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デザインアンテナは弱電界地域でも大丈夫?基本から応用までプロが解説

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デザインアンテナは弱電界地域でも大丈夫?基本から応用までプロが解説

デザインアンテナが弱電界地域でも使用できるかどうか、ご質問をいただくケースが増加しています。

これまでは弱電界地域は離島や山間部などの郊外がほとんどでしたが、近年の高層ビル建設などで障害物が増え、洋風住宅が多い都心でも局地的な弱電界地域が発生していることが原因のひとつです。

結論からお伝えすると、多くの場合工夫さえすればデザインアンテナは弱電界地域でも問題なく設置することができます

ここでは、デザインアンテナを弱電界地域に設置する場合の基本から応用までを詳しく解説します。

アンテナのプロである地デジやドットコムだからこそわかるノウハウを詰め込みましたので、弱電界地域にお住まいの方や、家電量販店などでデザインアンテナの設置を断られた方、デザインアンテナについて知りたい方は、是非参考になさってください。

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【基本編】デザインアンテナと弱電界地域の関係

【基本編】デザインアンテナと弱電界地域の関係

発売当初のデザインアンテナは受信性能が低く、電波の弱い弱電界地域では使用できないといわれていました。

しかし現在、デザインアンテナは目覚ましく進化しており、サポートする周辺機器の性能も格段に上がっています。

ここでは、基本編としてデザインアンテナや弱電界地域の最新の情報をご紹介します。

デザインアンテナとは

デザインアンテナとは、2016年頃に登場したコンパクトなボックスタイプの地デジアンテナです。その形状から、平面アンテナ、フラットアンテナとも呼ばれています。

昔ながらの魚の骨のような八木式アンテナと異なり、カラーバリエーションが豊富で外壁に目立たず設置できるため、外観を重視した新築や洋風住宅で多く選択されています。

デザインアンテナの性能の進化

発売当初のデザインアンテナは値段が高い割に電波の受信感度が悪く、設置後のトラブルが多発していました。

しかしアンテナメーカーの企業努力により、現在では八木式アンテナとほとんどかわらないトップクラスの受信性能を持つまでに進化しています。

価格帯も発売時に比べてかなりお手頃になり、最安の八木式アンテナと比較しても工事費用は5千円ほどしか違いません。

基本的には電波塔の方角にある外壁やベランダに設置しますが、条件が合えば屋根裏に設置することもできるようになりました。

また、デザインアンテナは薄型で強風や自然災害に強いため、従来の大型アンテナよりもはるかに耐久性が高く、天候の影響を受けないように進化しています。

デザインアンテナの設置依頼が急増する理由

デザインアンテナは、すこし前までは外観を気にする新築住宅でしか採用されていませんでした。しかし現在、古い日本家屋からのデザインアンテナ設置依頼が急増しています。

その理由は主に、デザインアンテナのランニングコストの安さメンテナンスのしやすさです。

デザインアンテナは軒下や壁面に設置するため、自然災害や鳥などの影響をうけにくい構造になっています。そのため従来の大型アンテナよりも故障しにくく、万一落下しても比較的安全です。

また、従来の屋根に設置するアンテナよりもメンテナンスがしやすいため、老朽化した家屋を傷つけづらく、高所作業料金が安く済む傾向にあります。

現在デザインアンテナの工事依頼が急増している状況をみると、今後は新築以外の住宅でもデザインアンテナが主流になってくると考えられます

弱電界地域とは

弱電界地域とは、電波が弱くテレビ視聴に悪影響がでている地域のことです。

基本的には電波塔から遠く、電波塔とアンテナの間に山や森などの遮蔽物が多い郊外でよくみられます。

しかし近年では都会であっても、高層ビルなどの影響で部分的な弱電界地域が発生することも増えています。今は強電界地域に住んでいる人でも、近所の工事の影響である日突然電波が悪くなることも十分考えられるため、注意が必要です。

