アンテナ工事の適正な価格はいくらなのだろうか？考えてみました。

仕様としては、地上デジタル対応の家庭用UHFアンテナをブースターを使って屋根上に設置を想定しています。
選択した材料は最低価格のものではなく、ある程度品質を見て選択しています。

材料費

DXアンテナ　UHF20素子　×1　￥5,072
DXアンテナ　UHFブースター　×1　￥14,040
DXアンテナ　ポール1.8m　×1　￥1,330
DXアンテナ　マスト接続金具　×1　￥326
DXアンテナ　屋根馬 溶融亜鉛メッキ仕様　×1　￥3,885
DXアンテナ　ステー金具　×1　￥221
DXアンテナ　アンテナ支線（30M）　×1　￥2,560
DXアンテナ　ターンバックル4本入　×1　￥2,210

合計　￥29,644

以上のようにアンテナ材料費だけを計算すると￥29,644となりました。

作業費
次に作業費用の計算です。
おおよそアンテナ工事にかかる時間は、１時間。移動費や説明も含めると２時間～２時間半程度がアンテナ工事の標準時間ではないでしょうか？
月給２０万円の作業員を想定すると、時間給に換算で1000円。工賃から給料や材料費を捻出するとなるとおおよそ給料の5倍で設定しなければ
事業として成り立ちません。1時間￥5,000円と仮定すると、2時間半で￥15,000
他にも交通費、駐車料金、その他諸経費を含めると￥20,000程度が相場になるかと思われます。

合計　￥20,000

危険手当
高所作業等、長梯子で危険な場所への作業をする場合は危険手当が必要です。会社によっては違うとは思いますが
おおよそ1人当たり￥10,000程度でしょう。

合計　￥10,000

全てを合計すると、￥59,644となりました。

思ったよりも高くなりましたね。

ですが、仕入れに関してはどの業者もある程度大量仕入れで安くしているはずです。

仕入れをすべて３割引きで考えると

おおよそですが全ての合計で￥50,750あたりに落ち着きます。

全国平均程度の金額になりました。

ここから企業努力や、大量仕入れを考えると一般戸建てでの八木式アンテナ設置は

４万５千円程度が適正価格

もちろん、業者によってさまざまで

品質の高いものを仕入れている場合や

施工後の保証に力を入れていたりと多種多様です。