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台東区 ・上野・御徒町近辺のお話し

最終更新日:

現、当店の本拠地である台東区(主に上野・御徒町近辺)のお話です。

台東区はいろんな顔があります。

その中でもまず語るべきは日本有数のターミナル駅である上野駅でしょう。

1885年に上野~宇都宮間の路線が開通すると

上野駅周辺は爆発的に開発が進みました。

小さなターミナルから東北への玄関口へ成長を遂げたこのターミナル駅は

何度も何度も拡張と増築を繰り返しており

実は近年でも地上300Mの超高層ビルへの建て替えが検討されていました。

現在このお話は立ち消えてしまったが

もしこの開発が叶っていたのなら

今以上のビッグターミナルとして栄えていたのかもしれませんね。

この上野駅は、他のビッグステーションと比べて

求人の多い駅でもあります。

主に観光と販売(浅草方面も入ります)が他の駅よりも突出しています。

それはなぜか?

それもそのはず。

年間約4000万人の方が観光だけで訪れます。

1日10万人以上。

東京ディズニーリゾートよりも、この台東区へ来る人のほうが多いんです。

平成に入り個人の商店がどんどん減る中で

逆に増えていった街がここ台東区。

まさに

パワー&パワー

魅力&魅力

とイケイケで江戸時代から400年歩み続けた街です。

平日のアメ横を知っている方もたくさんいると思いますが

今商店街であれだけ人を集めるところはなかなかありませんよね(笑)

私もよく利用しますが

アメ横でざっと思いつくのは

立ち飲み屋。まさにメッカです。

平日昼間から陽気な団体が線路下のお店でお酒を飲んですごく楽しそう。

『大統領』に『たきおか』に『カドクラ』

安くて旨い。居心地の良い名店が並ぶ中、個人的に勧めるのは

『ふぶき』

です!

ここは安くて本当に美味いものを出すんですが

人気になりすぎちゃって立ち飲みなのに行列が出てる事も…

もしさっと入れる時は失敗させません。

ただ

勤務中にあの光景を魅せられると、なんとも言えない気持ちになります(笑)

アルコールが飛び交う路上のお店を横目に通り過ぎれば必ずといって

目につくのは

鞄や服、靴。スポーツ用品です

格安のロンドンスポーツがあまりにも有名。

他にもテニス、ゴルフ用品までなんでも揃います。

他と比べてかなり安く手に入りますのでぜひアメ横をご利用の際は探してみて下さい♪

私はここでフットサル用品を購入しました。

毎日がセール状態で

お祭り騒ぎ。

この毎日がお祭り感もアメ横の魅力ではないでしょうか?

この魅力は実際にその熱を現場で感じて欲しいです♪

回転寿司・焼肉・ラーメンといった庶民的なものもかなりの

店舗数があり、名店が多いのも上野ならではです。

まさにコンビニ感覚で並んでいます。

一本通りを進むだけで、焼き肉屋(それも同じ店名)に何度も遭遇したり

回転寿司が十数M毎に並ぶのは圧巻です。

逆に少ないのは100円ショップといった

本来はどの駅にもあるようなスーパーや販売店は本当に少ないです。

ダイソーが上野駅側に

キャンドゥが御徒町駅側に

それぞれ1店舗。

この規模の駅でこの店舗数なのは、周りのお店が既に安いからなんでしょうね。

普段上野を拠点とする身からすると凄く重宝します(笑)

普段コンビニやスーパー。100円均一を使ってる身からすると

いざなくなると本当に困ります。

しかし本当にここは周りを見渡せば360度といっていいほど

販売と飲食でごったがえし

人口の密度も大変な事になってます。

今度上野駅周辺の求人を見るときは、この販売業、観光業に焦点をしぼって

調べてみて下さい。

他と比べてかなりの割合をしめています。

別名、仕事を生む町。台東区です。

また忘れてはいけないのは上野公園に上野動物園

美術館も有名ですが、上野は全く知らないけど

動物園にはいった事がある。

上野公園には行った事があるという方も多いのでは?

子供のころに行ったきり

次は自分の子供を連れて行ったなんてケースも珍しくなく

まさに世代を超えて楽しめるスポットになっていますね。

この上野動物園の創業も上野駅とほぼ同時

明治15年スタートとなっており

当時はなんと100M×100Mほどのスペースしかありませんでした。

今と比べてかなり小さいですよね。

そしてこの日本を代表する上野公園

かなり長い年月をかけて徐々に頭数と種類が増やしていきます。

明治20年
秋葉原で生まれた興行中のトラから生まれた子トラをヒグマと交換します。

明治21年
当日の清国皇帝よりアジアゾウのペアを贈られます。

まだこの当日は昼間だけの開業でした。

明治23年
園内にランプの灯がともります。

明治28年
日清戦争の戦利品として、フタコブラクダが園内に。

明治31年
オランウータンが園内に。

明治35年
ドイツの動物園より、ライオン、ホッキョクグマなどを購入

この後、キリンやカバなどの動物を購入し

現代の動物園に近くなっていきます。

ですがこの後、戦争時に動物の殺処分があり

大型の猛獣が姿を消す事になりました。

本当の意味で現代の動物園と似た形になったのは

昭和47年

日中国交回復を記念しジャイアントパンダが中国より贈られます。

ここからではないでしょうか?

空前のパンダブームです。

1日20万人超が上野に訪れる大パニック。

何時間もパンダを見る為に並んで

実際にパンダが視界に入るのは30秒以下という日々が続きました。

この上野動物園に集まった人数。なんと1日の京都旅行者数のはるか上です。

あの狭い空間に、1日の京都旅行者全部を足した人数が凝縮する訳です…

恐ろしいですね。

お気づきの方も多いかもしれませんが

このパンダフィーバー

過去から現代まで上野でしか起こってません

他の動物園にもパンダは居るのですが…笑

でも日本人の気持ちとして

それだけこの上野という場所が特別な場所なのかもしれませんね。

パンダが日本で初めて広まった場所。

そして当時の熱狂が

あたかも老舗のブランドのように

自然と心にしみ込んでいるのかもしれません。

まだまだ沢山の魅力が詰まる上野~御徒町ですが

このコラムを読んで

気になった方はぜひ、古くて新しい上野~御徒町の魅力を見つけてみて下さい。

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