テレビの映りが悪くなると、そろそろアンテナが寿命を迎えようとしているのかしれません。アンテナは約10年から15年ごとに付け替えのサイクルとなります。

普段はほとんど存在を気にすることがないアンテナについては、多くの方が出来るだけ安い方法で済ませたいと考えられます。とにかくテレビさえ映れば問題がないと考える方が大半ではないでしょうか。

しかし、アンテナ工事を安く済ませようと価格面だけで工事を行った結果、不要なトラブルに巻き込まれてしまったという事例も少なくありません。

これからアンテナ工事を依頼しようと考えている方のために、どのような点について配慮するべきなのかを解説します。アンテナ設置工事の実績が3万件を超える地デジやドットコムがお届けします。

アンテナ工事が安かろう悪かろう大失敗

アンテナ工事を安く済ませる方法としては、いくつかのアイデアがあり、別の記事「アンテナ工事を安く仕上げる方法を業者視点で詳しく解説」という記事にも多くの情報を掲載しています。

電気を一切使用しないアンテナという装置の取り付けにあたっては、一切の特別な資格が必要ありませんので、最も安く仕上げようと思えば、ご自身でアンテナを購入してDIYで取り付けることも可能です。

もちろん、専門知識を有していない方がアンテナの取り付け作業を行うことは、慣れない高所での作業による危険性に加えて、アンテナの向きの間違いや、不十分なアンテナの固定などの問題があります。

資格が不要の工事ではあるものの、室内でエアコンを取り付けるよりも危険性が高いように感じられることが多々あります。

ご自身で取り付けを行うことだけでなく、アンテナ工事に不慣れな業者や、さらに悪意を持って価格を安く設定している業者に依頼してしまうことも、工事代金を安く抑えたことの代償として思わぬ出費になってしまう可能性があります。

いわゆる「安かろう悪かろう」で、価格が安い分だけ工事のクオリティが悪かったり、アンテナに関する知識やノウハウを持っていなかったりとトラブルの原因になります。

安いアンテナ工事業者の罠

安いアンテナ工事業者として、最も注意しなければならいのは家財などを狙っている泥棒です。どのような理由であれ室内に入ることが許されれば良いので、アンテナ工事は無料だと言いかねません。

突然ご家庭を訪れてアンテナの寿命などの説明をはじめる業者の場合、泥棒や詐欺師である可能性を疑うようにしましょう。

しかし、このような明らかな犯罪行為を企んでいるグループだけではなく、価格面だけに注目して安い業者に依頼することによって、さまざまなトラブルが発生することがあります。

安いアンテナ工事業者に依頼することで、どのような問題が発生するのかについて解説します。

経験やノウハウがなかった

すでに解説した通り、アンテナ工事は特別な資格が無くても誰でも作業をすることが出来ますので、これまでに一切の作業実績がない業者であってもアンテナ工事を請け負うことができます。

さまざまな理由によって会社の経営が悪化したときに、企業のサイドビジネスとしてアンテナの設置工事を始められるケースも少なくありません。

アンテナ工事に関する知識やノウハウを持っている業者は意外と少なく、私たちのようにアンテナ工事を専門としている会社というのは、日本全国でも数社しかありません。

もちろん、丁寧に仕事をする職人さんであればアンテナの設置工事を無難に済まされるのですが、あまり経験がないことによって、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。

どれだけ安い工事代金だとしても、このような新しいアンテナ設置業者の練習台として、ご家庭のアンテナ設置工事が使用されるのは決しておすすめできません。

また、経験やノウハウが少ない業者の例としては、ホームセンターや家電量販店の取り付けスタッフなどが挙げられます。エアコンについては十分な知識があっても、アンテナ工事では不安が残るという方が多い印象です。

夏場になると何度も繰り返し設置工事が行われるエアコンと比べると、アンテナ工事は特殊な工事の部類に入りますので、アンテナ工事について熟練した技術を持っているスタッフの方は少ないです。

