テレビアンテナ
設置工事のすべて
- TOP
- テレビアンテナ設置工事のすべて
- アンテナを屋根に設置できない!設置場所やアンテナタイプ、注意点を解説
アンテナを屋根に設置できない!設置場所やアンテナタイプ、注意点を解説
アンテナの設置場所の定番は屋根の上ですが、さまざまな事情によってアンテナを屋根に設置できないというケースがあります。
もちろん屋根の上に設置できないからといって、アンテナの設置を諦める必要はありません。
アンテナを屋根に設置できない場合の設置場所やアンテナタイプ、注意点について詳しく解説します。
目次
アンテナを屋根に設置できないケースとは
テレビのアンテナを屋根に設置できない事例としては、屋根に問題があるケースや、テレビ電波によるケース、地域の条例によるケースなどがあります。
屋根に問題があり設置できないケース
アンテナを屋根に設置できない理由として、屋根の強度が十分でなかったり、昇り降りが困難な形状をしているなどのケースがあります。
新築で建てられた一軒家の場合には、屋根の強度に問題があることは稀で、アンテナを屋根に設置できないということはありません。
しかし、アンテナは10年ほどで寿命を迎えますので、年を追うごとにアンテナを屋根に設置することに不安を感じるようになっていきます。中古で購入された住宅についても同じです。
また、屋根の形状によっては昇り降りが困難であったり、安定した場所にアンテナを設置することが難しい場合もあります。
このようなアンテナを屋根に設置できないケースでは、壁面設置のデザインアンテナがおすすめです。
テレビの電波により屋根に設置できないケース
テレビ電波は、テレビ塔や基地局などから各地域へと発信されており、アンテナを設置することによって電波を受け止めてテレビを視聴することができます。
一般的には屋根の最も高い場所にアンテナを設置することが好ましいのですが、周辺環境などによっては屋根の上にアンテナを設置しても上手く受信できないケースがあります。
しかし、屋根の上に設置する八木式アンテナについては構造上、屋根の中段などに設置することが難しいため、アンテナを屋根に設置できないという判断になることがあります。
このようなケースでは、屋根の上でも比較的自由に場所を選ぶことが出来るユニコーンアンテナなどが検討の対象になります。
地域の条例により屋根に設置できないケース
景観保護条例に代表される地域ごとの行政によって設定された条例の影響で、アンテナを屋根に設置できないというケースがあります。
主に観光地に設定される景観保護条例では、アンテナを屋根に設置することを全面的に禁止しているケースや、高さに制限を設けているケースがあるようです。
地域の条例は、いわば法律のようなものですのでルールを破ってアンテナを設置することができません。
一般のご家庭であっても、建物の外観を損なうことを理由に八木式アンテナを設置されないご家庭も増えてきてきていますので、こうした条例のある地域ではデザインアンテナなどの目立ちにくいアンテナの設置をオススメいたします。
屋根の老朽化とアンテナの設置
常に風雨にさらされている屋根は、築年数が増えるにしたがって少しずつ劣化していきます。
日本建築の代表的な屋根である瓦は、自然の影響にも強く、長い期間ずっと使用し続けることができる便利なものですが、見た目だけでは劣化の程度が分かりづらいという欠点もあります。
このため、築年数が20年を超えた時期からは、屋根の上に登ることにも不安を感じるようになり、30年を超えると一部の瓦では劣化が激しくなることがあります。
アンテナの設置作業では、八木式アンテナの場合、どうしても屋根の上に登らざるをえないため、屋根瓦を傷つけてしまう可能性に不安を感じます。
アンテナ設置と高齢化の問題
建物の老朽化とは直接的な関係がありませんが、日本では少子高齢化が進むことによって、町の電気屋さんが高齢化し、アンテナ工事に対応してくれないという事例が増えてきています。
特に、地方の一軒家は瓦屋根のご家庭が多く、築年数が経った屋根に上ることには不安を感じられるようです。
