4K・8K放送に興味があり「4Kと8Kの違いについて知りたい」「4K・8Kの視聴方法や工事内容を教えてほしい」など疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。

4Kと8Kでは、解像度や必要な設備が異なるため、事前に違いを知っておくことは大切です。また、視聴方法や工事内容を把握しておけば、4K・8Kの視聴までスムーズに進められます。

ここでは、地デジアンテナの4Kと8Kの違いや視聴方法、8K工事内容などについて解説します。4K・8K放送の視聴を考えている方は、ぜひご覧ください。

地デジアンテナの4Kと8Kの違い

地デジアンテナの4Kと8Kは、どちらもフルハイビジョンより高精細な映像を楽しめますが、内容が異なります。それぞれの特徴や違いを把握しておくことは大切です。

ここでは、地デジアンテナの4Kと8Kの特徴や違いについて見ていきましょう。

4Kとは

4Kは、フルハイビジョンよりも高精細な放送サービスのことです。「K」は「千」を意味しており、4Kは横方向（水平方向）に約4,000画素あることに由来しています。

フルハイビジョンの画素数は約200万画素（1920×1080）ですが、4Kの画素数は約800万画素（3840×2160）です。4Kはフルハイビジョンより解像度が4倍高いため、より鮮明な映像を楽しむことができます。

4K・8Kアンテナなどを設置することで4K放送を視聴することが可能です。

8Kとは

8Kは、4Kよりもさらに鮮明で臨場感溢れる映像を楽しめる放送サービスです。試験放送を経て、本放送が2018年12月から開始されました。

8Kの画素数は約3300万画素（7680×4320）で、解像度はフルハイビジョンの16倍、4Kの4倍です。4Kよりも高精細で立体感、臨場感のある映像を視聴できます。

8K放送を視聴するには、4K・8Kアンテナの設置などが必要です。

地デジアンテナの4K・8Kで視聴できるチャンネル

地デジアンテナの4K・8Kで受信できる電波は、従来の「右旋」と新しい電波の「左旋」があります。右旋は従来のBSアンテナでも視聴可能です。

左旋は「BS左旋（BS左旋4K・8K放送）」と「CS左旋（110度CS左旋4K放送）」があります。

ここでは、右旋と左旋の視聴できるチャンネルについて見ていきましょう。

右旋

右旋とは、BS右旋4K放送のことで従来からある電波です。右旋では、次のチャンネルを視聴できます。

• NHK BS 4K
• BS朝日4K
• BSテレ東4K
• BS日テレ4K
• BS-TBS4K
• BSフジ4K

これらのチャンネルは、従来のBSアンテナを使って視聴することが可能です。BS左旋やCS左旋のチャンネルが必要なく右旋だけで良い場合は、従来のBSアンテナを設置するだけで準備完了です。

BS左旋やCS左旋のチャンネルも受信したい場合は、4K・8K対応のアンテナなどが必要になります。

BS左旋

BS左旋（BS左旋4K・8K放送）は、次のチャンネルを受信できます。

• ショップチャンネル4K
• ザ・シネマ4K
• WOWOW
• NHK BS 8K
• 4K QVC

BS左旋の電波は右旋とは異なるため、従来のBSアンテナでは受信できません。4K・8K対応のアンテナを設置する必要があります。　

CS左旋

CS左旋（110度CS左旋4K放送）は、次のチャンネルを視聴できます。

• J SPORTS1
• J SPORTS2
• J SPORTS3
• J SPORTS4
• 日本映画＋時代劇
• スターチャンネル
• スカチャン1
• スカチャン2

CS左旋も右旋とは電波が異なります。CS左旋のチャンネルを視聴するときにも、4K・8Kアンテナの設置が必要です。

4K・8Kを視聴する方法

4K・8Kを視聴するには、4K・8K対応のテレビやアンテナなどが必要です。

ここでは、4K・8K放送を視聴する方法について見ていきましょう。

4Kの視聴方法

4K放送は、従来のBSアンテナでも視聴できる右旋と、4K・8Kアンテナを設置しないと視聴できない左旋（BS左旋4K・8K放送、110度CS左旋4K放送）があります。

左旋のチャンネルを視聴する方法は「4Kチューナー内蔵テレビ＋4K・8Kアンテナ」と「利用中のテレビ＋4Kチューナー＋4K・8Kアンテナ」です。

また、ケーブルテレビや光回線に加入している方は、専用の受信機を利用することで視聴できる場合があります。

8Kの視聴方法

8K放送を視聴するには「8Kチューナー内蔵テレビ＋4K・8Kアンテナ」が必要です。従来のBSアンテナやフルハイビジョンテレビの設備では8K放送の視聴はできません。

