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アンテナと築年数の関係を解説!アンテナ業者がデザインアンテナを薦める理由とは
近年リフォーム技術の向上とともに、築年数を経ても同じ家屋に長く住み続けられるようになりました。築30年、築40年などの古い日本家屋に、アンテナのメンテナンス依頼をいただくことも珍しくありません。
しかしその一方でアンテナ工事を行う業者は年々減少しており、今後はアンテナの工事費用が高額になって行く可能性が出てきました。
ここでは家屋の築年数とアンテナの関係を、アンテナ工事の危険性や価格の高騰から解説し、なぜデザインアンテナが築年数の長い家で選ばれているのかをご紹介します。
目次
築年数が長いとアンテナは危険?
屋根材とアンテナはどちらも直接風雨の影響を受けてしまうため、築年数が経過すればするほど老朽化は進んでいきます。そのためどちらも、築年数の経過とともに適切なメンテナンスをしなければなりません。
しかし実際に古いお宅でのアンテナの交換工事のご依頼をいただくと、メンテナンス不足からか屋根や瓦が弱っているケースも数多くみられます。
ここでは築年数の経過した家屋のアンテナに起こりうるリスクについて解説します。
築年数が長いと屋根材が老朽化している
屋根は日常生活で登ることがないため、劣化していることに気づきにくい場所です。
屋根に使われる素材は大きく分けて、瓦・スレート・金属という3種類がありますが、そのどれもが10~15年でのメンテナンスが推奨されています。
例えば日本家屋によく使用される瓦は、素材の耐久年数だけであれば50年以上長持ちしますが、地震でのずれや瓦を固定する漆喰の劣化を考慮すると、どうしても定期的な修理が欠かせません。
しかし多くのご家庭では屋根のメンテナンスまで気を配ることができていないのが実情です。
実際に雨漏りなどで不具合が起こってからしかメンテナンスを行わないため、気が付いた時には思ったよりも屋根が老朽化していることがあります。
築年数の古い家屋ではこのように屋根材が老朽化していることが多いため、いざアンテナ工事をするために屋根に登ると、作業員の体重に瓦が耐えきれず割れてしまったり、最悪の場合転落事故が起こってしまう危険性もあるのです。
築年数が長いとアンテナの次のメンテナンスが困難
築年数の経過した家屋のアンテナ工事は屋根や建物の劣化による作業の危険性に加えて、次に行うアンテナのメンテナンスが困難だと感じるケースも多くあります。
今回は何とか屋根に登ってアンテナ工事を行うことができたとしても、10年~15年後に訪れるアンテナ交換時期には今よりももっと屋根や建物の老朽化が進んでいるからです。
アンテナを屋根上に設置したままだと、今後築年数が経過するごとにアンテナ作業への不安も増しますし、そもそも屋根上に登ることができずに交換自体が難しくなることも考えられます。
築年数の古い家は八木式アンテナが多い
築年数の古い建物では、同様にアンテナ自体も老朽化が進んでいることがあります。
アンテナは一般的に10年~15年でメンテナンス時期をむかえますが、築年数の経過したご家庭では、そもそもアンテナに交換時期があること自体をご存じないことも多いからです。
アンテナも交換をせずに使い続けていると、屋根と同様に劣化していきます。
築年数の長い家屋には、八木式アンテナとよばれる旧来型タイプのアンテナが設置されていることが多いため、特に注意しなければなりません。
八木式アンテナは魚の骨のような形をしており、築年数の経過した日本家屋によく設置されているのを目にすることがあると思います。
この八木式アンテナは屋根上に設置しなければならないため、台風や雪など自然災害の影響を直接受けてしまい、他のアンテナと比べると強風などで曲がったり落下してしまう可能性が高いのです。
下から見ているとそれほど大きくは見えませんが、実は八木式アンテナは長さが約3メートル、重さは10キロ近くあるため、万一落下したとしたら大事故を引き起こしかねません。
ひと昔前までは八木式アンテナが主流だったため、築年数の経過した家屋ではアンテナ自体が劣化していないかにも気を配らなければなりません。
築年数でアンテナ工事の値段がかわるって本当?