また、対応してくれたとしても作業がおぼつかず、屋根を傷つけてしまう危険性もあり、アンテナ工事だけのはずが大規模な修繕工事を行わなければならない事態も想定されます。
建物の老朽化と合わせて、町の電気屋さんの高齢化問題も深刻です。
地デジやドットコムは、これまで町の電気屋さんが担ってきたような地域のアンテナの付け替え工事を、アンテナ設置工事の専門スタッフが対応させていただいています。
屋根を傷つけないよう適切の機材を導入して、経験豊かなスタッフによってアンテナ設置工事をさせていただきますので、多くのお客さまからご満足をいただいております。
屋根に設置できない場合に最適なアンテナタイプ
矢印の形をした八木式アンテナは、日本全国の一戸建ての屋根に設置されている一般的なアンテナタイプですが、地上デジタル放送の導入と共にさまざまなアンテナタイプが登場しています。
屋根の最も高い位置に設置することを基本としている八木式アンテナとは異なり、その他のアンテナタイプでは設置場所の自由度が高くなりますので、屋根に設置できない場合にも対応が可能です。
ユニコーンアンテナ
ユニコーンアンテナは、屋根だけでなく壁面にも設置可能なボックスタイプのアンテナです。
八木式アンテナと比較するとコンパクトな設計になっており、屋根から上に飛び出すように設置しますが、必ずしも屋根に設置する必要が無く、壁に取り付けることも可能です。
屋根が経年劣化によって昇り降りが困難であるケースであってもユニコーンアンテナであれば安心して取り付けることができます。
また、電波の受信能力も高いですので、八木式アンテナでは上手くテレビ電波が受信できなかったご家庭でも、ユニコーンアンテナによってテレビ視聴に問題が無くなったというケースもあります。
景観保護条例などの地域の条例への対応については、個々の事例によりますが、あまり目立たない形状であるため設置を認められるケースもあるでしょう。
ユニコーンアンテナの設置にあたっては、電波の強さなどを測定する専用の機材を用いて、設置前にご家庭の電波の受信状況を確認する必要があります。専門業者にご依頼ください。
デザインアンテナ
建物の壁面の目線よりも少し高い位置に設置することができるのがデザインアンテナです。
屋根に登ることなく、壁に設置することができますので、最近の新築住宅ではデザインアンテナを採用されているご家庭が増加傾向にあります。
屋根の劣化の恐れからアンテナを屋根に設置できないケースでは、デザインアンテナに付け替えることによって全ての問題をクリアすることができます。10年後の次のアンテナ設置工事にも不安がありません。
ただし、高い位置に取り付ける八木式アンテナやユニコーンアンテナと比較すると、どうしてもテレビ電波の受信能力が落ちてしまいますので、ご家庭によってはデザインアンテナを設置できないケースがあります。
景観保護条例などへの対応については、デザインアンテナは設置位置の自由度に加えて、カラーバリエーションが豊富であるという特徴がありますので、目立ちにくい黒や茶色のタイプを選択することで条例をクリアできます。
デザインアンテナの導入にあたっては電波強度の測定が必須になりますので、アンテナ設置工事の専門業者にご相談いただき、まずは電波測定を行うようにしてください。
地デジやドットコムでは豊富な経験と実績により、ご家庭でのアンテナに関するご相談に即座に対応しています。24時間対応のコールセンターもお気軽にご利用ください。
アンテナを屋根に設置できないケースの注意点
アンテナを屋根の上に設置することが出来ないケースでは、その理由ごとに注意するべき点がありますので、詳しく解説します。
屋根の老朽化や経年劣化によるケース
アンテナ工事のために屋根の上に登ることに不安を感じられるケースでは、これまでの八木式アンテナを撤去して、デザインアンテナやユニコーンアンテナを設置することになります。
アンテナ設置業者のなかには、これまで使用していた八木式アンテナを撤去せずに放置し、新たにデザインアンテナなどを設置する事例がありますが、これは非常に危険です。
