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子供部屋にテレビを設置したい!複数の部屋でテレビを視聴するためのアンテナ工事とは
「ねえ、自分の部屋でテレビがみたいんだけどどうしたらいい?」
お子さんがいらっしゃるご家庭では、必ず一度は耳にする質問ではないでしょうか。
意外に思われるかもしれませんが、単に電気屋さんでテレビを購入してくるだけでは、子供部屋で快適にテレビを視聴することができないかもしれません。
お住まいの地域の電波状況やご家庭のアンテナ配線によっては、子供部屋にテレビを設置するためにはアンテナの周辺機器などの専門的な工事が必要になるケースがあります。
ここでは、子供部屋へテレビの増設を考えている方、複数の部屋でテレビを見たい方、新築する子供部屋にテレビ設備を追加するか迷っている方へ向けて、テレビを増設する時に工事が不要なケースと、必要な場合の工事内容や注意点を詳しく解説します。
目次
テレビの増設ではアンテナ工事は不要
「テレビの台数を増やすと、アンテナの本数も増やさなければならないのでしょうか?」というご心配の声をいただくことがあります。
実は複数の部屋へテレビを増設するにあたって、よっぽどのことがない限りアンテナ本体の追加や交換などのアンテナ工事は必要ありません。
工事が行われる範囲は主に、配線の延長やテレビ端子の増設や、電波を分ける分配器など周辺機器の設置です。
また、子供部屋にすでにテレビ端子があるときや、ご自宅周辺の電波強度が問題なければ、配線などの工事自体が不要なケースもあります。
工事不要!子供部屋にテレビ端子が設置されている場合
例えばテレビを増設したい子供部屋の壁に、すでに「テレビ端子」が設置されているときは、特別な配線工事は不要です。
テレビ端子とは、アンテナが受信したテレビ電波をテレビとつなぐための丸形のコネクターで、アンテナ端子とも呼ばれています。
多くの場合はコンセントなどの電気設備の近くに設置されていますので、まずは子供部屋にこのテレビ端子があるかどうかを確認しましょう。
もしこの端子があれば特別な配線工事を行うことなく、子供部屋でもテレビを視聴することができます。
テレビをつないでノイズがでるなどの不具合がなければ、これで子供部屋へのテレビ増設は完了です。
では、子供部屋にテレビ端子がない場合はどうすればよいのでしょうか。
テレビ配線を分岐させて複数の部屋でテレビ視聴
子供部屋にテレビ端子がない場合も、配線工事を行うことなくテレビを増設することができる方法があります。
それが、「分配器」でテレビ配線を分岐させる方法です。
分配器とは、ひとつのテレビ端子の電波を複数のテレビに分配することができる装置です。その特徴から、スプリッターやディバイダーとも呼ばれています。
もしリビングなどの主要な部屋にしかテレビ端子がないご家庭でも、この分配器を利用して配線を伸ばすことで、アンテナ端子のない部屋でもテレビを見ることができるようになります。
この分配器は家電量販店でも購入することができ、お値段も400円から1000円ほどです。
テレビ配線を分岐させる3つの注意点
分配器を用いて子供部屋にテレビを増設するときに、気を付けなければならない3つの注意点があります。
電波が弱まりテレビが映らなくなることがある
テレビの増設でよくあるトラブルで、新しくテレビをつなぐと画像が乱れたり、急にほかの部屋のテレビ映りが悪くなることがあります。
これは、ひとつのアンテナに接続されているテレビの台数が増えたため、一台当たりのテレビに送られる電波が弱まってしまったことが原因です。
このケースでは、お住まいの地域の「電波強度」を正確に測定したうえで、必要な「ブースター(電波増幅器)」の設置を検討しなければなりません。
電波強度とは
電波強度は大きく3地域に区分され、強電界地域、中電界地域、弱電界地域と呼ばれ、一般的にテレビ塔からの距離が近いほうが電波が強いとされています。
しかし家の周辺にビルなどの障害物があると、角度が少し変わっただけでも数値が変ってしまうため、専門知識を持ったアンテナ作業員が測定する必要があります。
ブースター(電波増幅器)とは
ブースターとはアンテナが受信した電波が弱すぎる場合、その電波を増幅するための装置です。
