アンテナ工事はご家族に立ち会っていただく必要があるため「できれば工事を早く済ませて拘束時間を短くしてほしい」というご要望をいただくことがあります。

一般的にアンテナ工事はアンテナの種類や本数によって作業時間が変わりますが、工事スピードに最も影響するのは「アンテナ業者の熟練度」です。

そのため早くアンテナ工事を終えるためには、依頼するアンテナ業者を正しく見極めることが重要になります。

ここでは、これからアンテナの交換や点検を予定している方、新築にアンテナを新設する方、どんな業者に依頼すべきか迷っている方などに向けて、スピード優先の業者選びの方法を解説します。

アンテナ工事の早い業者を見極めるポイントや、業者ごとのメリットとデメリットを詳しくご紹介しますので、ご家庭にあった業者選びの参考にしてください。

結論：スピード優先ならばプロのアンテナ専門業者がおすすめ

結論からお伝えすると、スピードを優先する場合はプロのアンテナ業者に依頼するのが一番です。

なぜなら専門業者はアンテナ工事に特化しているため、アンテナの工事実績が他業者と比べて圧倒的に多く、そのぶん施工もスムーズに進めることができるからです。

そうはいってもご家庭によって事情はさまざまですので、ほかの業者と比較したり、自分で検討したいという方も多いのではないでしょうか。

ご家庭の希望に沿う業者を見つけるためにも、まずはアンテナ工事の基礎知識や業者を見極めるポイントなどを確認しましょう。

アンテナ工事にかかる時間はどのくらい？

アンテナ工事は 一生のうちに何度も行うことではないため、アンテナ工事は何が行われて何時間かかるのかをご存じない方が大半ではないでしょうか。

アンテナ工事が早い業者を見極めるためにも、ここでは最初にアンテナ工事にかかる一般的な時間や流れを押さえておきます。

例えば業者に問い合わせた際に、工事には5時間かかります、と言われたとして、工事時間の目安やどのような場合に追加時間が発生するのかを知っておけば、それが遅いのか早いのかを判断することができるようになります。

アンテナ工事にかかる時間

アンテナ工事全体にかかる時間は一般的に2～3時間ほどです。
そのなかでもアンテナ取り付け作業だけであれば1～2時間ほどで完了します。

実際はご自宅の周辺環境や当日の天候、アンテナ工事の作業員の経験値で時間は前後しますが、こういった目安時間を知っておくと工事を依頼するときに役立ちます。

また、ＢＳアンテナやブースター（電波増幅器）などをあわせて取り付けるケースでは、それぞれ追加で30分～1時間ほど工事時間が長くなることも覚えておきましょう。

そのほかにも築年数が経過して屋根が傷んでいるご家庭では、安全に配慮して足場を組む必要があり工事に半日かかったというケースもあります。

アンテナ工事の流れ

アンテナ工事の流れは業者によって様々ですが、大体が以下の手順で進んでいきます。

①予約
アンテナ工事では、事前に電話やメールで工事の仮見積もりや予約をします。

自社工事を行う業者はその場で見積もりや予約ができることがほとんどですが、下請けや外注でアンテナ工事を行っている業者は予約完了までに複数回のやり取りが必要なこともあります。

②現地調査
作業当日には電波強度などの現地調査が行われ、アンテナの設置場所の決定や見積金額の確定が行われます。

業者によっては現地調査とアンテナ工事を別日に行うケースもあるため、アンテナ業者に依頼する前に確認をしておくと安心です。

③アンテナ設置
アンテナの設置工事を行います。

④周辺機器の取り付け
必要な場合は周辺機器の取り付けや、配線の工事などを行うこともあります。

⑤最終チェック
その後、室内でテレビが快適に視聴できるかどうかを確認して作業終了です。

アンテナ工事が早い優良業者を見極めるポイント

アンテナ工事が早い業者を探すということは、必ずしも工事時間が短い業者を探すこととイコールではありません。

単に時間の短さだけで業者を選んでしまうと、「工事後にすぐアンテナが故障した」「手抜き工事をされてしまった」「電波の調査をしてくれなかった」などの悪徳業者にだまされてしまうかもしれません。

