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アンテナ工事後に必要な維持費を徹底解説!15年間の寿命を快適に過ごすためには
アンテナは、きちんと設置すれば、10〜15年の寿命を迎えるまで特別な維持費は必要ありません。
しかし、アンテナ工事後に台風でアンテナの向きが変わったり、修理が必要なトラブルが発生すれば予期せぬコストがかかることがあります。
そこで本記事では、アンテナが寿命をむかえるまでの15年間を快適に過ごすため、アンテナ設置後に起こりうる予期せぬ出費を網羅してご紹介します。
後半ではアンテナ工事後の出費を避ける方法や、火災保険の活用についてもご紹介しますので、これからアンテナ工事を予定している方はぜひ最後までご覧ください。
目次
アンテナ工事後に必要な維持費とは
アンテナ工事が終了すれば、基本的にアンテナには特別なランニングコストは発生しません。
ただし、自然災害や周辺環境の変化などが発生すると、予期せぬトラブルが起こって修理や点検をしなければならないことがあります。
ここでは、アンテナ工事完了後に必要になるかもしれない維持費について、具体的なケースや大体の予算をご紹介します。
起こりやすいトラブルを知っておくだけで、出費の高額化を防ぐことができるケースも有るため、しっかりと知識をつけておきましょう。
台風でアンテナの向きがズレる
この「アンテナの向きのズレ」はとてもお問い合わせが多いトラブルです。
台風や暴風雨などの自然災害のあと、テレビの映像にノイズが入る、音声が途切れるなどの不具合が起こった場合はアンテナの向きがずれているかもしれません。
「アンテナの向き調整」工事は、大体5,000〜10,000円ほどです。
この場合はレベルチェッカー(電波測定器)などの専門器具を使用した高所作業になるため、ご自身で直そうとせず、アンテナのプロに相談しましょう。
台風などでアンテナにトラブルが起こった場合の対処法は「アンテナの台風対策とは?」をご覧ください。
自然災害でアンテナが倒壊する
アンテナは正しく設置すれば、通常の自然災害でアンテナが傾くことはあっても、倒壊してしまうことはあまりありません。
しかし、アンテナ設置後から年数が経って劣化が進んでいる場合や、強風による飛来物が直撃した場合は、物理的に破損して倒壊してしまうことがあります。
アンテナが倒壊すると落下して通行人やご近所を巻き込む事故に発展する危険性があるため、アンテナの傾きや倒壊に気づいた場合はすぐにアンテナ専門業者に相談しましょう。
アンテナが倒壊しただけの場合は「アンテナ立て直し工事」で10,000〜25,000円ほど、アンテナが破損して再利用できない場合は「アンテナ交換工事」で20,000〜40,000円ほどかかります。
倒壊してしまうとアンテナ修理費用は高額化するため、少しでも傾いていたり、風で揺れている、などの違和感を感じたら、迷わずにアンテナ業者に点検依頼をすると安心です。
雪が多い地域はアンテナが傾きやすい
アンテナが傾いてしまいやすいのが、積雪量の多い地域です。
積もった雪の重みでアンテナが破損したり、アンテナを支えるワイヤーが緩むほか、雪の影響でアンテナ周辺の電気設備がショートしてしまうこともあります。
この場合、不具合が起きるたびに毎回大体5,000〜10,000円ほどの「アンテナの向き調整」を行うこともできますが、毎年トラブルが起きるような豪雪地域では、雪の融解装置のついたアンテナを設置することも検討しましょう。
そのほか、ノウハウのあるアンテナ業者との相談にはなりますが、屋根裏にアンテナを設置したり、軒下に設置可能なデザインアンテナに交換することも有効です。
積雪によるアンテナ修理についての詳細は「積雪や雪害による故障や修理を詳しく解説」をご覧ください。
海に近い地域はアンテナが錆びやすい
海に近い地域は、潮風の影響でアンテナの劣化速度が早くなりやすいです。
アンテナの電波を受信する素子という部品は鉄やステンレス製のものが多く、海に近ければ近いほど塩害の影響を受けやすくなります。
