テレビアンテナ
設置工事のすべて
- TOP
- テレビアンテナ設置工事のすべて
- アンテナ修理の専門家が伝授!地震に強いアンテナの耐震チェックポイント
アンテナ修理の専門家が伝授!地震に強いアンテナの耐震チェックポイント
最近地震が多発している中、「我が家のアンテナは大丈夫なのかな」と心配されるお客様からお問い合わせをいただくことが増えてまいりました。
今回はアンテナプロ集団である「地デジやドットコム」より、地震国日本におけるアンテナの安全性に焦点を当てた記事をお届けします。
適切な耐震チェックを行い、そして状況に応じて地震に強いアンテナを設置することで、万一の際も安心できるようにしましょう。
目次
アンテナの基本構造と耐震性の関係
アンテナは日常生活において目立たない存在かもしれませんが、家庭の安全に直接関わる重要な要素です。
一般的に、アンテナは金属でできており、屋根や外壁に取り付けられることが多いですが、その耐震性は設置場所や構造材質、固定方法によって大きく異なります。
ここでは、アンテナの基本的な構造と、それがどのように耐震性に影響するかを詳しく解説します。
アンテナの基本構造
一般的なアンテナは金属製の棒状構造をしており、主に屋根や外壁に取り付けられます。
構造材質は主にアルミニウムが使用されていて、軽量で耐腐食性に優れていることが特徴です。
皆様のご家庭によく設置されている地上デジタル放送用八木式アンテナは、多くの細長い棒がテレビ塔のある方向に整列しています。
一方、BS・CS放送を受信するためのパラボラアンテナは、大きな皿状の形状をしており、こちらは衛星からの信号を集めます。
アンテナがどんな形状をしているかについては、「アンテナ工事のプロが解説!種類別アンテナの特徴や独特な形状の理由」の記事内にて詳しく紹介しているので合わせてお読みください。
地震の影響
さて、簡単にテレビアンテナがどのような形をしていてどのような構造なのかについてお話しました。
いざ地震が発生すると、建物だけでなく設置されたアンテナにも大きな影響を及ぼします。
特に問題となるのは、地震の揺れによる物理的な損傷です。
アンテナは家屋の比較的高い位置に設置されているため、揺れによる影響が大きく、場合によっては倒壊する恐れがあります。
また、アンテナが揺れることで、正しい電波の方向を指さなくなる可能性もあり、これによりテレビ受信状態が悪化することがあります。
アンテナの耐震性を高めるために
アンテナの耐震性を高めるためには、取り付け部分や支柱が非常に重要です。
取り付け部分がしっかりしていないと、アンテナは地震の揺れで容易に損傷する可能性があるからです。
また、支柱の材質や太さ、高さによっても耐震性は大きく変わります。
耐震性を考慮したアンテナでは、これらの部分に特に注意が払われ、しっかりとした固定や、揺れを吸収する構造が採用されています。
定期チェックの重要性
アンテナの定期チェックは、安全で快適な放送受信を維持するために欠かせません。
というのも、地震や厳しい気象条件による損傷を早期に発見し、迅速に対応することができるからです。
定期的なメンテナンスにより、受信品質の低下を防ぎ、大きな修理費用の発生を抑えることもできます。
また、アンテナの不具合による落下などの事故を未然に防ぐこともできるので、住人や周囲の安全を確保することができます。
このように、定期チェックはアンテナの長寿命化と安全保持のために非常に重要な役割を果たします。
定期チェックは、年に一度はおこない、更に大きな地震や台風が過ぎ去った後にも見回るとより安心です。
アンテナ修理の専門家が伝授!アンテナ耐震チェックのステップ
アンテナの耐震性をチェックする際、定期的に確認すべきポイントは、アンテナ自体の損傷、取り付け部のゆるみ、支柱の歪みなどです。
具体的には、アンテナのひび割れや変形、支柱の歪みや腐食、取り付け部分の緩みや錆などがチェックポイントとなります。
これらの点検はアンテナの性能と安全性を保つために欠かせません。
