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自分でできるアンテナ修理!DIY可能なケースと注意点を解説

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自分でできるアンテナ修理!DIY可能なケースと注意点を解説

アンテナ工事は資格が必要ないため、電気工事やガス工事とは違い簡単そうだと思う方が多いです。

そういった「工事に資格が要らない=簡単に作業できる」といったイメージや、「依頼料を抑えたい」という発想からも「アンテナ修理って自分でできるのでは?」とお考えになるのは当然でしょう。

ですが、実際にはアンテナ工事のDIYというのは非常に危険で難易度も高く、やはり「アンテナ専門業者」に依頼するのが最善策なことも少なくありません

今回はそんな「自分でできるアンテナ修理」について、DIY可能なケースと注意点を交えつつ解説していきたいと思います。

アンテナ修理はDIYしてもいいの?

アンテナ修理はDIYしてもいいの?

基本的にアンテナ工事には資格が必要ありませんので、知識と技術、適切な道具があればDIYは可能です。

ただし、アンテナを新規設置する際に配線を通したり、通電する機器を扱う場合は「電気工事士」の資格が必要です。

また、壁の中に配線を通しますので、壁に対する適切な穴の開け方や配線の取り回しなど、複雑な手順も多い上にどれも経験がなければ大変な作業です。

ご自身でアンテナ設置を行うとなると、上記のような資格や経験の他、高所作業では転落する危険性もあり、高額な専門道具も必須となります。

アンテナDIYに必要な道具について

アンテナDIYに必要な道具について

この項目ではDIYに必要な専門道具について解説していきます。

全ての機器や道具を揃えるには高額な費用が必要なので、基本的にはアンテナ専門業者に依頼した方が安上がりであることも覚えておきましょう。

アンテナ本体や周辺機器

テレビ電波を受信するアンテナには、本体の他にも様々な場面で受信をサポートしてくれる周辺機器必要です。

アンテナ本体の種類、また周辺機器についてそれぞれ解説していきます。

アンテナ本体

アンテナ本体は地上波放送専用の「地上デジタル放送用アンテナ」とBS・CS放送専用の「衛星放送用アンテナ」の二種類に分かれています

この「衛星放送用アンテナ」は「パラボラアンテナ」の一種類しか該当しません。

「地上デジタル放送用アンテナ」は矢印のような「八木式アンテナ」、箱型の「デザインアンテナ」といったように、形も特徴も異なる様々な機種が存在しています。

電波増幅器(ブースター)

アンテナが受信した電波をテレビが再生できる値まで増幅してくれる装置です。

主に電波塔から距離がある、家のそばに高層マンションなどが存在している関係で、電波が遮られてしまっている地域で活躍します。

追加設置に費用が掛かるかどうかについては、事前に確認しておきましょう。

分配器

ひとつのアンテナから複数のテレビに電波を分けるための機材です。

分配数が多いほど電波が悪化し、ノイズが入ったり放送が映りにくくなってしまうので、基本的にはブースターと一緒に運用されます。

アンテナと同時に設置すると割安になるだけでなく、配線なども綺麗に整えられるためおすすめです。

分波器

混ざったままだとテレビに映像として映らないため、地上デジタル放送用電波と衛星放送用電波を分離させる装置がこの「分波器」です。

アンテナとの同時導入が推奨され、受信する電波の種類によって対応機種が異なることは分配器と同じですので、ご自身で設置する際には同様にご注意下さい。

アッテネーター

電波増幅器とは反対に、強すぎる電波を弱めるための装置になります。

電波が強すぎると映像が乱れる等の障害が発生することがあるため、届けられる電波の強い、電波塔に近いエリアなどでよく導入されています。

アンテナの土台になる器具

アンテナには周辺機器の他にも、強風などで倒れてしまわないよう土台となる役割を持つ器具を用意しましょう。

意外とその数は多いので、幾つかの項目ごとに紹介します。

屋根馬

アンテナ本体を屋根に固定するための設置用機材です。

通常、屋根は傾いているものであるため、安定して支柱を立てることができません。

この「屋根馬」はそのための専用器具で、アンテナを固定するための補助として利用されています。

アンテナマスト

アンテナを屋根や壁に設置する際の芯材として使われるもので、棒状となっています。

基本的に設置する建物や位置によって太さ・強度の異なるものを使い分けなければならず、マストの選択には経験と知識が必要です。

ホームセンターでも販売されていますが、適切な種類が分からなかった場合、その時点で素直にアンテナ専門業者に依頼することをおすすめします。

ステーアンカー

アンテナを支えるための固定金具です。

アンテナはその特性上どうしても台風・積雪の被害を受けやすいのですが、アンテナそのものの強度を変えることはできないため、この「ステーアンカー」と「アンテナマスト」を組み合わせることで強度の底上げを行なっています。

