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アンテナを台風から守る!暴風雨で倒壊しないための予防策
アンテナの天敵ともいえる台風によって倒壊しないように、どのような対策があるのかについて解説します。
激しい暴風雨や台風であっても、しっかりと事前に対策を行うことによってアンテナが倒れてしまわないように予防することができます。
台風が来ることがニュースで報じられてから対策を行うことは難しいですので、あらかじめ倒壊を防ぐような対策を行うようにしてください。
目次
アンテナが倒壊する原因
アンテナが倒壊してしまう原因には、主に2つあります。
1つ目はアンテナの設置工事が適切に行われていない場合で、2つ目はアンテナが経年劣化によって強度が落ちている場合です。
アンテナの倒壊を未然に防ぐ対策は、それぞれの原因ごとにことなりますので、2つの原因について詳しく解説いたします。
アンテナの設置工事が不適切だった場合
正しいアンテナの設置工事が行われていれば、台風などの自然災害であっても多くの場合にはアンテナが倒壊してしまうことはありません。
日本は毎年のように全国で台風が襲来する国ですから、屋根の上に設置されるアンテナについては十分な強度を持ったものが採用されています。
八木式アンテナと呼ばれる矢印型のアンテナは、骨組みだけで構成された構造となっているため、風や雨などの影響を受けにくく、重量も非常に軽いです。
しかし、このようなシンプルな構造であるアンテナは、設置方法を間違えると強度が不十分で、簡単に倒壊してしまうというデメリットがあります。
日本では古くから採用されてきた八木式アンテナには、固定ワイヤーや屋根馬などの専用の固定金具が多くあり、アンテナの専門業者であれば非常に強度が高い設置工事が可能です。
アンテナが寿命を超えている場合
八木式アンテナの寿命は、おおむね10年から15年です。ただし、海に近い潮風にさらされている場所や、台風が頻繁に通過するエリアである場合には、寿命が短くなる傾向にあります。
アンテナが寿命を迎える原因は主にサビで、表面をコーティングしている素材が剥がれ落ちることによって、内部に水分が入り、サビが全体に広がってしまうことが多いです。
また、屋根の上の八木式アンテナは、太陽光を遮るものがありませんので、太陽からの熱によって少しずつ金属が劣化してしまうことも、寿命がある原因のひとつです。
さらに、アンテナは本体を支えるために様々な固定用の金具などを使用しており、それらの金具も同じように経年劣化するため、定期的に取り換え工事を行う必要があります。
新品の時と比べて強度が落ちたタイミングで台風などの自然災害が発生してしまうと、八木式アンテナは直立して立っていることができずに倒壊してしまうのです。
アンテナの倒壊を未然に防ぐ方法
天気予報で台風が襲来することが伝えられたとしても、屋根の上に設置した八木式アンテナを取り外して、対策を行うことは基本的にはできません。
また、アンテナを取り外してしまうと最新情報を取得するためのテレビの視聴ができなくなってしまいますので、アンテナを取り外すことは本末転倒の対策となります。
このため、アンテナを屋根の上に取り付けた状態で倒壊を未然に防ぐための方法について、さまざまなケースを想定して詳しく解説します。
定期的にアンテナの交換工事をする
まず最も基本的な対策としては、寿命である10年から15年のサイクルに従ってアンテナを定期的に交換することが挙げられます。
最近のアンテナは素材などが非常に良くなっていますので、15年を過ぎてもテレビの視聴には影響が出ないケースも多くありますが、やはり15年が経過したときには交換をすることが好ましいです。
最後にアンテナを交換したタイミングが分かるように、メモを残しておくようにしましょう。
もちろんアンテナの交換工事には費用がかかりますので、できれば長く使用したいという気持ちは十分に分かりますが、いざアンテナが倒壊してしまうと屋根の損傷などで多額の費用が発生してしまう可能性があります。
定期的にメンテナンスをする
アンテナの寿命は他の家電製品などと比較しても長い部類に入りますので、10年や15年のサイクルで交換するだけではなく、できれば5年程度で一度、メンテナンスを行うことをオススメします。
屋根の上にあるアンテナは、近づいて劣化の具合をチェックすることが困難ですので、テレビの視聴に問題がなければ、なかなか不具合について発見することが難しいです。
このため、近づけば容易に見つけることができるようなトラブルであっても、事前に発見することができずに、そのまま放置してしまっていることが多いです。
また、定期的なメンテナンスを行うことが面倒だと感じられる方は、1年に1度はアンテナの様子を目視で確認して、しっかりと直立しているかどうか、ワイヤーが緩んでいないかどうかをチェックしましょう。
目視で確認する場合には、一方向からだけでなく、建物の周囲をグルっと回って、さまざまな方向からアンテナの様子を見るようにしてください。
デザインアンテナに交換する
屋根の上に立てる八木式アンテナが倒壊リスクが高い一方で、地上デジタル放送がはじまってから普及するようになったデザインアンテナには倒壊のリスクがほとんどありません。
なぜならデザインアンテナは建物の壁面に設置するため、固定金具の取り付け方法さえ間違わなければ、基本的には倒壊する可能性はゼロだからです。
デザインアンテナは、その名称の通り、スタイリッシュな外観にばかり注目されがちですが、屋根の上にアンテナを設置しなくても良いことは大きなメリットだと言えます。
シンプルな構造である八木式アンテナは低価格で安定したアンテナではありますが、やはり屋根の上に立てることで倒壊リスクがあることがデメリットだと言えます。
新築住宅では一般的となっているデザインアンテナは、年を追うごとに価格も下がってきており、実は八木式アンテナと比べても価格差は非常に小さくなっています。
以前は高額なアンテナであるために購入を見送るご家庭も多かったのですが、次のアンテナの交換のタイミングではデザインアンテナを取り付けようと考えているご家庭も多いのではないでしょうか。