もちろん企業努力や熟練の作業員が施工することで工事時間を短縮している業者もたくさんあります。

しかし工事が早く終わると思って依頼をしたのに、業者選びを誤ったせいでアンテナ工事の質が落ちてしまっては本末転倒です。

このような落とし穴にはまらないようにするために、ここでは本当にアンテナ工事が早い優良業者を見極めるためのポイントをご紹介します。

作業員の熟練度が高い

アンテナ工事が早い業者を見極めるポイントとして外せないのが、作業員の熟練度です。

工事経験が豊富であれば悪天候や想定外の事態にもその場で対応できるため、アンテナに不慣れな業者と比較すると、作業スピードは圧倒的に早くなります。

しかし作業員の熟練度といわれても、ほとんどの方はどのように判断していいかわからず困ってしまうのではないでしょうか。

作業員の熟練度を見極めるには、そのアンテナ業者の工事実績を確認する方法があります。

アンテナだけを専門に扱う業者と、リフォームのついでにアンテナ工事も請け負う業者では、年間の工事件数に大きな差があります。

一般的に工事の実績が多い業者のほうが経験値が多く、作業員の施工もスムーズでアンテナ工事が早く終わる傾向にあります。

同日に現地調査とアンテナ工事ができる

アンテナ業者によっては工事の受付のみを行い、実際の施工は外注や下請けに発注していることがあります。

こういったケースではひとつの工事に複数の業者が関わるため、現地調査と実際の施工が別日にわかれていたり、工事日程を決めるときも複数回業者とやり取りが必要になることもあります。

施工スピードを重視して業者だはずなのに、やり取りが一度で終わらなかったり、工事を何日にも分けて行うようでは拘束時間が増えてしまい逆効果です。

アンテナ工事を二度手間にしないためにも、現地調査と実際の施工が同日に行われるかどうかは必ず確認すべきポイントです。

下請けや外注など、工事を受注する業者と実際の施工業者が異なる場合は調査と工事が別日のケースが多いため、特に注意しましょう。

電話担当者がアンテナに詳しく対応や見積相談がスムーズ

アンテナ工事が早い業者を見極めるには、電話対応や質問への回答がスムーズかどうかも一つの判断材料になります。

電話対応の良し悪しは、当日の作業スピードとは直接関係がないのではないか、と思われるかもしれませんが実はその反対です。

実際に施工する現場の作業員がアンテナに詳しいことは当然ですが、電話担当者の対応がスムーズであるということは、社員教育が徹底している質の高い企業である証拠になるからです。