また、8K放送についても、ケーブルテレビや光回線に加入している方は、対応テレビとセットトップボックスなどの専用受信機を用意することで視聴できる場合があります。

地デジアンテナで8Kを見られるメリット

地デジアンテナで8Kを見られるメリットは、高精細な映像美を楽しめて、リアルで臨場感のある体験ができることです。8Kにどのようなメリットがあるのか知っておくことは大切です。

ここでは、地デジアンテナで8Kを見られるメリットについて確認していきましょう。

高精細な映像美を楽しめる

地デジアンテナで8Kを見られるメリットは、高精細な映像美を楽しめることです。8Kは約3,300万画素（7680×4320）なので、4K（約800万画素：3840×2160）の4倍、フルハイビジョン（約200万画素：1920×1080）の16倍の解像度です。解像度が高いため、キメ細やかでリアルな映像表現ができます。

圧倒的にきれいな映像を視聴できるのは8K放送のメリットです。

リアルで臨場感がある

8K放送はリアルで臨場感があるのがメリットです。解像度が高いのに加え、色域が広く、マルチチャンネル音響により360度サウンドに包まれて臨場感を味わえます。スポーツ観戦をしているときは、スタジアムなど、まるでその場にいるような体験を得ることができます。

地デジアンテナの8Kの工事内容は

8Kを視聴するには、4K・8Kアンテナなどの設置が必要です。たとえば、リビングのみ8K対応にしたい場合は、4K・8Kアンテナを設置して、チューナーや8K対応テレビを揃えます。

家中の部屋を8K対応にしたい場合は、分配器や分波器なども用意し、場合によっては屋根裏の工事も必要です。アンテナの向きや固定、配線、分配器や分波器の設置など、さまざま作業を行わなくてはなりません。

また、8Kを視聴するには8K対応のテレビが必要です。

業者に依頼するか自分で工事をするか

8Kの工事は「業者に依頼する」と「自分で行う」の2通りの方法があります。業者に依頼する場合は、まちの電気店やホームセンター、地デジアンテナ業者などを探し、工事を依頼します。

自分で工事をする場合は、8K視聴に必要な設備をすべて用意して、工事内容を調べたうえで一つひとつ作業をやっていくことが必要です。

業者に依頼するか自分で行うかは、早い段階で決めておきましょう。

地デジアンテナの8K工事の依頼先

地デジアンテナの8K工事の依頼先には、まちの電気店、家電量販店、ホームセンター、地デジアンテナ業者などがあります。それぞれで特徴が異なるため、自分に合ったところに依頼することが大切です。

ここでは、それぞれの依頼先の特徴について見ていきましょう。

まちの電気店

まちの電気店に地デジアンテナの8K工事を依頼することも可能です。まちの電気店の良い点は、地域密着型で営業していて工事後のメンテナンスや点検、アフターフォローなどが頼みやすいことです。

ただし、人手が少ないため時期によってはすぐに対応してもらえない可能性があります。また、アンテナの工事経験が少ない場合もあります。

工事を頼む前に、アンテナ工事の経験や保証内容などを確認したほうが良いでしょう。

家電量販店

地デジアンテナの8K工事は、家電量販店に依頼することもできます。8K対応テレビやケーブルなど、必要な設備を購入したついでに依頼できるのは魅力です。家電量販店独自のポイントが貯まる・使える場合もあります。

ただし、夏場はエアコン工事で人手不足になったり、保証が付かないこともあるため注意してください。また、工事費用は相場より高いこともあります。

ホームセンター

8K工事を依頼できるホームセンターもあります。8K工事に必要な設備を自分で選ぶことができます。アンテナ以外の様々な工事に対応してもらうことも可能です。

ただし、アンテナ工事の実績が少ない場合もありますので、事前の確認が必要です。

地デジアンテナ業者

地デジアンテナ業者は、アンテナ工事に特化した専門業者です。地デジアンテナ業者は、工事に関する知識や経験が豊富で、保証やサポートが充実しているのが魅力です。工事費用も比較的安く、アンテナや周辺機器も購入できます。

