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地デジ放送における瀬戸デジタルタワーの役割
瀬戸デジタルタワーは瀬戸市に建つ東海地方の地上デジタル放送を専門に送信する鉄塔で東京スカイツリー、東京タワーに次ぐ高さは約245mになります。
尚、正式な送信所名としては「瀬戸デジタルテレビ放送所」
2003年12月1日に名古屋・東京・大阪と3大都市圏でスタートした地上デジタル放送ですが、元々は瀬戸で建設の予定はありませんでした。
3大都市圏の中で最も困難を抱えていたのが愛知です。
東京、大阪は既存の送信所からデジタル放送の電波を発射するのに対し、名古屋テレビ塔はこれ以上の拡張は不可能であり新しい電波塔の建新設が不可欠で
既存の名古屋テレビ塔や東山タワーではアンテナの設置場所や強度不足などが浮上し新たな電波塔建設が必要になったので
従来は東山タワー近辺からのUHF放送の構想がありましたが、この時点では認可もおりていません。
他にも土岐地区テレビ塔建設構想など、2転3転と話が出ていました。
結局は瀬戸市での着工となったわけですが
瀬戸デジタルタワーは瀬戸市の三国山に新たな電波塔の建設を計画し実際に電波を送信する試験を行いましたがエリア外への電波塔達が問題となり現在の場所に建設される事が決まりました。
・名称 瀬戸デジタルタワー
・所在地 愛知県瀬戸市幡中町211番2
・高さ 244.7m
・階数 地上2階建て
・構造 鉄骨造
・敷地面積 7,133.24㎡
・建築面積 964.20㎡
・延床面積 1,967.20㎡
・着工 2002年6月6日
・竣工 2003年11月30日
・建築主 日本放送協会、中部日本放送株式会社、東海テレビ放送株式会社、名古屋テレビ放送株式会社、中京テレビ放送株式会社、テレビ愛知株式会社
・最寄駅 瀬戸口
形状が高さを感じさせないものですが、やはり遠目から見ても愛知県では目立つ存在です。
ちなみにこの電波塔は各所の電波塔と違い、展望台もなければ観光地化もされていません。
東海では屈指の超高層建築なのですが…もったいないです。
なぜかタワーの真下に使い道の分からない会議室があるだけでした。
ライトアップをしてる時期、してない時期もあったらしく基準は不明。
恐らくスカイツリーが出来た後、2色でライトアップを始めたと記憶はしているが…。
既に日常の景色として認知されている分
もっと広く県外へアピール出来ないかと思いますね。
歴史
中京広域圏においての地上デジタル放送は、2003年12月1日に関東・近畿の両広域圏(広域放送)と共に日本国内の先行地域として開始される事が決定したが、放送開始に際し、各送信所では電波の周波数や変調方式の違いから、それまでのアナログ放送用の送信アンテナに加え、新たにデジタル放送用の送信アンテナを設置しなければならなかった。関東広域圏の東京タワー、近畿広域圏の生駒送信所ではそれまでのアナログ放送とほぼ同じ場所にデジタル用の送信アンテナ、或いは送信塔を設置して対応した(※関東広域圏は、2013年5月31日に「東京スカイツリー」へ移転。)。
一方、在名各局は老朽化による強度不足とスペース不足からアナログ放送送信所である名古屋テレビ塔及び東山タワーには新規にデジタル用の送信アンテナを設置する事ができず、アナログテレビとデジタルテレビは別の場所から送信する事になった。場所については検討段階でRADIO-i(2010年9月閉局)と同じ三国山からの送信も検討され、実際に三国山に地デジ実験局が設置されたものの、テレビ愛知などのエリア外への電波の到達(スピルオーバー)が問題となったため断念し、瀬戸市内の住宅地である現在地に決定した。
放送区域
NHK名古屋放送局(総合・Eテレ)と広域民放4局(東海テレビ放送(THK)・中京テレビ放送(CTV)・CBCテレビ(CBC)・名古屋テレビ放送(NBN))の放送エリアの目安は愛知・岐阜・三重の東海3県の各一部地域[1]である。また、テレビ愛知(TVA)は愛知県、岐阜県の羽島市及び羽島郡の木曽川沿岸、三重県の桑名市、三重郡朝日町、三重郡川越町の各一部地域が放送エリアの目安となっている