下から見上げているとアンテナは小さな装置のように見えるかもしれませんが、しっかりと電波を受信できるように八木式アンテナは意外と大きなサイズで、放置したアンテナが転倒することによって屋根を傷つけてしまう恐れがあります。
屋根の上に登ることに不安があることから八木式アンテナを撤去せずに放置したいという気持ちは分かりますが、将来的にはさらに大きな損害を発生させる危険性がありますので注意してください。
電波が受け止めらないケース
屋根の上にアンテナを設置しても上手くテレビ電波が受信できないというケースでは、建物の敷地内で最も電波が受信しやすい場所を探して、設置場所にふさわしいアンテナタイプを設置することになります。
本来、テレビ電波を最も受信しやすい場所は、建物内で最も高い場所にある屋根のてっぺんなのですが、周辺の環境や遮蔽物によって屋根の上が適切でない場合があります。
このような特殊な事例では、テレビ電波の状況を確認するための専用の機材が必要で、当てずっぽうで適当に設置箇所を変えても問題は解決しません。
また、八木式アンテナの設置工事の経験しかない業者に依頼することで、デザインアンテナやユニコーンアンテナを誤った方法で設置されるケースがあり、将来的に転落などの問題が発生する危険性があります。
台風などの自然災害によってアンテナが転倒や転落をした場合には、火災保険によって補償されることが多いですが、誤った設置方法を理由に支払いを拒否される可能性もありますので注意してください。
地域の条例に対応するケース
地域の条例に対応してアンテナを屋根の上に設置できないケースでは、条例について詳しく情報収集を行って適切な対応をしなければ、再びアンテナ設置工事をしなければならず手間とコストがかかります。
観光地などに設定される景観保護条例の場合には、コンビニの外観のカラーを変更させるほどに強い規制を強いている地域や、建物の建て替えや外観の変更を伴う工事に制限をかけている地域など、その内容は実にさまざまです。
アンテナ設置工事についても外観の変更を伴う工事として規制の対象になっている事例がありますので、特別な条例が存在する可能性のある地域にお住まいの方は、事前に役所に相談するようにしてください。
地デジやドットコムでは、このような条例に抵触する恐れのあるアンテナ設置工事についても、事前に十分なヒアリングを行って最適な対応をさせていただきます。
アンテナタイプの変更時の注意点
さまざまな理由によりアンテナを屋根の上に設置できない状況になった場合には、八木式アンテナからデザインアンテナなどへの付け替え工事を行うことになります。
このようなアンテナタイプの変更時には、アンテナからケーブルを建物内へと引き込む配線工事を合わせて行うことになります。
屋根から建物内への配線は、建物の高い位置で内部へとケーブルを引き込んでいるケースが多く、デザインアンテナなどの低い位置に設置するアンテナとは配線の方法が異なります。
このため、配線工事に不慣れな業者やホームセンターなどに依頼すると、使用しなくなったケーブルを建物内部に放置してしまったり、不要なケーブルの設置によって無駄な費用が計上されるなどのトラブルが発生する可能性があります。
アンテナを屋根の上に設置できないときの対処法まとめ
地上デジタル放送の導入と共にアンテナタイプが増え、必ずしもアンテナを屋根の上に設置しなくてもよい状況となってきました。
古い家屋の屋根にアンテナを設置することで、屋根瓦を破損してしまうような事例は今後、少しずつ減ってくることでしょう。
ただし、新しいアンテナタイプの設置には、これまでの八木式アンテナとは異なる知識や経験が必要になりますので、アンテナ工事を依頼する業者については慎重に選択するようにしてください。
アンテナの誤った設置による弊害は即座に現れることは稀で、3年程度が経過してから間違いに気づくというケースも多いです。
地デジやドットコムでは業界最長レベルの10年保証を付けており、アンテナ工事には強い自信を持っています。まずは24時間対応のコールセンターまでお問い合わせください。