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電気工事士のお話し その1
戸建てやアパート、マンションで工事に携わる人間がどうしても必要になってくるのは
宅内の配線や電気に関する知識ではないでしょうか?
電気工事の入門と呼ばれる第二種電気工事士ですが
当店でも資格を従事する者たちへ取得するよう努めております。
アンテナの知識を少しずつ深めていくと
まずは電気工事の壁に当たります。
設置のみ!でしたらDIYレベルでも出来るのですが(高所作業なので基本的に勧めてはいません)
家の中の配線の仕組みから覚えていくと
「?」が連続して出てきます。
まずはアンテナの仕組みを覚えていきますが
このアンテナ周りの環境を叩き込んでいきます。
理解すれば、何が原因で何をしないといけないのか?7~8割理解出来るでしょう。
このアンテナの仕組みを覚えた後からが新人の「?」の泥沼が始まります。
残り2~3割に今度は電気系統が原因で映らない…なんて事もあり
電気配線の図を覚えていきます。
この時点で大きな壁が出てきます。
正直この仕事をしなければ覚えたくもないですね…笑
戸建てはまだ良いのですが
マンションや大型施設になると電気系統図がなければそもそも何がどこにあるのか分からず
修理で呼ばれたとしても何も出来ず帰路につくことになってしまいます…
そこで必要になってくるのが
第二種電気工事士の資格
となるわけです。
まずはひたすら暗記です。
もうこの時点で予備知識がないと頭が痛くなります。
参考書を見ながら、一つずつ覚えていきます。
シーリングやシャンデリアはまだ一般的になじみのある言葉ではないでしょうか?
黒い部分は壁に接地しているかどうかを示しています。
ごく一部ですが、ひたすらの暗記が続きます。
しかしこれらを覚えれば、今度は家の中がどういった構造になっているのか分かってきます。
頭の中で家を解体出来ます。
他にも使用する機器(工具)の暗記です。
ひたすら詰め込んでいきます。
電工ナイフ、
ケーブルストリッパー、
圧着工具、
ウォーターポンププライヤー、
ドライバー、
スケール、
リングスリーブ、
等など…
普段全く見ないものまで、どんどん名前を吸収していきます。
簡単にまとめましたが
覚える範囲としては暗記だけでもかなりものです。
今度は
各電線管の施工箇所・施工方法
を学びます…
壁の中に埋まっていますが、戸建てもマンションの壁の中にはケーブルが縦横無尽に
張りめぐらされています。
CD管が戸建ての場合はほとんどですね。
MDF(インターネットや外部からのケーブルが家の中で集中する場所やBOX)
を見ればこの配管がちらっと顔を出すはずです。
壁のTV端子のカバーを外してもこの管が見えているはずです。
最終的には戸建ての外部へつながっているのですが
このケーブルを保護する管にもたくさん種類があって
それぞれの管に〇V(ボルト)までしかダメ等。
沢山の制約があります。
ちなみにCD管とは、耐燃性のない合成樹脂の可とう管です。
可とう管=曲がる性質を持っている管
上記の画像だと、オレンジ色ですが
なんと全メーカーオレンジ色です。
自子消火性がなく、一度燃えたら燃え続けます。
なぜよく戸建てに設置してあるかと言えば
価格が安い。
の一言に尽きます。原則としてコンクリートの中でしか使えません。
CD管は燃えるから、オレンジ色です。(諸説あります)
一方PF管に関しては
・色の種類が豊富。
・自己消火性あり。(火がついてもすぐに消えます)
といった特徴があり、価格はCD管よりも高いです。
ですが、CD管としがってコンクリートの中以外でも使用できるメリットがあります。
外で紫外線の影響は大丈夫なの?と思われますが
影響は受けないわけではないが、強い性質を持っています。
完全な屋外使用の場合はより耐性の強いPFDというものもあります(二重管)
家の中の基本の基本から覚えていきます。
2018年は6月3日に電気工事の試験があります。
もしこの記事を見ている方で受験する方が居れば
ぜひ参考にして下さい。
アンテナ工事をする上で、家の中の配線は必須になります。
大事な家をきちんと把握する事で
より品質の高い工事を目指しています。
その2へ続きます。