街の電気屋さんについては、これまでに数多くのアンテナ設置経験をお持ちの方が多いですが、高齢化が進んでいるために屋根の上に登ることが難しいと断られるケースが多いようです。

このため、街の電気屋さんから地デジやドットコムへとご依頼をいただくことも増えていますので、よろしければ是非、直接当方までご連絡をいただけますと価格面でも安く抑えられます。

アンテナ工事を手抜きされた

アンテナについて十分な設置実績があり、多くのノウハウを持っている業者の場合であっても、価格を安くする期間限定キャンペーンなどに申し込むことで、手抜き工事をされたという事例があります。

極めて単純な構造物であるアンテナは、経験のあるアンテナ設置業者がひとつひとつ作業を丁寧に行えば、しっかりと寿命を迎える10年先まで屋根の上や壁面で安定して稼働を続けます。

他の家電製品などと比べても寿命が長く、常に日光や雨風にさらされているアンテナは、小さな手抜きが大きなトラブルへと発展してしまう可能性を孕んでいます。

ボルトひとつの締め忘れや、固定金具ひとつの付け忘れが、アンテナを少しずつ傾かせる原因となり、寿命を迎える前に転倒してしまうことがあります。

アンテナ工事は、他社よりも上手に綺麗に設置することよりも、ひとつのミスもないように丁寧に行うことが求められているタイプの工事です。

建築や土木、リフォームなどの職人の業界では現在、人材不足が深刻な状態にあるため、間違った業者選びをすると手抜き工事をされるリスクが高まっています。ご注意ください。

古いアンテナを設置された

極めて悪質な格安アンテナ設置業者の例として、新古品と呼ばれるような倉庫に長らく放置されていたアンテナを設置したり、さらに悪質なケースでは他の家で取り外したアンテナを設置するケースなどがあります。

新品でないことによってアンテナの寿命が短くなってしまうものの数年先までは家主も気づかないために、荒稼ぎをした業者が逃げてしまうことも容易であるため、対応が難しいです。

このような業者を見破る方法としては、テレビ電波の特性や、最新のアンテナ事情、電波計測器の有無などを確認することがおすすめです。

他人を騙して稼ごうとするような業者やグループは、アンテナについて十分な知識を身につけようとする努力をしていませんし、最新のデザインアンテナなどの情報について把握していないケースが大半です。

こうしたトラブルのあとで地デジやドットコムに付け替えのご依頼をいただくことが珍しくありませんが、不必要に大型のアンテナが取り付けられていたり、必ずあるはずの固定用ワイヤーが設置されていなかったりと、悪質な事例を紹介すればキリがありません。

アンテナ工事の業者選びについては、こちらの記事「アンテナの業者選びで失敗？依頼前にチェックすべきポイントとは」も参考にしてください。

https://chideji-ya.com/blog/attention/%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%83%86%e3%83%8a%e3%81%ae%e6%a5%ad%e8%80%85%e9%81%b8%e3%81%b3%e3%81%a7%e5%a4%b1%e6%95%97/

DIYでアンテナ設置工事をする危険性

アンテナの設置工事は、何度も繰り返しご説明している通り、エアコンや照明の取り付けのように電気を取り扱う資格がない方であっても作業をすることが出来ます。

このため、ご自身で作業をされることが最も安くアンテナを設置することが可能なのですが、DIYでアンテナを設置されることで発生する問題も少なくありません。

まず、安全面では、高所作業となる屋根の上などでのアンテナ取り付け工事によって転落してしまう事故の可能性があります。アンテナの不具合を確認するために、屋根の上に登ることもあまりおすすめできません。

また、アンテナの設置工事そのものは安全に行える場合でも、計測器などを自ら買い揃えることで結果的に費用が高額になってしまうことがあります。

もちろんご自身で作業をされれば、何度でも微調整をすることが可能ですが、手間と時間を考慮するとアンテナ工事の専門業者にお任せいただく方がお得ではないかと思います。

地デジやドットコムでは、アンテナ工事のご依頼を常に受け付けていますが、DIYでアンテナ工事をされる方にも参考にしていただけるように定期的な情報発信を行っています。