その一方で工事に対する質問などに「後日工事の担当者から直接ご連絡します」など、その場ではあいまいな返答しかしてくれない業者には注意が必要です。

このようなケースでは下請け業者が施工を担当していることも多く、複数の業者を間に挟むためやり取りの手間が増えたり、施工業者の質を選ぶことができません。

スピード優先でアンテナ工事業者を選ぶのであれば、工事や見積もり依頼への対応がスムーズで、質問に明確な回答をしてくれる業者を選ぶようにしましょう。

アンテナ工事業者ごとのメリットデメリット

アンテナは電気や水道の工事と異なり、工事を行うための特別な資格が必要ありません。

そのためアンテナ工事を請け負う業者は種類が多く、ホームセンターや家電量販店、町の電気屋さんや便利屋さんなど幅広く選ぶことができます。

インターネットで検索するだけでもたくさんのアンテナ業者が出てくるため、工事を早く済ませるためにはどの業者を選べばよいか、迷ってしまうのではないでしょうか。

ここではスピードを優先した場合のアンテナ工事業者ごとのメリット、デメリットを解説します。

家電量販店やホームセンターなどの大手企業

大手の家電量販店やホームセンターでもアンテナ工事を依頼することができます。

多くの方はテレビやアンテナなどの家電を購入したついでに、アンテナ工事も一緒にすすめられることが多いようです。

大手企業のメリット

家電量販店やホームセンターなどの大手企業には、名前が知られている企業が多いため安心感があったり、支払い方法を選ぶことができるというメリットがあります。

また、直接店員に相談をすることができたり、エアコンや洗濯機などの取り付けがあれば同時に依頼をすることもできます。

大手企業のデメリット

一般的に家電量販店やホームセンターはアンテナ工事の受付はしていますが、実際の施工は下請け業者が行っています。

こういった下請け業者の質にはどうしてもばらつきがでてきます。

スムーズに工事を終わらせることができるかは当日どのような作業員が派遣されてくるかによって変わってしまうのが現状です。

派遣される作業員もアンテナ工事には必要な免許がないため電気工事などの担当者が兼任していることも多く、下請け業者のアンテナ専門知識や経験が浅いケースも少なくありません。

作業員の熟練度が低いと不測の事態に対応できなかったり、作業に慣れておらず手間取ることもあるため、工事のスピードは遅くなりがちです。

スピードを優先してアンテナ業者を選ぶのであれば、家電量販店は当たり外れが大きくあまりおすすめとはいえないでしょう。

町の電気屋さん

町の電気屋さんでもアンテナ工事を依頼することができます。

町の電気屋さんのメリット

町の電気屋さんは地域密着のお店が多く、周辺の電波状況やアンテナ事情に詳しいというメリットがあります。

また直接店舗で相談できるため、身近な電気工事の専門家として信頼感もあります。

町の電気屋さんのデメリット

町の電気屋さんは家電製品全般を扱っていますが、そのなかでアンテナ工事の経験がどれくらいあるかどうかはお店によって変わってきます。

年間のアンテナ工事件数が少ないとそもそもアンテナの在庫がないため取り寄せに時間がかかったり、電波の測定器が最新機種ではないため現地調査に手間取ることもあります。

また、近年は少子高齢化により町の電気屋さんが高齢になったせいで屋根での作業が難しいと感じていたり、高所作業が危ないためアンテナ工事自体を断るお店もでてきました。

アンテナ工事の早さを重視するのであれば、事前にご近所の電気屋さんにアンテナ工事の経験の有無を確認してから依頼したほうがよいでしょう。

アンテナ専門業者

スピード優先で工事が早い業者を選ぶのであれば、アンテナ専門業者に任せることをお勧めします。

のメリットとデメリットをご紹介します。

アンテナ専門業者のメリット

アンテナ専門業者のメリットは、アンテナに特化しているので知識や経験が豊富なのでスムーズな工事が期待できる点です。

また作業員も熟練度が高く、不測の事態に対応するための技術力など、アンテナ工事を早く済ませるのに大切なスキルを持っています。

アンテナ専門業者のデメリット

アンテナ専門業者は大手企業や町の電気屋さんと違い、アンテナ以外の工事を請け負っていないことがデメリットです。

ついでにエアコンをみてほしい、電気をみてほしいなどの依頼には原則対応できません。

スピード優先のアンテナ業者の選び方まとめ

スピード優先でアンテナ業者を選ぶときは、単に施工時間が短い業者を探すのではなく、工事をスムーズに行ってくれる優良業者を見極めることが大切です。

優良業者の条件として、アンテナ工事の経験が豊富で作業員の熟練度が高いことや、工事が一日で完了すること、現場以外のスタッフまでアンテナ工事に関しての知識を持っていることなどがあります。

家電量販店や町の電気屋さんなどもアンテナ工事を請け負っていますが、実際の施工は下請け業者だったり高齢化で工事自体に消極的なケースもあるため、なかなかこういった条件をすべて満たすのは難しいのが現状です。

アンテナ工事の早さと質を両立させるためにも、アンテナ工事は専門業者に依頼することをお勧めします。

地デジやドットコムではアンテナ工事実績3万件越の経験を活かし、ご自宅の状況にあわせたすばやい施工をお約束します。

お急ぎの場合は、ご依頼のお電話から最短で即日工事にうかがうことも可能です。

工事はもちろん現地調査からアンテナ設置まで1日で完了し、その後は業界最長の10年保障がついています。

アンテナの専門知識を持ったスタッフが24時間体制でアンテナのご相談をお受けしておりますので、アンテナ工事に関するご質問やご相談があればいつでもご連絡ください。