アンテナ設置経験豊富な業者であれば、錆びにくい部品を使用したり、塩害に強いアンテナを設置するなどの工夫を行うため、過度な心配は必要ありません。
しかしDIYでの設置や、激安業者へ依頼している場合は塩害対策が全くされていない可能性があるため注意しましょう。
アンテナの部品やブースターの経年劣化
アンテナ本体は問題なくても、アンテナを固定するためのワイヤーや支柱が劣化したり、ブースターなどの周辺機器が故障してしまうことがあります。
基本的にアンテナの周辺部品は10〜15年は故障しないように製造されていますが、雨の当たり具合などの使用環境によって劣化スピードには差があるものです。
このような経年劣化は早めに気づけば部品や周辺機器の交換のみで済むため、5,000〜40,000円ほどです。
ブースターなどの周辺機器を設置する場合は、機種によって値段に幅があるため、工事を行うアンテナ業者とよく相談して決定するようにしましょう。
周辺環境の変化で電波が届きにくくなった
テレビは各地域の電波塔が送信する電波を、各家庭のアンテナが受信することで視聴する仕組みになっています。
そのため、電波塔と自宅の間に遮蔽物が建設されると、電波環境が変わって突然テレビが視聴できなくなることがあります。
電波塔から近い強電界地域でも、高層ビルや高速道路、住宅などが建設された影響で急に弱電界地域になってしまう可能性もゼロではありません。
電波環境の変化はご自身では対処しようがないので、電波を計測する専門機器を持ったプロのアンテナ業者に相談しましょう。
ノウハウのある業者であれば、アンテナ交換やブースター追加をしなくても、アンテナの位置を変えるなどの対応で安く工事を済ませてくれる可能性もあります。
アンテナの電波については「テレビアンテナの強電界地域と弱電界地域とは?」に詳しい調べ方を掲載していますので、ご確認ください。
鳥の糞害でアンテナの劣化が早まった
鳥がアンテナにとまったり、強い酸性の糞を落とすことで、アンテナ本体や部品の破損・腐食を引き起こす可能性があります。
「たかが鳥」と見過ごされがちですが、カラスなどは場所を覚え、同じ場所で休む習性があるため、一度アンテナがロックオンされてしまうと大きな被害がでやすくなります。
ホームセンターなどにある鳥よけ商品を活用するほか、あまりにもひどい場合は鳥がとまりにくいデザインアンテナへ交換することも検討しましょう。
アンテナ工事後の出費を避けるには
アンテナ工事では、プロの業者がきちんと設置していれば、突発的なトラブルを除いてランニングコストがかかることはほとんどありません。
しかし、何も考えずに適当な業者に依頼したり、アンテナ設置後に放置してしまうと、のちのち思わぬ出費につながってきます。
ここでは、アンテナ設置後のトラブルに合わないために、工事前にチェックすべきポイントを解説しますので、ご自宅の状況とあわせてアンテナ工事依頼の参考になさってください。
アンテナのDIYはおすすめしない
近年のDIYブームで、アンテナをご自身で取り付けたり、調整しようと考える方が増加しています。
しかしDIYでは、取り付けに成功したとしても、強度不足やノウハウ不足で数年経ってから不具合が出てくる可能性を否定できません。
そもそも屋根や壁面への設置は危険な高所作業であり、脚立の上で重い部品の接続や配線の取り回しを行うにはある程度の経験が必要です。
アンテナの設置では屋根や壁に穴をあけるため、簡単に「失敗したからやり直し」「困ったらプロに頼もう」というわけにはいきません。
DIYでの失敗はご自身に転落の危険性があるだけでなく、その後に業者に依頼することを考えると高額な出費になることを覚悟しましょう。
設置はプロのアンテナ業者に依頼する
アンテナ設置工事は、特別な事情がない限り、経験やノウハウが豊富なアンテナ専門業者に依頼しましょう。
アンテナ業者を選ぶ際は工事実績もそうですが、どのくらい保証期間があるのか、見積もりを明確に提示してくれるのか、電話対応で的確なアドバイスをくれるのか、などさまざまなチェックポイントがあります。