取付金具など

アンテナを軒先に設置する場合に使用します。

長さや穴の大きさは機種ごとに細かく異なっており、設置するアンテナに対して最適なものを選択しなければ意味がありません。

経験豊富な元作業員や、プロのアンテナ専門業者でなければ判別は非常に難しいため、よく注意して選ぶようにしましょう。

アンテナ修理に必要な専門器具

アンテナ設置・修理などを行うには専門器具が必要不可欠であり、これらがDIYよりも専門業者へ依頼する方がコストを抑えられる要因でもあります。

3つの項目に分け、アンテナ工事の中でも重要な器具を紹介します。

レベルチェッカー

電波の受信感度を正確に測るための機器で、アンテナ設置には欠かせません。

基本的には地上デジタル放送を測るためのもので、4Kや8Kなどの衛星放送をチェックするためには専用のレベルチェッカーが別途必要になります。

専門機器の中では特に高価で、DIY用に購入するのは割に合わないためおすすめしません。

高所作業用の特殊3連はしご

はしご本体が3連式になっており、3段階にスライドして伸びる特殊なはしごになります。

横ずれ防止や安定性が重要視された高所作業用器具ですが、重量が100kgを超える上に、この「特殊3連はしご」自体にも種類があり、現場に対して適切な長さを選ぶ、適切に扱うことは容易ではありません。

また、3階以上のご家庭では、高所作業車でなければ作業ができないこともあります。

工具や安全用品

主にヘルメットや命綱、安全靴などが該当します。

屋根上をはじめとした高所作業ではどれも必須になるアイテムばかりで、その中でも特に命綱に至っては適切な形での着用を行わなければならず、素人による中途半端な着用などもってのほかです。

DIYに必要な専門道具については「自分でアンテナ工事は危険?高所作業や専門道具、必要な資格を解説」の記事も参考になさって下さい。

自分でアンテナ工事は危険?高所作業や専門道具、必要な資格を解説

自分でDIY可能なアンテナ工事について

自分でDIY可能なアンテナ工事について

ここではDIY可能なアンテナ工事について具体的に解説していきます。

ちょっとした微調整といった簡単なDIYで済ませられるものからプロの手でなければ危険なものまで様々ですので、一つ一つ注意してご覧下さい。

アンテナ角度のズレ調整

映像が乱れるようになった、急に映らなくなってしまった際などに必要な修理で、角度がシビアな衛星放送用アンテナに多いトラブルになります。

レベルチェッカーを使った正確な設定が大切ですが、アンテナがベランダ等の手に届く範囲に設置されている場合はDIYによる微調整が可能です。

もし、屋根上などの高所に設置していた場合は、作業自体が非常に危険なものとなりますので絶対に行わないで下さい。

アンテナ交換工事

こちらは八木式アンテナからデザインアンテナに変更したい場合等、アンテナを新しいものに交換したい場合の作業になります。

今あるアンテナの撤去・処分から、新しいアンテナの選択や購入、設置までを全て自分でやることになりますので、正確性、工事の複雑さといった面からもすべてDIYで行うには難易度が高く失敗する確率が高いです