屋外用、屋内用、地デジ用など種類が分かれており、用途に合わせて選ぶ必要があります。
ブースターはネットショップや家電量販店で購入できるため「自分で工事できますか?」という質問をいただくこともありますが、工事には雑音指数(FN)や利得(ゲイン)などの専門知識や配線工事の技術が不可欠です。
電気工事に慣れていない方は思わぬ事故の原因となりますので、アンテナ工事の専門業者に依頼をしていただいたほうが確実です。
配線のコネクタが増えて故障の原因になる
テレビ配線の中でも特に故障しやすいのが、テレビとテレビ端子を接続するコネクタ部分です。
そのため、コネクタの数が増えるほど故障のリスクが増加します。
コネクタの取り扱いは繊細にこなう必要があり、短い配線を無理に接続してコードが曲がった状態で使用するとすぐに劣化しますし、力を入れて押し込むとコネクタの内側の端子が破損してしまうこともあります。
またコネクタが増えると必要な配線も増えるため、足が引っかかったり、ペットやお子さんが配線を引っ張って遊んでしまう危険性も考慮しなければなりません。
テレビ配線を分岐して利用する場合はコネクタの数も多くなるため、取り扱いはより慎重にするべきといえるでしょう。
ケーブル配線がむき出しになって見栄えが悪くなる
分配器を用いてテレビを増設すると、必然的にテレビ端子のある部屋と子供部屋を1本の長いテレビ配線でつなぐことになります。
しかし通常の電気コードと比べるとテレビの配線は繊細に作られているため、長い配線を隠そうとして無理に曲げたり縛ったりすると、画質が乱れたりコードの劣化を早めてしまうことになりかねません。
テレビ配線にストレスがかからないように設置すると、どうしても長いケーブルが廊下や壁際でむき出しになってしまうご家庭が多いようです。
また配線の長さは簡単に変えることができないため、模様替えするときにテレビを置く位置が限られてしまい不便だという声もききます。
テレビ配線を分岐する前に、ケーブルをどのように配置するかを事前に考えておいたほうがよさそうですね。
子供部屋でのテレビ視聴に関する注意点
分配器を利用する際の注意点のほかに、子供部屋にテレビを設置するときの注意点もあります。
夜遅くまでテレビを見てしまう
子供部屋にテレビを設置すると、大好きなテレビをいつまでも見てしまうことがあります。
テレビを増設したのはいいけれど夜更かししてしまったり、次の日寝坊したり、勉強をおろそかにしてしまったり、子供の年齢によっては自制がきかずに日常生活に支障がでてしまうこともあるほどです。
テレビを一度設置してしまうと、テレビの設定では視聴時間の制限を行うことはできません。
時間を決めてテレビ端子の配線を抜いてしまう、というアイデアもありましたが、毎日毎回行うことは現実的ではありませんし、隠れてテレビを見るようになってしまっては元も子もありません。
子供部屋にテレビを置くのであれば、「Aという番組だけ見る」「誰も使っていないときはリビングで見る」など、子どもの年齢に応じて明確なルールを決める必要があるのかもしれませんね。
R18コンテンツなどを見てしまう
テレビには様々な番組があり、その中にはときに暴力的なシーンや道徳的に問題のあるものなども含まれています。
子供部屋にテレビを置くとなると、どのような番組を視聴しているのか心配ですよね。
こういったご家族の声から、近年ではR15やR18コンテンツを含む番組をブロックできる機能を搭載したテレビも増えてきています。
お持ちの機種によりますが、フィルタリング機能があるテレビの場合は「設定」の項目から「視聴年齢設定」を行うことでR指定のある番組をフィルタリングすることができるようになります。
子供部屋にテレビを設置する前に、一度設定を確認してみましょう。
また、最新のテレビはインターネットへ接続できる機種も増えてきたため、インターネットに対してR指定のコンテンツを表示させないようにする「i-フィルター」とよばれる有料ソフトも登場しています。
有害なサイトをブロックしたり、勝手にショッピングサイトへアクセスすることを防ぐことができるので、ご不安を減らすためにも導入を検討してみてはいかがでしょうか。