それでは、自分でできる具体的なチェックステップを見ていきましょう。
アンテナの固定部分の緩みや損傷
まず、アンテナが取り付けられている根本を確認します。
ネジやボルトが緩んでいないか、錆や腐食の兆候はないかを確認してください。
特に、強風や地震後は、固定部分の緩みが生じやすいため念入りにチェックしましょう。
固定部分に異常が見られた場合は、すぐに専門家に修理を依頼することが重要です。
ケーブルの接続部のチェック
次にアンテナからのケーブル接続部を確認し、ケーブルがしっかりと固定されているかをチェックします。
ケーブルの被覆に亀裂や損傷がないか、露出している配線に損傷はないかを確認してください。
ケーブルの劣化は受信品質に影響を与える可能性があるため、定期的な検査が必要です。
また、接続部の損傷や劣化が見られた場合は、ケーブルの交換や修理が必要となります。
アンテナの向きや角度のズレ
加えてアンテナの向きが正しいか、角度にズレがないかを確認します。これは素人には判断が難しいですが、テレビをつけた際に「放送が受信できません」などと警告が出ていると、アンテナがズレている可能性が高いといえます。
アンテナの調整は専門の知識が必要な場合もありますので、専門家に依頼しましょう。
アンテナ自体の損傷や変形
アンテナの各部分を見える範囲で確認し、ひび割れや変形がないかをチェックします。
損傷や変形が見つかった場合は、修理や部品の交換が必要となることがあります。
アンテナ自体の損傷は受信障害の原因となるため、早めの対処が望ましいです。
メンテナンスで異常を発見したら?
異常を発見した場合、アンテナの専門知識を持つプロに連絡することが最も安全で効果的です。
特にアンテナの構造上の重要な部分に異常が見られる場合は、自己修理を避け、専門家に診断と修理を依頼することをお勧めします。
なぜ専門業者に任せたほうが良いのでしょうか。その理由は以下の通りです。
素人による高所作業の危険性
アンテナは冒頭でもお伝えした通り、家屋の高いところに設置されていることがほとんどです。
高所での作業は、落下事故のリスクが非常に高く、専門的な知識と経験が必要です。
自分での点検や修理に自信がない場合や、安全な作業環境を整えることが困難な場合は、専門家に依頼することが最も安全です。
「地デジやドットコム」などのアンテナ専門業者は、安全な作業環境と適切な作業道具を用いて、点検・修理をおこなっています。
「アンテナ工事は自分でできる?修理や費用相場から業者に依頼すべき故障や原因をご紹介」という記事の中で、アンテナに不具合を発見した際の修理費用について詳しく解説しています。
もし、修理費用相場が知りたいという方は、上記の記事も参考になさってください。
次の項目では、アンテナ業者がどのように作業しているのか、そして実際におこなっている安全な点検方法についてご紹介します。
アンテナ業者が実際におこなっている点検方法
以下に、実際にプロのアンテナ業者がおこなっている点検方法をご紹介します。
専用道具を使っての点検
安全な点検には、適切な道具が必要です。
例えば、アンテナの方向調整には、電波信号レベルメーターなどの専用機器を使用します。
また、高所作業には、安全ベルトやヘルメット、滑り止めのある靴などの安全装備が必要です。
手が届かない高所の点検には、望遠鏡や双眼鏡を使用して地上から視覚的に確認する方法もおこなっています。
安全装置の利用
屋根や高所での作業は、転落防止のための安全装置を必ず使用しています。
安全ハーネスや足場、はしごには、適切な安全規格を満たしたものを選び、正しい使用方法を守ることが重要です。
安全装置の使用方法や状態は定期的にチェックし、劣化や損傷がある場合は交換をおこなっています。
過去にご紹介した「アンテナ工事の流れを詳しく解説!依頼方法から設置・修理・交換の作業内容を紹介」の中で、点検や工事の流れを詳しく説明しています。
地震災害はアンテナ工事保証が使える?