いくつかの記事をチェックしていただくことで、アンテナ工事をされる際にどのような点に注意をするべきなのかを確認していただけます。

こちらのメイン記事「アンテナ設置工事のすべて」を参考にしながら、様々な記事へとアクセスしてください。

https://chideji-ya.com/blog/attention/main/

八木式アンテナは時代遅れ？

これまでアンテナとしては主流だった八木式アンテナですが、このところ新しいタイプのアンテナが登場したことで、古臭い時代遅れのアンテナなのではないかと感られる方が増えています。

実際、地デジやドットコムにご依頼をいただくアンテナ設置工事でも、八木式アンテナだけではなく、デザインアンテナやユニコーンアンテナのご依頼が急激に増加しています。

ボックス状のスタイリッシュなデザインアンテナは、八木式アンテナと比べれば外観が美しく、軒下の壁面に取り付けられるので目立つことなくアンテナの設置が可能です。

ご家庭によってはアンテナを目立たなくすることによってNHKの受信料の支払いを免れようと試みられる方もいらっしゃいますが、回収業者の方も十分な知識がありますので、NHKの受信料逃れのためにデザインアンテナを設置されることはおすすめしません。

従来からのアンテナの定番である八木式アンテナについては、テレビを視聴するという性能面については、デザインアンテナと比較しても全くそん色がありません。

屋根の上に高々と設置しますので、最もテレビの放送電波を受信しやすいですので、電波が弱いエリアについてはデザインアンテナよりも八木式アンテナの方が性能面で優れているケースもあります。

ただし、ご自宅の建物の寿命が20年以上ある場合、これからも20年以上住み続けるご予定である場合には、耐久性が落ちた屋根の上に作業員が登ることで瓦などの損傷のリスクが高まりますので、デザインアンテナに変えられることをおすすめします。

壁面に設置するデザインアンテナは、外観ばかりが注目されがちですが、作業の安全性や利便性などを考慮したときにも八木式アンテナよりも優れている点がいくつもあります。

つまり、決して八木式アンテナが時代遅れのアンテナというわけではありませんが、長い目で見ればデザインアンテナが主流になってくることが予想され、ご自宅の建物への配慮をした時には、やや不安が残るアンテナであると言えます。

すでに屋根の上に八木式アンテナがあり、まだ寿命に十分な余裕がある場合には、慌てて八木式アンテナをデザインアンテナへと交換する必要は一切ありませんので、悪質な業者の巧みな話術にひっかかって、不要な工事をしないようにしてください。

安くアンテナ設置工事を済ませるときの注意点まとめ

アンテナ設置工事の最終的な目的は、テレビ番組が支障なく視聴できることです。

とにかくテレビさえ見ることができれば問題ありませんので、出来る限りアンテナ設置工事は安く済ませたいという皆さまのお気持ちは十分に分かります。

しかし、安くアンテナ工事を済ませようとする皆さまの想いにつけこむ悪質な業者がいたり、手抜き工事によって短期間で交換が必要なケースなどもありますので、価格面だけで業者を選ばないようにしましょう。

また、ご自身でアンテナを設置することで工事代金を安く済ませることが可能ですので、DIYによって取り付け工事をすることもできますが、安全面に不安があり、さらにテレビを快適に視聴できるかどうか不安に感じることも多いです。

地デジやドットコムは、これまでに3万件以上のアンテナ設置工事の経験があり、八木式アンテナだけでなく最新のデザインアンテナにも多くの知識やノウハウを持っていますので、皆さまの快適なテレビ視聴のために適切な設置工事をさせていただきます。

24時間365日対応のコールセンターも設置していますので、アンテナやテレビの映りについてお悩みがある方は是非、何なりとご相談ください。アンテナに関する豊富な知識を持ったスタッフがお電話にて対応させていただきます。