ただし、アンテナ以外の工事を頼むことはできません。また、多くの地デジアンテナ業者があり、なかにはサービス内容が悪い業者もあります。

8Kの工事を自分で行うときの注意点

アンテナ設置などの8Kの工事を自分で行うと、業者を頼らなくて良いので工事費用の節約ができます。しかし、ケガのリスクなどがあるため注意が必要です。どのような注意点があるのか事前に把握したうえで、判断することが大切です。

ここでは、8Kの工事を自分で行うときの注意点について見ていきましょう。

転倒や転落のリスクがある

8K放送を視聴するために、4K・8Kアンテナを自分で設置する場合は転倒や転落リスクがあるので注意してください。4K・8Kアンテナは高所に設置するため、足元を滑らせたり落下するなどしてケガをする恐れがあります。

「業者に依頼するとお金がかかるので節約したい」と自分で工事をしても、ケガをして仕事に影響が出ると、工事費用以上の損失が発生するかもしれません。

転倒や転落などしてケガをする可能性がありますので、自分で工事をする際は十分に気をつけてください。

上手く設置できず映像が悪いことがある

自分で8Kの工事を行う場合は、アンテナの設置が上手くいかず映像が悪いことがあります。アンテナの向きが適切でなければ受信感度が悪くなるからです。また、アンテナの固定が甘いと、強風などでアンテナが傾く可能性があります。

アンテナを設置するときは、向きの調整や固定の仕方が重要です。簡単な作業ではないため、自分で8Kの工事をするときは注意してください。

アンテナなど必要な設備を自分で揃えなくてはいけない

8Kの工事を自分で行う場合は、アンテナなどの設備をすべてお店やインターネットで揃えなくてはなりません。「どのアンテナが良いのか」「ケーブルは何を選んだら良いのか」など、情報収集や購入などの手間と時間がかかります。

業者にすべてを任せれば、お店やインターネットでアンテナ本体や周辺機器を購入する必要もありません。4K・8K対応のテレビとチューナーがあれば、あとは業者が用意してくれます。

地デジアンテナの8Kの工事は業者に依頼するのが良い

アンテナ設置や配線など、自分で8Kの工事を行うこともできますが、業者に依頼することをおすすめします。工事費用はかかりますが、工事にかける時間や手間、安全性や信頼性を考えればプロに任せるのが1番です。4K・8Kの視聴環境が確実にできあがります。

自分で工事をするのではなく、プロに依頼しましょう。

8Kの工事を地デジアンテナ業者に任せたほうが良い理由

8Kの工事を地デジアンテナ業者に任せると、短い工事時間で完了し、ケガのリスクを負わなくて済みます。また、保証が付くため問題が発生したときも安心です。アンテナ本体や周辺機器を自分で揃える必要もありません。

ここでは、8Kの工事を地デジアンテナ業者に任せたほうが良い理由について見ていきましょう。

自分で行うより工事時間が短い

8Kの工事を地デジアンテナ業者に任せれば、自分でするよりも工事時間が短くて済みます。自分で4K・8Kアンテナを設置する場合は、初めての作業ばかりなので、必要以上に時間がかかります。「アンテナ設置と配線に半日以上かかった…。」ということも珍しくありません。

情報収集や設備購入など準備期間も含めると、もっと時間がかかります。

地デジアンテナ業者に任せれば、建物の状況にもよりますが2時間程度で工事が完了します。事前の準備期間や当日の工事時間を短くできるので、仕事やプライベートなど他のことに時間を使えます。

ケガのリスクがない

自分で8Kの工事をすると、慣れない作業の連続になるためケガをするリスクがあります。節約のために自分で工事をしても、ケガをして仕事に影響が出たら意味がありません。

アンテナ工事のプロに任せれば、自分がケガを負うリスクがないうえに、スピーディーかつ正確に工事が完了します。工事完了後、すぐに8Kの高精細な映像美を楽しめます。ケガを心配しなくて良いことは、地デジアンテナ業者に任せるメリットです。

保証がある

8Kの工事を地デジアンテナ業者に任せたほうが良い理由の1つが、保証があるからです。多くの業者が保証期間を設けています。設置後のアンテナに故障や不具合などが発生しても、保証期間内であれば無償で対応してもらえるので安心です。

10年の長期保証が付く地デジアンテナ業者もあります。

アンテナなどの周辺機器を自分で揃えなくて良い

自分で8K工事を行う場合は、アンテナなどの周辺機器を自ら調達する必要があります。情報収集をしたうえで、店舗やインターネットで設備を揃えなくてはいけません。時間と手間がかかりますし、どの製品を購入したらいいのか悩むものです。