特に、保証期間の長さや内容はアンテナ業者の自信の現れでもあるため、できるだけ充実した業者を選ぶのがおすすめです。
アンテナ工事後にすこしでもおかしいと思ったら点検する
アンテナ設置後は、定期的にアンテナの様子を観察するようにしましょう。
例えば、台風後に「テレビ映りがおかしいな」と思った場合や、なんだかアンテナが風で揺れているような気がしたとき、角度が変わったような気がする場合などは、アンテナに不具合が発生している可能性があります。
違和感を放置すると、結局高額な工事を行わなければならなくなってしまいます。
点検費用はかかるものの、アンテナの維持費を少しでもやすくするためには異変に気づいたら早めに対処することが大切です。
アンテナ修理には火災保険を活用しよう
台風や豪雪などの自然災害が原因のアンテナ修理は、家屋の付帯物として火災保険で補償をうけることができます。
ここでは、火災保険が適用になる場合や、自分でできる申請方法をご紹介します。
もし手続きに不安がある場合や、火災保険が使用できるかわからない場合は、火災保険申請サポートのあるアンテナ業者に相談してみるのもおすすめです。
アンテナ修理には火災保険が使用できるケース
火災保険にアンテナを対象とした建物の付帯物への補償がついている場合、被害から3年以内であればいつでも火災保険を申請することが可能です。
加入している火災保険に「風災補償」がついている場合は、台風や強風などの被害のほか、飛来物による破損も補償対象となります。
また、「雪災補償」や「雹(ひょう)災補償」、「落雷補償」などがあれば、雪や雹、落雷による被害も補償を受けることが可能です。
火災保険の内容や補償範囲は複雑なので、もしご自身で確認してもよくわからない場合は保険会社の担当窓口か、火災保険の申請経験の豊富なアンテナ業者に相談してみるようにしましょう。
火災保険の申請手順
火災保険を申請する際は、まずご自宅にある保険証をお手元に用意して、手続きを進めましょう。
1.火災保険の相談窓口へ「被害報告」と「火災保険適用範囲の確認」を行います
2.火災保険の申請書類が送られてくるので、必要書類や写真について確認しましょう
3.火災保険の申請可能なアンテナ業者へ「修理依頼」を行います
4.修理当日に「被害写真」「申請書類」「見積書・領収書」を必ず業者から取得します
5.火災保険の申請書類を完成させて、提出します
6.保険会社の審査が開始され、およそ30日前後で振込が行われます
火災保険の申請はやや手間がかかるため、火災保険の申請経験が豊富で、アドバイスをくれるようなプロのアンテナ業者に依頼すると安心でしょう。
火災保険について戻ってくる費用の詳細や、補償適用外となる場合の詳細は「テレビアンテナ修理に火災保険が適応されるケース」をご確認ください。
アンテナ工事後に必要な維持費まとめ
アンテナが正確に設置されていれば、工事後から15年の寿命までランニングコストはかかりません。
しかしまれに、自然災害や業者のミス、予期せぬ電波障害などでアンテナ修理や再調整が必要になることがあります。
このようなケースの修理費高額化を避けるコツは、火災保険にアンテナに関する補償を追加しておいたり、早めにアンテナ業者に相談することです。
また、アンテナ設置工事から10年以上経過した時期に点検を行い、破損や劣化が軽微なうちに対処しておくようにしましょう。
もし「アンテナ修理について聞きたい」「以前頼んだアンテナ業者と連絡がとれない」「火災保険の申請方法がわからない」などでお困りの場合は、地デジやドットコムまでお問い合わせください。
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不具合が出る前に徹底的にチェックしますので、修理費用が高額化する前に対処可能です。
火災保険の申請や手続きの無料サポートも行っていますので、アンテナに関してお困りの際は、地デジやドットコムまでお気軽にご相談ください。