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デザインアンテナのメーカーごとの違いは?注目すべきスペックや仕様とは

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新築物件を購入された方や、八木式アンテナからの乗り換えなど、2021年も依然としてデザインアンテナを新たに設置されるご家庭が増え続けています。

地上デジタル放送への完全移行を受けて次第に普及してきたデザインアンテナは、性能やスペックが異なる製品が各メーカーから発売されています。

需要の高まりとともに商品ラインナップが増えたことは消費者にとって好ましいことですが、やはり「どれを選べば良いのか分からない」と迷ってしまう原因にもなっています。

地デジやドットコムにも24時間365日、さまざまなアンテナに関するお悩みについてご相談のお電話が寄せられております。

この記事では、デザインアンテナの種類が多くて選ぶのが大変だという方のために、各メーカーから発売されているデザインアンテナの比較ポイントをご紹介します。

デザインアンテナの性能やスペックの比較ポイント

 

ボックス状の外観のデザインアンテナは、見た目ではスペックの違いが分かりづらく、アンテナ工事を行う業者のなかでも誤った知識を持ったままで納品されているケースがあります。

アンテナは、一度導入すれば10年近くはずっと稼働し続けてくれるものですので、正しい製品を選んで、正しく設置することが大切です。

デザインアンテナの性能やスペックを比較するうえで重要なポイントをピックアップしました。

  • 価格・値段
  • 大きさ
  • 重さ
  • カラー(色)
  • 設置場所(屋内・屋外)
  • ブースターの有無
  • 受信性能(動作利得)
  • 電界強度
  • 出力インビ―ダンス

一般的な電化製品の購入時にも比較ポイントとなる価格や大きさ、重さ、カラー(色)などの項目だけでなく、アンテナ特有の専門用語もいくつかあります。

専門的な情報についても分かりやすく、一般的な言葉だけを用いながら解説させていただきます。

デザインアンテナの「価格・値段」

デザインアンテナを導入される際には、やはり重要な要素のひとつは価格です。

デザインアンテナの価格

一般的に販売されているデザインアンテナの平均価格帯は5000円から1万5000円で、やはり性能やスペックなどの違いによって大きな差があります。

アンテナ工事は可能なかぎり安く済ませたいというのが各ご家庭の本音だとは思いますが、アンテナ工事の専門業者の立場としては「長く使い続ける製品ですので、できれば良いものを」と感じます。

ただし、多くの方が日常的にアンテナについて関心をお持ちではなく、スペックの細かな違いが分からないために値段だけで比較して購入されているのが現状です。

この記事を最後まで読んでいただくことで、どのようなスペックの違いによって価格の差が生じているのかを確認していただくことが可能になります。

デザインアンテナの「大きさ」

デザインアンテナは通常、縦型の細長いボックス状で、八木式アンテナと比較すればデザイン性が良く、見た目もすっきりとしています。

デザインアンテナの大きさ

しかし、あまりに大きいアンテナである場合には壁に取り付けても存在感があり、建物の外観を損ねていると感じるご家庭が大半ですので、やはり大きさについても重要な比較ポイントとなります。

デザインアンテナの幅は20センチから30センチの間に収まります。一方、高さについては40センチから65センチと少し幅があります。

ただし、デザインアンテナを選ぶ際には、高さや幅に加えて厚みにも注目しましょう。

このところ、各メーカーでは薄型タイプの製品ラインナップを増やしており、厚みが僅か6センチから10センチ程度のデザインアンテナが登場しています。

薄いタイプのデザインアンテナの方が、存在感のない設置が可能になるだけでなく、壁の負担が少なくなりますのでおすすめです。

デザインアンテナの「重さ」

建物や壁への負担を軽減するためには、デザインアンテナの重さについても重要な比較ポイントであることは間違いありません。

デザインアンテナの重さ

ただし、現在発売されているデザインアンテナの多くは、重さが2キロ前後と軽量設計になっていますので、実際に各メーカーの製品を見比べてみても大きな差がありません。

このため、重さについて細かくこだわって、数グラム単位の違いを重視するよりも、他のスペックについて確認しながら参考程度に重さもチェックするのがおすすめです。

あまりにも重すぎるデザインアンテナであれば問題が生じる可能性がありますが、アンテナ工事の専門業者に依頼すれば壁の耐久性の確認も合わせて行いますので、建物への影響は限りなく少ないです。