築年数の経過した家屋ではアンテナが屋根の上にあることがほとんどのため、アンテナ工事には高所作業が必要になります。
しかし近年では少子高齢化や屋根上作業への不安から、高所作業を引き受ける業者が年々減ってしまっています。
特に築年数の経過した家屋では屋根材の老朽化などで高所作業の危険性が増すため、屋根上のアンテナ工事の高所作業料金が通常より高くなってしまう可能性もあります。
ここでは、築年数が経過した家屋でアンテナ工事料金が変わってしまう理由について解説します。
アンテナ工事業者の高齢化
少子高齢化により、今までアンテナ工事を引き受けてくれていた街の電気屋さんに、屋根上のアンテナ工事を断られるケースが増加しています。
街の電気屋さんも年々高齢化が進んでおり、テレビの配線などの作業であれば対応できても、屋根の上での高所作業は困難だと感じておられることも珍しくありません。
特に築年数の古い家では屋根や建物が老朽化しているため、作業の危険性も増します。
少子高齢化が進むにつれて、今後屋根上のアンテナ工事を引き受けてくれる街の電気屋さんは、ますます減ってゆくと思われます。
高所作業ができる業者の減少
ひと昔前までは屋根上に設置する八木式アンテナが一般的でしたが、近年では外壁に設置できるデザインアンテナが主流になりつつあります。
デザインアンテナは外壁に設置するので、屋根上での高所作業が必要ありません。
この比較的安全に作業できるデザインアンテナが主流になるにしたがって、八木式アンテナのような高所でのアンテナ工事になれた業者は今後減少していくと考えられます。
築年数の経過した家屋には八木式アンテナが設置されていることがほとんどなので、高所作業が可能な業者が減少するにしたがって、アンテナ工事費用は割高になってゆく可能性があります。
築年数が長いほどデザインアンテナがおすすめな理由
デザインアンテナは新築物件に向けたおしゃれな外観ばかりがアピールされがちですが、実は安全性や建物への負荷を考えると、築年数が長いご家庭にこそ最適なアンテナです。
これまで一般的だった八木式アンテナは、建物の築年数が経過するにしたがって屋根上作業の危険が増し、作業できる業者は減少してしまうという悪循環がありました。
その一方でデザインアンテナは外壁に設置するため比較的安全に作業ができ、築年数が長い建物でも傷をつけずにメンテナンスを行うことができます。
ここでは、アンテナ工事を専門に扱う私たちだからこそわかる、築年数が長いほどデザインアンテナがおすすめな理由をご紹介します。
デザインアンテナは築年数を経た建物への負担が少ない
築年数が経過した建物は屋根や壁などが老朽化してしているため、屋根上で八木式アンテナの工事を行うと建物に余計な傷をつけてしまうことがあります。
作業員の体重がかかることで瓦がずれたりすると、その後の雨漏りにつながってしまい、結果的に建物自体の寿命を縮めてしまうことになりかねません。
特に築年数が経過している家屋は、小さな損傷でも命取りになることがあります。
こういったリスクを避けるためにも、築年数の長い建物にこそ壁面設置が可能なデザインアンテナをおすすめしています。
デザインアンテナは築年数や家の老朽化に関係なく設置することができ、作業のたびに屋根を歩く必要がないため、屋根や建物にかかる負担を限りなく減らすことができます。
近年はリフォーム技術も進歩しているため、デザインアンテナを採用することで建物への損傷を最小限にすれば、より長く同じ家に住み続けることができるのです。
デザインアンテナは築年数が長くても安全にメンテナンスできる
デザインアンテナは建物の外壁に設置しますが、小さな脚立でも手が届く位置に取り付けるためメンテナンスが簡単にできるという特徴があります。
従来の八木式アンテナでは、問題が発生する度に屋根に登ってアンテナを確認しなければならず、場合によっては何度も高所作業を行わなければなりませんでした。
その一方でデザインアンテナならば、いざテレビが映らないなどのトラブルが起こった時でも、地上から目視で確認でき作業員も容易にメンテナンスを行うことができます。
築年数の経過したご家庭では屋根での作業に危険を伴うことが多いため、比較的低い位置で安全に作業を行うことができるのは大きな利点といえます。
デザインアンテナは築年数に関わらず管理コストが安い
デザインアンテナは最新式のアンテナのため、古いタイプの八木式アンテナと取り替える場合は少しだけ初期費用が高くなります。
しかしアンテナは10年以上長期にわたって使用するため、後々の管理コストも含めて考えるとデザインアンテナのほうが優れていることがほとんどです。
八木式アンテナは初期費用は最も安く済むものの、自然災害での倒壊リスクが最も高く、またメンテナンスのたびに屋根上での高所作業料金を追加で負担しなければなりません。
特に将来の高所作業料は、工事の担い手不足により価格が高くなっていく可能性もあります。
デザインアンテナは壁面に設置するため、一般的に八木式アンテナよりも耐久年数が長く倒壊や故障のリスクが少ない傾向にあります。
築年数の長いご家庭ではご自宅のリフォームなどにも費用がかかるため、アンテナにかかる費用はできるだけ抑えたいというご要望をよくいただきます。
初期費用には多少の差がありますが、その後の維持費用まで含めると築年数が長いご家庭ほどデザインアンテナがおすすめといえます。
築年数が長い家がデザインアンテナに変えるタイミングは?
