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プロが教えるアンテナ工事の注意点
テレビが見られない生活ってどうですか?
これは、あるお客さんのお話です。
マンションにお住まいでしたが、このたび昔からの夢だった新築一戸建てを購入され、
つい先日お引越しされたそうです。
電力会社、水道事業所、ガス会社への手続きも万端、
ご近所への挨拶回り、住所変更や転出・転入届もバッチリ。
さぁいざ引越し!とワクワクした気持ちでいらっしゃったそうです。
引越しの荷ほどきも無事終わり、ひと段落ついたところで
お茶をしようとテレビをつけたところ、、、
映らない!!!
・・・こんな経験をされたそうです。
せっかく新生活を始める準備ができたのに、
テレビが見られない生活ってどうですか?
今日は、意外と知られていないテレビの落とし穴について
アンテナ工事のプロから見た、アンテナ工事のポイントや、業者選びの注意点をお話ししたいと思います。
目次
1、地デジアンテナとは?
テレビを視聴する上で欠かせないものの一つが、「地デジアンテナ」。
そもそも地デジアンテナって何なの?
と思う方もいるかもしれませんね。
地デジアンテナとは、地上波デジタル放送を受信するためのアンテナのことです。
現在、民放テレビ放送は全て地デジ放送となっています。
そのため、テレビを観るために必ず必要となります。
ケーブルテレビに加入すればテレビを見ることは可能ですが、コストパフォーマンスを考慮すると、地デジアンテナを設置する方が断然、お得です。
2、新築の家には地デジアンテナが必要
引越しにあたり、必要な手続きは色々ありますよね。
電気・水道・ガス、転出・転入届、住所変更、ご近所への挨拶回りなどなど。
やることは沢山あります。
そして意外と知られていないのが、テレビのアンテナ工事。
実は、新築物件にはこの地デジアンテナがありません。
そのため、新たにアンテナを設置する必要があるのです。
冒頭のお客様は、これを知らなかったためにテレビが映らなかったのです。
3、地デジアンテナのメリット・デメリット
さて、テレビを見る上で必須となる地デジアンテナですが、
メリットやデメリットはないの?というお声もあるので、少しまとめてみました。
3-1. メリット
やはり1番のメリットは、コストパフォーマンスが良いこと。これに限ります。
例えばケーブルテレビに加入すれば、テレビは見られます。
しかし、月額料金が発生します。
ケーブルテレビなどの費用は、年間で大体8万円、10年にすると80万円かかることになります。
短期間ならケーブルテレビの方が割安ですが、そもそも新築を購入された方は、すぐに引っ越すということはありません。
その点、地デジアンテナは一度設置してしまえば、月々の視聴料は完全無料となります。
もちろんアンテナを設置するためには料金が発生しますが、
アンテナの寿命も20年〜30年と非常に長いため、地デジアンテナが断然オススメです。
3-2. デメリット
初期費用がかかることです。
アンテナを設置する工事なので、電線から配線を引き込むだけのケーブルテレビや光回線の工事と比べてどうしても部材費がかかります。
また、ケーブルテレビや光回線の工事ではご自宅の外観はほとんど変わりませんが、地デジアンテナ工事はアンテナを設置するので外観も変わります。
(アンテナ自体にも種類があるので、(後述)外観が損なわれるとは一概には言えませんが。)
台風などの被害を受けて壊れてしまう可能性もなくはありません。
メリット:長持ち、月々の視聴が無料
デメリット:設置料金がかかる、物によって壊れやすい
月額基本料がかかるケーブルテレビと比較すると、コスト面では圧倒的に優れているのが分かりますね。
長期間で考えると、設置料金を差し引いても断然地デジがお得です。
4、地デジアンテナに種類はあるの?
地デジアンテナの種類はいくつかありますが、まず、大きく分けて2つ。
屋内用・屋外用があります(屋内外兼用もあり)
地デジを視聴できる20素子アンテナが一般的ですが、
さらに今は平面薄型のデザインアンテナもあります。
実は今、この「デザインアンテナ」がとても人気です。
今はオシャレな戸建ても多いですよね。
しかし、骨組みが剥き出しになったようなアンテナ(八木式アンテナ)が屋根にあっては、せっかくオシャレな新居の外観を損ねてしまう・・・
そこで、高性能かつ外観を損なわない、デザインアンテナ工事が大人気なんです。
少し割高にはなりますが、この先何十年も住む家をより美しくしたい方はデザインアンテナがオススメです。カラーも選べます!
また、八木式アンテナと比べて落雷や強風にも強いです。
5、「ブースター」ってなに?絶対必要?
地デジアンテナを検索すると、「ブースター」というワードがどこのサイトにも出てきます。
ブースターとは、電波を強くしてくれる増幅器のことです。
電波塔からの距離や、地形によって受信環境が良くない場所があります。
山や高層ビルにはばまれてしまうと電波状況は悪くなります。
そういった場合に、このブースターが弱った電波を補強してくれるのです。
電波が弱い場合(映りづらい)や、自宅にテレビが数台あって電波をそれぞれのテレビに分配させる場合に必要になることがあります。
そのため、必ずしも必要とは限りません。
まずはアンテナを取り付けたい場所の電波を測定し、相談しながら必要かどうか決めることをオススメします。
6、ご自分で取り付けする場合の注意点
地デジアンテナは、結論から言ってご自分で取り付けることも可能です。
ご自分でやれば、コストは抑えられます。
ただしご注意頂きたいのは、アンテナだけではテレビは視聴できない、ということ。
アンテナ本体、取り付け金具、支持材、ケーブル、足場材・・・
必要なものは結構ありますよね。
場合によってはブースターや分配器も必要となってきます。
電話と同様、テレビにも配線工事が必要となります。
よって、電気工事の知識・ご経験がある方以外はあまりオススメしません。
やはり一番は、「危険」だからです。
実際にやってみたら見た目のクオリティーが低かった、ということもあります。
長く付き合うテレビですから、プロに任せた方が安心だと言えます。
7、家電量販店に依頼する場合
ヤマダ電機やケーズデンキなどの家電量販店でテレビを購入する際、アンテナ工事も一緒に依頼することができます。
「家電量販店なら安くて安心」と思う方もいると思いますが、実はこれ、間違いなんです!