家庭向けのアンテナ取り付け工事を数多く行っている地デジやドットコムでも、最近ではデザインアンテナの設置工事が増えており、今後も普及率は高まっていくものと予想されます。
アンテナ設置業者別の倒壊リスク
アンテナの設置工事は、電気工事が不要で国家資格を持っていない担当者でも工事ができるために、さまざまな業者によって行われます。
しかし、アンテナの設置を担当する業者によっては、正しい設置工事が行われなかったり、十分な強度が保たれていないというケースも珍しくありません。
アンテナ設置工事の実績が3万件を超えた地デジやドットコムが、業界の裏側として設置業者ごとの倒壊リスクについて解説します。
街の電気屋さんによるアンテナ工事
地域にある街の電気屋さんは、実はアンテナ工事においても頼りになる存在です。
アンテナの設置工事では、地域ごとの電波状況などの知識が重要になりますので、それぞれの街のことを知り尽くした電気屋さんに依頼することで、快適なテレビ視聴が楽しめます。
特に古くから営業をされている街の電気屋さんの場合には、近隣の多くのアンテナ工事をされてきた経験がありますので、自然災害に対する備えについても知識があります。
しかし、街の電気屋さんは近年、ホームセンターや大型量販店などに押され気味で、多くのお店で後継ぎがいないために高齢化が進んでいることが懸念材料です。
アンテナ工事は高所での作業となるため、高齢の店主では対応できないケースも多く、もし引き受けてもらえたとしても転落事故などが発生する可能性があり、やや不安です。
地デジやドットコムにご依頼いただくお客様のなかには、これまでは街の電気屋さんに依頼していたものの、高齢化によってアンテナ工事が難しいと街の電気屋さんに断られてしまったというケースがあります。
ホームセンターによるアンテナ工事
アンテナ本体を販売しているホームセンターでは、購入者を対象として設置工事を有償で請け負っているケースが珍しくありません。
実物のアンテナを見てから購入し、アンテナの設置や交換工事までを依頼することができますので非常に便利なのですが、工事の担当者のレベルについては不安に感じることが多いです。
一般的にホームセンターの工事担当者は、エアコンなどの室内で使用する家電の設置工事に熟練した方が多いものの、アンテナの設置については十分な知識を持っていません。
もちろんテレビの視聴については可能な状態にしてくれますが、どうしてもアンテナ工事に関する知識がないために、強度が不十分な状態で工事を済ませてしまうことがあります。
まだアンテナの寿命までには数年あるのにも関わらず、台風などで倒壊してしまうアンテナの多くが、ホームセンターなどの不慣れな工事担当者によって設置されたものです。
とにかくテレビさえ映れば良いと安易にホームセンターで工事を依頼してしまうと、屋根の修理代金などで思いがけず多額の出費が発生してしまう可能性がありますので注意してください。
家電量販店によるアンテナ工事
ホームセンターと同じく、実物のアンテナを見ながら購入することができ、アフターサポートとしてアンテナ設置工事を請け負っているのが家電量販店です。
ただし、アンテナに関する知識についてはホームセンターの担当者よりも劣っているケースが多く、さらにはアンテナの設置工事に関する知識はほとんど持っていません。
実際、家電量販店で購入したアンテナについて設置工事を依頼した場合には、お店のスタッフが工事を担当するのではなく、外部の業者に外注されるケースが大半です。
このため、家電量販店でアンテナ設置工事を依頼した場合には、ホームセンターよりも工事にかかる価格が高くなることが多く、またアンテナに関する専門知識のない業者が来てしまうケースも多いです。
DIYによるアンテナ工事
アンテナはシンプルな構造物であるため、少し勉強すればDIYで自らアンテナ工事をすることが可能です。
屋根の上に登って作業をするため危険が伴いますので決してオススメはできませんが、テレビが視聴できる状態にするだけであれば、DIYが好きな方にとっては決して難しい工事ではありません。
ただし、10年以上も屋根の上に設置することになるアンテナは、しっかりと固定するための処置をしなければ、最悪のケースでは倒壊だけでは済まず、転落してしまう可能性さえあります。
DIYで作られた本棚などが地震で倒れてしまったという事例が数多くあるように、アンテナについてもDIYとして行うには非常にリスクが高いものです。
自らアンテナ工事を行えば工事代金は無料になりますし、テレビの映りが悪くなった場合にも自分で方向をズラしながら、正しい向きに修正することが可能です。
いくつかのメリットがあることは十分に承知の上で、できればアンテナ工事についてはDIYをすることを見送っていただくことをオススメします。
アンテナ工事の専門業者の強み
さまざまな業者がアンテナの設置工事を行っていることを紹介しましたが、やはりアンテナについては専門業者に依頼されることが好ましいです。
アンテナは近年、デザインアンテナやユニコーンアンテナが登場するなど、年を追うごとに少しずつ変化が生じてきていますので、アンテナ工事の専門業者でなければ正確な情報を把握していないことが多いです。
また、アンテナ工事の専門業者は、高所での作業に十分に対応できる多くの機材を保有していますので、アンテナ本体の取り付けについては他の業者とは比較にならない強度を保つことができます。
もちろん、アンテナを固定するための金具の使用方法についても正確な知識を持っていますので、台風などの自然災害にも十分に対応することができます。
いったん取り付ければ10年以上もずっと屋根の上に立ち続けるアンテナですので、できるだけ専門性の高い事業者を選び、次の交換時期までしっかりとテレビ視聴が楽しめるように万全の対策を行ってください。
地デジやドットコムでは、アンテナに関する幅広い知識を持ったオペレーターが、24時間体制でコールセンターにてアンテナに関する様々なご相談やお悩みに対応させていただいております。