築年数が長いご家庭がデザインアンテナへ移行を検討する場合、アンテナの交換時期か、もしくは屋根などの大規模なリフォームに合わせたタイミングでご検討いただくのがおすすめです。
デザインアンテナはカラーバリエーションも豊富なので、ご自宅に合わせた色やお好みに合わせて選ぶことができます。
八木式アンテナは10年~15年ほどで交換時期なので、アンテナの交換時期やリフォームの直前に慌てないよう日頃から情報収集をしておくと安心です。
デザインアンテナへの交換で後悔しないために
デザインアンテナの交換は本来であればゆっくりと検討してほしいのですが、お電話いただく多くのケースは急ぎのご依頼なのが現状です。
「急にテレビが映らなくなった」「台風でアンテナが傾いた」などすでに不具合が発生しているため、なかなかご自宅の築年数やアンテナの種類などをきちんと検討する時間が取れない方がほとんどです。
特に築年数の長いご家庭ではご高齢の方がお住いのことも多く「初期費用が安いから」「今まで使っていたから」「とりあえず」などの理由で八木式アンテナを選択されるケースも目立ちます。
テレビはすでに日常生活の一部となっている方も多いため、一日でも早くアンテナを治したいというお気持ちは当然です。
しかし長期的なコストの安さやメンテナンスの安全性を考えると、デザインアンテナにしなかったことを後悔されるケースもあります。
そうならないためにも、急な事態にも対応できるようにあらかじめアンテナについてご家庭で話しておくことをおすすめします。
アンテナ工事のご依頼は1カ月前までに
八木式アンテナをデザインアンテナに交換する場合、築年数に応じて工事の危険性も変わってくるため、工事希望日の1カ月前までにはアンテナ専門業者に依頼しておくと安心です。
なぜなら2020年~2030年頃までは、2011年の地デジ化で新設されたアンテナが交換時期にあたるため、近年プロのアンテナの専門業者にアンテナの交換依頼が殺到しているからです。
加えて今後は屋根上の高所作業を請け負う業者も減ってゆく傾向にあるため、八木式アンテナを交換できるプロのアンテナ専門業者はより忙しさが増すと考えられます。
デザインアンテナへの交換を希望される際は、遅くとも工事希望日の1カ月前までにプロのアンテナ専門業者へ依頼をするようにしましょう。
築年数とアンテナの関係まとめ
築年数の経過した家屋では、長期的なメンテナンスの利便性や管理コストの面から考えて、デザインアンテナがおすすめです。
長く住んだ家には愛着がある方がほとんどです。同じ家に長く住むためにも、建物にできるだけ負担をかけないアンテナ選びを行いましょう。
地デジやドットコムでは、テレビの映りを最適な状態にするアンテナ設置工事を行うだけでなく、建物への負荷が少なくなるように、さまざまな角度からのご提案をさせていただいております。
アンテナ工事の専門業者として培った経験を活かして、建物に優しいアンテナ設置をさせていただきます。