ホームセンターなどで購入されたデザインアンテナを取り付けされる場合には、壁への負担が最小限になるように、付属のアタッチメントをしっかりと固定するようにしてください。

デザインアンテナの「カラー(色)」

デザインアンテナの魅力のひとつは、外観のスタイリッシュさにありますので、各メーカーでは豊富なカラーバリュエーションを用意しています。

デザインアンテナのカラー

一般的に人気があるカラーは、清潔感のある「白」です。直射日光が当たるような場所に設置される場合であっても、機器の内部の温度が上がりにくいという特徴もあります。

ただし、建物の壁の色に合わせて、あまり目立たないカラーのものを取り付けたいと希望されるお客様も多くいらっしゃいますので、性能面を確認しながらお好きな色を選択してください。

日本家屋ではブラウン系、モダンなデザインの建物ではブラックが好まれる傾向にあります。

デザインアンテナの「設置場所」

デザインアンテナは、一般的に建物の外壁に取り付ける工事をさせていただくことが多いですが、室内のリビングやベランダ、または屋根裏などの様々な場所に設置することが可能です。

デザインアンテナの設置場所

このため、デザインアンテナという名称で販売されているアンテナの中にも、屋外用と屋内用が混在しており、消費者にとって分かりづらい状況となっています。

屋内と屋外を兼用するようなアンテナもありますが、通常はアンテナを設置すると場所を頻繁に動かすことはありませんので、設置場所に応じて屋内専用や屋外線用を選ばれるのがおすすめです。

「兼用」という表記を見ると、なんとなく便利な製品のように感じてしまいますが、屋内と屋外の両方で使用することができるように余計な機能が搭載されている可能性がありますので、ご注意ください。

この記事では、特に注釈が無い限りは、屋外設置用のデザインアンテナについて解説しています。

デザインアンテナの「ブースター」

旧来型の八木式アンテナと比較するとテレビ電波の受信性能で劣るとされるデザインアンテナには、あらかじめ受信した電波を増強するためのブースターが内蔵されているタイプがあります。

デザインアンテナのブースター

ブースターは、電波塔や基地局から遠いエリアや、近隣に高い建物が多いために受信可能な電波が弱い地域で用いられているものです。

アンテナとブースターを併設する工事も可能ですが、内蔵タイプを選んでいただくことでアンテナ周りがスッキリとしますので、はじめからブースターが必要だと分かっている場合にはおすすめです。

ひとつ注意していただきたいのは、テレビ電波を十分に受信可能なエリアの場合には、ブースターがあることによって電波が強くなりすぎてテレビの映りが悪くなってしまいます。

強ければ良いということではありませんので、地域の電波状況を把握した上で、必要の場合のみブースター内蔵タイプのデザインアンテナを取り付けられるようにしてください。

デザインアンテナの「受信性能」

お住まいの地域に届いているテレビ電波を、どれだけ強く受信することが出来るのかを示すのがアンテナの受信性能です。

デザインアンテナの利得

製品パンフレットなどには、「動作利得」や「アンテナ利得」「受信感度」と記載されていることが多いです。

動作利得はデシベル(dB)で表示され、地上デジタル放送を受信するためには最低6デシベル以上であることが求められます。

一般のご家庭であれば6デシベルの最低基準以上であれば良いですが、電波の受信状況に不安がある地域にお住まいの場合には、さらに大きな数値の動作利得があるデザインアンテナが必要です。

動作利得を示す表現として、デザインアンテナのパンフレットなどには「〇〇素子相当」などと表記されている場合がありますが、必ず「動作利得」や「アンテナ利得」の項目を確認して受信可能な強度をチェックするようにしてください。