アンテナ工事と併せてテレビ配線の分岐を依頼するのがおすすめ
ここまで工事不要で子供部屋にテレビを設置する方法を解説してきましたが、分配器の使用は手軽で便利である反面、配線がむき出しになったり、故障を増やす原因になってしまうなどのデメリットがあります。
そうならないためにおすすめなのは、アンテナの定期工事を行うときに一緒に子供部屋への配線工事も行ってしまうことです。
同時に工事を行うことで、分配器で発生するデメリットのほとんどを解消し、別々に工事をおこなうよりもコストを抑えることができるなど様々なメリットがあります。
工事費用が安く抑えられる
アンテナ本体の工事と同時に子供部屋の配線工事を行うことで、個別に工事依頼を行うよりも工事費用をお得に済ますことができます。
これは通常ご依頼ごとにかかる作業員の出張料金や作業料金などの費用が、併せて工事を行うことによって一度の支払いで済むからです。
せっかく工事を行うのであれば、少しでも安く済むほうがうれしいですよね。
プロの技術で壁の中で配線を分岐させることができる
また、同時に工事を行うことでアンテナと内部の配線をスムーズにつなぐことができるというメリットもあります。
プロの作業員が工事を行うことによって、分配器ではむき出しにするしかなかったアンテナ配線を壁の中できれいに分岐させることができます。
テレビ設備は設置してから何十年も使うものなので、壁の中で分岐させることで故障の可能性を減らすことができますし、なにより見た目がすっきりするのは大きなメリットです。
ブースターなどの追加工事にもすぐに対応できる
そのほかにも起こりうるトラブルとして、テレビを増設することによってひとつのテレビに送られる電波が弱まり、その結果テレビの映りが悪くなることがあります。
このケースでは、ブースターと呼ばれるアンテナの電波を増幅する装置を取り付けることで解決することができますが、専門的な知識が必要なので必ずプロのアンテナ専門業者に設置を依頼することになります。
もし子供部屋にテレビを増設しても、きれいに映らないと子供も家族もストレスがたまってしまいますよね。
アンテナ工事と子供部屋の配線工事を同じ業者に依頼しておけば、万一トラブルが起こってもすみやかに対応することができて安心です。
アンテナ工事ができるタイミングは意外と多い
アンテナは10年から15年で寿命をむかえるため、必ず定期点検や交換工事が必要になります。
そのため子供部屋へテレビ設備の増設を検討できるタイミングは、思ったより多いのです。
今はお子さんが小さい場合でも、10年後のアンテナ点検の時期には中学生、高校生になって部屋にテレビを欲しがるかもしれません。
今後の成長に合わせて、将来どの部屋に何台のテレビを置く必要があるのかも考えながらアンテナ工事を行うとよいですね。
子供部屋にテレビを設置するときの注意点まとめ
子供部屋にテレビを増設したいとき、すでにテレビ端子などの設備が整っていれば工事は不要です。
また子供部屋にテレビ端子などのテレビ設備がないケースでも、分配器という装置を使用することで特別な工事をしなくとも複数の部屋でテレビを視聴できるようになります。
しかし、自分で分配器を用いてテレビ配線を分配しようとすると、長いテレビコードがむき出しになってしまったり、故障のリスクを増やすことにもつながります。
せっかく子供部屋にテレビを置くのであれば、家族がみんな快適に過ごせ、長時間故障がないように取り付けたいものですよね。
子供部屋へテレビを増設する方法に迷われたら、地デジやドットコムでは、24時間365日専門知識を持つスタッフがお電話やメールでのご相談に対応しておりますので、アンテナ工事を専門にするプロに一度相談してみてはいかがでしょうか。
また、ご自宅のアンテナ交換の時期が近い場合は、同時に工事してしまうほうがおすすめです。
別々に工事を行うよりも費用を抑えることができ、かつ見た目もきれいに仕上げることができますよ。
地デジやドットコムでの工事では、もしも将来テレビやアンテナにトラブルが発生した場合でも、業界最長クラス安心の10年保証付きですのですぐに対応いたします。
今のアンテナが寿命を迎えるまでしっかりとサポートさせていただきますので、気になる点がございましたらいつでもご相談ください。