工事を地デジアンテナ業者に任せれば、アンテナ本体やケーブルなどの設備を自ら揃える必要がありません。時間と手間を省くことができます。

プロが選んだ確かな品質の設備を導入できます。

8Kの工事を依頼する地デジアンテナ業者を選ぶポイント

8Kの工事を依頼する地デジアンテナ業者を選ぶポイントは、「評判が良い」「実績が豊富」「工事費用が割安」「保証内容が充実」「スタッフの対応が良い」「様々な支払い方法に対応」の6つです。

これらのポイントをもとに業者選びをすることで、優良業者を見つけやすくなります。満足度の高い工事ができるでしょう。

ここでは、8Kの工事を依頼する地デジアンテナ業者を選ぶポイントについて、一つひとつ紹介します。

評判が良い

地デジアンテナ業者に8Kの工事を依頼する場合は、評判が良い業者かどうか確かめましょう。評判を知れば、「スタッフの対応が良く工事時間も早かった」「工事費用が割高なうえ対応も悪かった」など、実際に業者を利用した人の意見や評価がわかります。

業者のホームページには良い情報しか載っていないため、評判を確認して実態を知ることは大切です。

ただし、どんなに優秀な業者でも、良い評判と悪い評判があります。悪い評判が目立つ業者は避けたほうが無難です。良い評判が目立つ業者の中から選ぶと良いでしょう。

8Kの工事を地デジアンテナ業者に依頼する場合は、良い評判が多いか確認してください。

実績が豊富

8Kの工事を依頼する地デジアンテナ業者を選ぶときは、実績が豊富か確認しましょう。実績が豊富な業者は多くの人から選ばれているためです。たくさんの地デジアンテナ業者がある中で、多くの人が選ぶ業者はサービス内容が魅力的な可能性が高いです。スタッフも対応に慣れているため、安心して工事を任せられます。

逆に、実績が少ない業者はサービス内容が他社より劣る可能性があるため注意が必要です。ノウハウが少なく、スタッフが対応に慣れていない場合があります。

8Kの工事を依頼するときは、実績が豊富な地デジアンテナ業者を選びましょう。

工事費用が割安

工事費用が割安かどうかも、地デジアンテナ業者を選ぶポイントです。同じ8Kの工事でも、業者によって費用が異なります。少しでも工事費用を安く抑えたい場合は、複数の業者を比較するようにしましょう。

比較することで工事費用の相場を把握でき、どの業者が割高・割安か判断できるようになります。

工事費用が、割安または相場並みの業者の中から依頼先を選ぶようにしましょう。

保証内容が充実

地デジアンテナ業者を選ぶ場合は、保証内容を確かめましょう。業者によっては保証期間などに違いがあるためです。アンテナは長く使うため、保証内容が充実しているほうが安心です。保証期間中であれば、アンテナの故障や不具合、テレビ視聴トラブルなどが発生したときに無償で対応してもらえます。突然の出費で家計が圧迫されることを回避できます。

地デジアンテナ業者によって、保証期間が10年の場合もあれば5年しかないこともあるので、必ず確認しましょう。長期保証が付く地デジアンテナ業者がおすすめです。

スタッフの対応が良い

8K工事を依頼する場合は、スタッフの対応が良い地デジアンテナ業者を選びましょう。優良業者は、社員教育がしっかりとしているため対応が良いスタッフが多いからです。

「テキパキと工事を進める」「質問への回答が明確でわかりやすい」「専門知識が豊富」など、対応が良いスタッフがいる業者を選ぶと、満足度の高い8K工事が可能です。

様々な支払い方法に対応

地デジアンテナ業者を選ぶときは、様々な支払いに対応しているか確認しましょう。業者によって支払い方法が異なります。

クレジットカードやスマホ決済など、様々な支払い方法に対応していれば、普段と同じ方法で工事費用の支払いができます。クレジットカードやスマホ決済ならポイントが貯まるためお得です。ボーナス払いや分割払いにすることもできます。

8K工事を業者に依頼するときは、対応する支払い方法にも注目しましょう。

まとめ

ここでは、地デジアンテナの4Kと8Kの違いや視聴方法、8K工事内容などについて解説しました。8K放送を視聴するには、8チューナー内蔵のテレビや4K・8Kアンテナの設置などが必要です。

8Kの視聴環境を整えれば、高精細な映像美を毎日楽しめます。

8Kアンテナの設置工事を考えている場合は、プロである地デジアンテナ業者に依頼しましょう。