ひと昔前の弱電界地域

ひと昔前、弱電界地域は有線放送やケーブルテレビがないとテレビを視聴することはできませんでした。

もし弱電界地域でアンテナを設置できたとしても、屋根の上に設置する八木式アンテナや大型のパラスタックアンテナしか選択肢がなく、テレビ映りも安定しないケースが多く見られました。

現在弱電界地域でも問題なくテレビが視聴できているのは、電波塔の増設やアンテナの進化のおかげです。

弱電界地域の調べ方

電波は目視で確認できないため、ご自宅が弱電界地域かどうかはレベルチェッカーという専門機器で調査しなければなりません。

アンテナの性能が向上しているとはいえ、まだまだ弱電界地域の電波状況によっては設置場所などに制限があるため、正確な電波状況を知っておくことは重要です。

ご自宅で最も電波の良い位置や方角などを知るためにも、経験豊富なアンテナ専門業者に調査を依頼するのがおすすめです。

弱電界地域でのデザインアンテナ設置は断られるって本当?

弱電界地域にお住まいの方で「デザインアンテナを設置しようとしたら断られてしまった」という話を聞いたことはありませんか。

現在ではデザインアンテナの進化やサポート機器の性能向上により、弱電界地域でもデザインアンテナを使用できることがほとんどです。

しかしアンテナ工事を請け負っている業者でも、知識が古いままで「弱電界地域ではデザインアンテナが使えない」と思い込んでいることも少なくありません。

断る業者はアンテナ専門業者ではない事が多い

「弱電界地域でデザインアンテナが使えない」と勘違いをしている業者の多くは、アンテナ専門業者でないことがほとんどです。

例えば本業の電気工事の合間についでにアンテナ工事を請け負っている業者や、地域の電気屋さんのようにアンテナ工事の施工件数が少ない業者は、アンテナ知識をアップデートする機会がありません

また正しいアンテナ知識を持っていたとしても、弱電界地域でのアンテナ工事には特別な施工ノウハウが求められるため、工事をするスタッフの経験不足から弱電界地域へのデザインアンテナの設置を断ってしまいがちです。

依頼を断られないようにするためにも、弱電界地域のデザインアンテナ設置工事は、施工実績が豊富でノウハウのあるアンテナ専門業者へ依頼することが重要です。

【応用編】弱電界地域のデザインアンテナ設置工事の工夫

【応用編】弱電界地域のデザインアンテナ設置工事の工夫

弱電界地域のデザインアンテナ設置では、普段の工事ではあまり利用しない施工方法を用いることがあります。

ここでは、弱電界地域でのデザインアンテナ工事経験が豊富な「地デジやドットコム」だからこそ提案できる工夫を4つご紹介します。

どのような工夫を行うかはご自宅の電波状況や業者の経験によって様々ですが、アンテナ工事を考えておられる方は是非参考にしてください。

レベルチェッカーで設置場所を最適化

弱電界地域にデザインアンテナを設置する場合、レベルチェッカーで電波測定を行い、設置場所の最適化を行います。

このような電波チェックはどのアンテナ工事でも行うのですが、弱電界地域では最新式の精密な測定器を使用して特に念入りに行い、ご自宅で最も電波の強い場所を探します

わずか数ミリの違いでも電波状況が全く異なることがあるため、できるだけ周辺環境の変化などの影響を受けづらく、電波状況が良い場所に設置することが重要です。

もし自宅周辺の電波状況が非常に悪く、アンテナだけでは十分な電波を受信できない場合、次のブースターを利用します。

ブースターを使用して電波を増幅

弱電界地域でデザインアンテナだけでは十分な電波を受信できない場合、ブースターという機器を追加します。

ブースターとは、アンテナが受信した電波を強化するための装置で、電波増幅器のことです。

近年このブースターの性能がとても良くなっており、弱電界地域でよくある「電波が弱いせいでテレビがうまく映らないケース」ではブースターを設置するだけで解決することがほとんどです。

