テレビアンテナ
設置工事のすべて
- TOP
- テレビアンテナ設置工事のすべて
- 電気工事士のお話し その2
電気工事士のお話し その2
電気工事士のお話し その1からの続きです。
そういえばそもそも電気工事士とは何だろう?工事をするのに資格っているの??
街の中で作業服を着て、電気の事に詳しい人?
従事しない人にはあまり馴染みがないと思いますが
電気工事士には2パターンあります。
第二種
ビル、工場、商店、一般住宅などの電気設備の安全を守るために工事の内容によって、一定の資格のある人でなければ、電気工事を行ってはならないことが、法令で決められています。
その資格のある人を電気工事士といいます。
第一種
第二種の範囲と最大電力500キロワット未満の工場、ビルなどの工事に従事できます。
第一種は求人広告にもほとんど見かけないレアな資格です。
最近、試験内容に関する反響も頂いたのでちょっとしたアドバイスを兼ねて
電気工事士の部材について説明していきたいと思います。
電気工事士のお話し その1 でも述べたように
まずは暗記から入る事になります。
それには必要な部材もそれに含まれているのですが、出題範囲としては基本的に
「実技試験に使用される部材、もしくはそれに関係のある部材と使用される工具」
と覚えていいでしょう。
鑑別問題もそれに近いものは見受けられるので過去の実技試験を復習すれば
自然と合格に近づきます。
それでは出現しやすい部材を紹介します。
よく出題される部材
アウトレットボックス
実技試験で使う事必至の部材です。
配線を結線する部分に使用します。ケーブルや電線の配線工事で、配線の分岐・接続などに用いるためのボックスのことである。
照明器具取り付け部の電線引き出し口などとして用いられる場合もある
ネジなしボックスコネクタ
ネジ無し電線管とアウトレットボックスなどの接続に使います。
2号ボックスコネクタ
塩ビ管とアウトレットボックスなどの接続に使います。
2号と1号があり、3号はありません。
2号は塩ビ管を差し込んで接着しますが、1号はコネクタを塩ビ管に差し込んで接着します。
カップリング
カップリング(電線管)とは、薄鋼電線管相互を接続するときに使う材料の1つ。
両端に薄鋼電線管を挿入して(ねじ込んで)接続します。サイズの違う電線管相互や、
鋼製電線管と合成樹脂電線管など、種類の違う電線管相互を接続する場合も用いられます。
リングレジューサー
異なった径の電線管などをつなげるためのジョイントです。
突起面をボックス側にして使用するが、使わない人もちらほら…
ラジアスクランプ
金属管に巻き付けてボンド線を固定するのに使います。
こちらのサイトを参考にさせて頂きました
絶縁ブッシング
金属管の端で電線の外装や被膜が傷つくのを防ぐためにつけるものです。
電線管をボックスに接続する場合、ボックスの内側に使用。
差込形コネクタ
差込形コネクタは屋内配線用の差込形電線コネクタのことで、電線を差し込むだけで電線相互の接続が可能となっています。
電線の差込形コネクタには2極、3極、4極、5極、6極、8極などの種類がありますが、
電気工事士技能試験においては、主に2極もしくは3極、まれに4極が使用されています。
まだまだ覚えるものはありますが地デジアンテナ工事を行う上で、
そして修理をする上で必ず必要になってくる知識です。
せっかく伺ったのに工事できなかったら。
お客様目線でも、せっかく直ると思ったのに直らなかったら。
そのような事が無いように作業員1人1人の知識と経験を高めております。
第二種電気工事士
アンテナ工事でも必要となってくるこの資格。
なんと最年少での取得は小学生です。
記録では11才との事。
記載している場所によっては11才以下との表記もありますが
一番最上位の11才だとしても小学5年生です。
本当に凄いです。
使用する道具の暗記だけならまだしも物理の範囲まで…ですからね。
この資格を取った少年はその後どうなったのか分りませんが
きっと今もどこかで電気の仕事、研究をしているのかもしれませんね。
又、電気工事士の2種ができたのは1987年と比較的新しい資格です。
昔は単純に「電気工事士」だけでしたが
第一種・二種と分ける事で出来る作業内容を区分するようになりました。
その他に似たような資格として
認定電気工事従事者
特種電気工事資格者(ネオン)
特種電気工事資格者
電気工事施工管理技士
高圧電気工事技術者
なんかが挙げられます。
一口に電気工事といっても詳しく見てみれば細部まで区分されている
奥の深い仕事であり
何よりも生活に深く根付いた仕事でもあります。
電気を使わない生活なんて考えられませんよね。
地デジのアンテナ工事も、修理もしかり。
普段の生活ではあまり見ることはないと思いますが
生活の土台を支える職業として
昔も今も、これからも必要とされ続けている仕事です。