するために金属製で重さも3キロ以上あるため、もし屋根の上から落ちて人に当たると大変危険です。
台風が過ぎ去った後や、アンテナを設置後10年が経過した頃に、一度専門のアンテナ業者により定期点検を受けることをおすすめします。
アンテナ専門業者である地デジやドットコムは、20年のアンテナ保証に加え、設置後10年目にご希望のお客様への定期点検を無料で実施しております。
アンテナの傾きはもちろんのこと、固定具や金具の緩みがないかなど不具合が出る前に専門のスタッフが確認させていただきますのでどうぞご安心ください。
お見積りはメールと電話からお受けしております。お気軽にご相談くださいませ。