しかしこのブースターは電波の信号を増幅する機能だけで、テレビ画面に走るノイズをなくすなどの信号の品質改善をすることはできないという欠点があります。

このような電波の品質を改善するためには、次の敷地内電柱のような対策が必要になります。

敷地内電柱にデザインアンテナを設置する

電波が直進するという性質があるため、自宅周辺に大きな建物や高い木々などの障害物が多い場合、物理的に電波を遮られることがあります。

このような不具合を解決するためには、デザインアンテナ本体をより電波品質の良い高いところへ移設しなければなりません。

しかし多くの場合、ご自宅の外壁に電波品質の良い場所がないことがあります。

その場合に選択肢となるのが、敷地内電柱へのデザインアンテナ設置です。

アンテナは高い位置に設置したほうが周辺環境の影響を受けづらいので、敷地内電柱を使用してできるだけ高い場所にデザインアンテナを設置します。

敷地内電柱は材料費を負担すれば個人で設置することができますし、もし電柱の設置をしたくない場合は物置の屋根などに設置することもできます。

もし高さが足りずに敷地内電柱などではデザインアンテナを利用できない場合、次の反射波を活用するテクニックがあります。

反射波の有効活用

反射波とは、建物に反射した電波のことです。

都心や住宅街などで高い建物に囲まれてしまっている場合、周囲の建造物からはねかえってくる電波をデザインアンテナで拾うことができます。

この反射波はあまり強くないことが多いため、レベルチェッカーで正確に電波測定を行い、デザインアンテナとブースターを併設した上で工事を行うことがほとんどです。

このようなノウハウを使うと、スポットで発生する弱電界地域でもデザインアンテナが利用できるようになります

【番外編】弱電界地域のデザインアンテナ以外の選択肢とは

【番外編】弱電界地域のデザインアンテナ以外の選択肢とは

弱電界地域でデザインアンテナの依頼を受ける際は、その外観の良さメンテナンスの安さなどを理由にしている方がほとんどです。

これまでの大型で屋根の上で目立つ八木式アンテナで我慢していた方々のことを考えると、デザインアンテナを利用したいというお気持ちはとても良くわかります。

しかし近年では、デザインアンテナ以上にコンパクトで高性能の「ユニコーンアンテナ」が登場していることをご存知でしょうか。

ユニコーンアンテナは細長いポール型なので、太陽光発電に干渉しないだけでなく、自然災害や鳥害にも強く、屋根の上に設置しても目立たないという特徴があります。

知識や経験のない業者では古いタイプの八木式アンテナだけしか勧めてこない可能性もあるため、弱電界地域ではできるだけ工事経験が豊富でアンテナ専門の業者とよく相談してからアンテナを決めるようにしましょう。

デザインアンテナが弱電界地域で大丈夫なのかどうかのまとめ

デザインアンテナが弱電界地域で大丈夫なのかどうかのまとめ

今回は、デザインアンテナが弱電界地域で設置できるかという問題について、デザインアンテナや弱電界地域の基本情報から、設置する際の工夫まで網羅的にご紹介しました。

結論からお伝えすると、デザインアンテナは弱電界地域で問題なく使用することができます

しかし弱電界地域は電波が弱いため、デザインアンテナをただ設置するだけではきれいにテレビが映らないことがあります。

そのためアンテナの専門業者にきちんと依頼して、レベルチェッカーで精度の高い電波測定を行い、ブースターが必要かどうかや、できるだけ高い設置場所の相談などを行いましょう。
また、都心などの高層ビルが多い場所では、反射波を利用する手段もあります。

アンテナ知識の少ない業者では、弱電界地域でのデザインアンテナ設置を断られてしまうこともあるため、工事を依頼する業者選びは実績の確認を怠らず慎重に行うことをおすすめします。

もし「どこに依頼していいかわからない」「デザインアンテナを設置したいが電波状況がわからない」「他社で断られた」などでお困りの場合は、一度地デジやドットコムまでご相談ください。

工事実績3万件を超える地デジやドットコムでは、多くの弱電界地域にデザインアンテナを設置してきた実績があります。

24時間365日アンテナの専門知識を持つスタッフが対応し、どのようなご相談でも工事経験を活かしてお答えします。

10年間の長期保証もついておりますので、アンテナ工事で心配があるかたは、地デジやドットコムまでご連絡をお待ちしております。

 

 

 

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