結論からいうと、地震はアンテナ保証が適応にならないことがほとんどです。
多くのアンテナ業者は、アンテナ設置後5年から10年の保証を約束していますが、保証内容も各社異なります。今一度ご自身がどのような契約を交わしているかを確認しておくといざというとき安心です。
また地震による故障は、アンテナ保証ではなく、各自ご自宅にかけている「地震保険」でカバーができます。
テレビ用アンテナだけでなく、地震の被害に対する補償を受けたい場合は、加えて地震保険も検討すると良いでしょう。
「テレビアンテナ修理に火災保険が適応されるケースを解説」にて「火災保険が適応されるケース」、「適応されないケース」、加えて今回お話した「地震保険」についても詳しく紹介しています。
地震に強い地デジアンテナのご紹介
日本では地震が頻繁に発生するため、耐震性を備えたアンテナの選択は非常に重要です。
地震によるアンテナの損傷は、受信障害だけでなく、倒壊による危険も伴います。
もし地震によりアンテナの修理が必要になったり、買い替えを検討する際は、地震に強いアンテナに取り替えるという手段もあります。
以下に、地震に特に強いアンテナモデルとその特徴をご紹介します。
デザインアンテナ
デザインアンテナは、地上デジタル放送用のアンテナです。
従来の屋根上アンテナとは異なる固定方法を採用しており、地震による倒壊や落下のリスクが極めて低いです。
このアンテナは、デザイン性にも優れており、建物の外観を損なわないスタイリッシュな見た目が特徴です。
設置場所の自由度が高く、屋根だけでなく壁面などにも取り付けることが可能です。
ユニコーンアンテナ
ユニコーンアンテナは、2017年に発売された最新鋭の地上デジタル放送用アンテナです。
アンテナの形は、ボールのようになっており屋根の上や、屋根下の外壁、また破風(はふ)に取り付けが可能です。
ユニコーンアンテナはその形状から外壁や風の抵抗を減少させ、台風や地震時の安定性を高めてくれます。
受信性能とデザイン性を兼ね備えたモデルとして、多くの家庭で採用されています。
室内アンテナ
室内アンテナは、その名の通り屋内で使用されるテレビ受信アンテナです。
屋外の屋根や壁に取り付ける一般的なテレビアンテナと異なり、室内アンテナは家の中、特にテレビの近くに設置します。
そのため、アパートやマンションなど屋外アンテナの設置が難しい住環境において有効です。
地震などの自然災害が多い地域では、屋外アンテナの落下や損傷のリスクを避けるために室内アンテナが選ばれることがあります。
BS・CSアンテナは地震に強いのか?
上記の項目では、地震に強い地上デジタル放送用のアンテナをご紹介しました。「それではBS・CSアンテナはどうなの?」と気になる方もいらっしゃると思います。
BS・CSアンテナは地上デジタル放送のアンテナとは異なる形状をしています。
形はお皿のようになっており、宇宙から電波をキャッチする仕組みです。
名前は一般的に「パラボラアンテナ」と呼ばれており、地デジ用のアンテナに比べて雨や雪、そして地震の影響を受けやすいとされています。
というのも、BS・CS放送用のアンテナには、わずかな角度のズレでも受信不良によるテレビ映りの不具合が生じやすいという性質があるからです。
雨や雪から受信障害を防ぐためには、専用のカバーが発売されているのでそちらもぜひチェックしてみてください。
また地震による揺れで転倒を防ぐためには、特殊な取り付け金具を使用することも一つの手段です。
次に、パラボラアンテナを固定するための特殊な金具についてご紹介します。
パラボラアンテナ架台用耐震金具「DCスタビライザー」
「DCスタビライザー」は地震時の強い揺れに対してアンテナ架台を強力に固定することが可能な耐震金具です。
この「DCスタビライザー」の使用により、パラボラアンテナの安定性が大幅に向上します。
パラボラアンテナをご自宅に設置しおり「大型の地震に備えたい」という方は、金具一つで備えることも可能なのでぜひ一度ご検討ください。
アンテナ修理の専門家が伝授!地震に強いアンテナの耐震チェックポイントまとめ
本日は、アンテナの耐震性を確保するための重要なチェックポイントを地デジやドットコムがお届けしました。
紹介したアンテナ取り付けか所を定期的にチェックすることで、地震時のトラブルを未然に防ぐことができます。
万が一、アンテナに不具合が生じて専門家によるメンテナンスや修理・交換が必要な場合、地デジやドットコムにご相談ください。
地デジやドットコムでは、地震に強いアンテナの設置、メンテナンス、修理サービスを提供させて頂いており、快適なテレビ視聴環境をサポートします。
通話料無料で24時間365日、ご相談を受け付けております。ぜひお問い合わせください。