もし高所作業や工具の扱いに少しでも不安があるなら、アンテナ専門業者に頼んだほうがはるかに安く高品質に仕上げてもらえます。

傾いたアンテナの再固定

台風の後などはアンテナの固定が緩み、傾いてしまうことがあります。

特に風が吹いた時にアンテナがぐらつく、テレビ映りの良さが不安定な場合には傾いている可能性が高く、放置すると倒壊の危険性が高まるため、早めの対処が必要です。

傾きの再調整には破損した固定具の交換や、ワイヤーの締め直しなどが有効になります。

ただし「八木式アンテナ」に関しては下から見れば小さく見えるものの、実際には約3メートル、重さ10キロ以上と屋根上で一人で固定し直すのは困難を極めます。

アンテナの傾きについては「アンテナが傾いてる?アンテナごとの修理費用と相場を解説」にて詳細をまとめていますので、ぜひご覧下さい。

アンテナが傾いてる?アンテナごとの修理費用と相場を解説

電波状態が悪化した場合

近所に電波塔やビルなどが増えて周辺環境が変化し、電波が強くなった・弱くなった際に必要なアンテナ工事です。

この場合はアンテナに不具合が発生した訳ではないため、アッテネーター(電波減衰器)やブースター(電波増幅器)を設置して電波を調整します。

アンテナ修理でDIYをする際の注意点について

アンテナ修理でDIYをする際の注意点について

場合によっては費用を安く抑えられる、少しの調整で故障を治せるかもしれないといった点が魅力的な「DIYによるアンテナ修理」ですが、デメリットも決して少なくありません。

DIYによるアンテナ修理に踏み切る前に、どうかご一読下さい。

全て自己責任

アンテナ工事はシンプルだからこそ、ノウハウや技術力の差が大きく出ます。

特にアンテナが持つ10年から15年の寿命をしっかりと活かそうとした場合には、正確で適切な設置・修理が不可欠です。

また、DIYが原因で故障が悪化したり、アンテナや自分自身が転落する結果に繋がったとしてもあくまで自己責任になります。

火災保険が使えなくなる可能性がある

自然災害に起因するアンテナの故障は、火災保険の対象となっています。

しかしあくまで偶然発生した故障が対象なので、自分で修理しようとDIYをしてしまった場合、火災保険が効かなくなることもあるのです。

アンテナ工事に使える火災保険については「テレビアンテナ修理に火災保険が適応されるケースを解説」の記事で詳細をご確認下さい。

【2023年最新】テレビアンテナ修理に火災保険が適応されるケースを解説

長期保証の対象外になる可能性も

業者に依頼する形でアンテナを設置していた場合、長期保証とその内容が記された保証書というものが渡されます。

保証内容によってメリットは様々ですが、基本的には期間内に損傷した場合は無料で修理してくれる、数年おきに無償でメンテナンスしてくれる、といったようなもので、もらっておいても損のないものばかりです。

しかし、もしアンテナをDIYして手を加えていたら、長期保証の対象外にするという業者も少なくありません

アンテナを自分で修理しようとして故障を悪化させ、結局業者に追加費用を払って修理してもらっては本末転倒です。

信頼できるアンテナ専門業者に依頼を行った上で、きちんと直してもらいましょう。

自分でできるアンテナ修理まとめ

自分でできるアンテナ修理まとめ

今回は「自分でできるアンテナ修理」「DIY可能なケース」、そして「DIYを行う上での注意点」について詳細に解説しました。

ベランダなどといった手の届く場所に設置したアンテナであれば、角度の再調整などは簡単に行えます。

しかし屋根上などの高所に設置を行なっていた場合は、作業自体が危険なことはもちろん、角度調整以外のアンテナ工事・修理には専門的な技術や経験、高額な専門機器が不可欠になることを覚悟しましょう。

またDIYによるアンテナ工事を行った場合、本来適用されるはずだった火災保険が使えなくなったり、長期保証を無効化されてしまう可能性があるだけでなく、何が起きても自己責任となってしまう、というのが今回のまとめになります。

新規設置であっても、アンテナ本体の修理であったとしても、やはりプロの「アンテナ専門業者」に依頼するのが一番安心でしょう。

弊社「地デジやドットコム」は技術・知識・品質に優れたプロの「アンテナ専門業者」です

特に品質やスピードに関してはアンテナ業界でもトップクラスを自負しております他、保証期間も20年間と安心の超長期保証をお約束しております。

アンテナに関するどんな些細なトラブルや、ご相談でも構いません。

テレビアンテナについてのお悩みやご依頼は、ぜひこの「地デジやドットコム」までお気軽にお声掛け下さい。

 

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