周辺エリアの電波状況については、地デジやドットコムにご相談いただければスグにお調べいたします。

デザインアンテナの「電界強度」

デザインアンテナのスペック表には、電界強度という表記がされていることがあります。

デザインアンテナの電界強度

電界強度とは、アンテナを設置する地域において、テレビ電波がどれだけの強さであるのかを示すもので、最も弱い「微弱電界」から最も強い「強電界」まで6段階に設定されています。

上でご紹介した動作利得はデザインアンテナが受信できるテレビ電波の強度のことを示しているのに対して、電界強度はエリアごとの電波の強度を表しています。

つまり、動作利得と電界強度は、実質的には同じことを異なる言葉で表現しているにすぎません。

弱電界エリアでは動作利得が10デシベル以上、強電界エリアでは6デシベル以上のアンテナを選ぶことが目安になります。

ただし、電界強度については、あくまでお住まいの地域のエリアごとの一般的なテレビ電波の強度を示しているものの、電波を遮断してしまう周辺の高層建物などについては考慮されていません。

このため、アンテナを導入される際には、地域の電界強度を確認していただくと共に、ご自宅の電波状況についても合わせてチェックすることが重要です。

デザインアンテナの「出力インピーダンス」

デザインアンテナのスペック表のなかで、最も馴染みのない用語のひとつが「出力インピーダンス」です。

デザインアンテナの出力インピータンス

インピータンスは工学の世界では頻繁に登場する専門用語で「抵抗値」のことを指しています。

アンテナの出力インピーダンスとは、受信したテレビ電波の信号をどれだけ抵抗を抑えて出力することができるのかを表します。

出力インピータンスが低いデザインアンテナの方が、受信した電波を効率よくテレビ受像機へと伝えることができますので、結果的にはテレビの映りが良くなります。

インピータンスの単位は「Ω(オメガ)」で、デザインアンテナでは75オメガ前後で設計されているものが大半です。

アンテナを選ぶうえでは重要な項目であるものの、各メーカーの出力インピーダンスには大きな差がありませんので、比較することにあまり意味がないのが現状です。

デザインアンテナのメーカーごとの比較まとめ

さまざまなメーカーから発売されているデザインアンテナの性能やスペックを比較するために必要な項目について、詳しく解説させていただきました。

デザインアンテナのスペック比較まとめ

八木式アンテナでは、大きさや素子の数などの見た目だけでも性能を把握することができましたが、デザインアンテナは内部が確認できないため、スペックで比較することが重要です。

これからデザインアンテナをご購入されるご家庭では、この記事で紹介したスペックをひとつひとつ確認して、お住まいのエリアや電波状況に合った製品をお選びください。

もちろんアンテナ工事の専門業者である地デジやドットコムまでお問い合わせいただければ、専門機器で電波状況などを詳しく確認した上で、適切なアンテナをご提案させていただきます。

アンテナ工事に関するさらに詳しい情報を知りたい方は、別の記事「アンテナ工事のすべて」も合わせてご覧ください。

https://chideji-ya.com/blog/attention/main/

テレビ放送は、日常的な情報を取得するための貴重なライフラインのひとつです。

地上デジタル放送に切り替えられたことで、テレビの利便性や楽しみ方が増えた一方で、電波の受信状況が悪い場合にはテレビ画面に何も映らなくなってしまうというデメリットも生じています。

ひと昔前のアナログ放送では、画面が砂嵐状態でも音声だけは聞こえたり、多少なりとも放送内容が映像で確認できていましたが、デジタル放送では真っ暗な画面になります。

このため、台風や暴風雨などの自然災害が発生しているエリアでは、アンテナの故障によってテレビが映らず、一切の情報が遮断されてしまうというトラブルが発生してます。

https://chideji-ya.com/blog/attention/%e9%9b%bb%e6%b3%a2%e9%9a%9c%e5%ae%b3%e3%82%92%e8%a6%8b%e5%88%86%e3%81%91%e3%82%8b%e6%96%b9%e6%b3%95/

テレビの映りが良い時には、あまり意識することがないアンテナですが、時には目視によるチェックを行っていただき、歪みや傾きなどがある場合には早めに対策をするようにしてください。

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