家電量販店に依頼をしても、実際に工事をするのは業務提携している工事業者。
言うなれば、単なる“ご紹介“です。
これはハウスメーカーでも同じことが言えるのですが、
結局は業務提携している業者に業務委託をするため、仲介手数料が発生します。
よって、家電量販店やハウスメーカーさんにアンテナ工事の依頼をしても、工事日の確認などの連絡は業務委託された業者からの連絡となります。これでは二度手間ですね。
そしてもう一つ。
家電量販店と業務提携している業者は、残念ながらアンテナ専門業者ではありません。
エアコンや照明、ウォシュレットなどの電気工事が出来る代わりに、専門業者ではないためクオリティーが下がる可能性があります。
夏は主にエアコンの取り付け工事がメインのため、アンテナ専門業者と比べ、アンテナを取り付けている数に圧倒的に差があります。
他のアンテナ専門業者を探すのが手間であれば、テレビ購入と一緒にアンテナ工事を依頼しても良いかもしれませんが、マージンが取られるだけの無駄なコストになるため、オススメはしません。
専門業者と直接やりとりした方が連絡通達ミスも起こらず、無難です。
8、地デジアンテナ工事を業者に依頼するメリットとデメリット
少しでも安く抑えたいけれど、やっぱり自分でやるのは不安・・
それならやはり専門業者に依頼するのが一番です。
地デジアンテナの専門業者に依頼するメリットは、、、
8-1. 「危険がない」
アンテナ工事は屋根に上がったりするため、自分でやるとなると
事故や怪我の原因になる恐れがあります。
業者に依頼すれば、その心配はなくなります。やはりその道のプロですから、
工事はもちろん、周りの環境にも配慮してくれます。
8-2. 「手間がかからない」
ご自分で施工される場合、何が必要か調べますよね。
価格の比較、在庫の有無、工具の準備などなど・・
そしていざ施工する時には、取り付け方を調べながらの作業。
また、施工に問題はなかったとしても、電波を測定する測定器(安いものでも3万円〜5万円位)を持っていないために、アンテナを設置したのにテレビが映らない、ということもあり得ます。
一人で全てやるのは結構な労力を要します。
専門業者であれば必要な工具・部材は全て揃えてあるため、何もご用意する必要はありません。
工事の所要時間はどこの業者も大抵60分〜90分程度。
労力をかけて設置に何時間もかけるより、任せてしまった方が断然早いですね。
8-3. 「質が高い」
どうしても素人工事ですと、これで良いのか?と思うことがあります。
アンテナ工事は、電波の計測や配線、それぞれの作業に専門知識と経験が必要となってきます。
テレビが映るようにすることが目的ですが、落下の危険性など周りの配慮も必要になってきます。
その点、プロの施工は、やはり質が高く、仕事も速いです。
ご自分で施工され、雨の日や風の強い日にアンテナが落下して万が一誰かを巻き込んでしまわないためにも、プロを通してこの「3つの安心」を手に入れることをオススメします。
8-4. では反対に、デメリットは何か?
まずは料金がかかること。
施工料金の他に、ご自宅まで伺うわけですから、人件費もかかります。
次に、施行中はご在宅いただくこと。
施工所要時間は大体60分〜90分ですが、基本的にその間はトラブルにならないためにも外出はされない方が無難です。
9、業者選びのポイント
さて、ここまで読んでいただいたあなたは、きっと
「自分でやるよりプロに任せた方が安心だ」と思っていらっしゃることでしょう。
では、どこの業者に頼めば良いでしょうか?
特にアンテナ工事は、知識がある人の方が圧倒的に少ないですから、「何」を基準にしたら良いのか分からないと思います。
そこで、ここからは業者選びのポイントについてお話ししたいと思います。
くれぐれも、明確な金額を言わない業者や、すぐに工事日を決めさせようとするような業者にはお気をつけください。
9-1. アンテナ工事専門業者であること
家電量販店で一緒に工事依頼はできますが、実際に施工を行うのは業務委託している業者だということは前述しました。
実は町の電気屋さんでもアンテナ工事を行なっている場合があります。
ただしここで気をつけなくてはいけないのは、家電量販店の外注業者や町の電気屋さんは、アンテナの“専門業者”ではないということ。
専門業者以外が施工を行うと、クオリティー面で問題が発生する場合があります。
また、住居の構造を即座に把握して最善の導線やアンテナの固定方法を見つけ出すのも、専門業者ならではの強みです。
価格面でも専門業者の方が割安である場合が多いので、アンテナ工事を依頼する場合は必ず専門業者に依頼するようにしてください。
9-2. ホームページでも価格を明確にしているところ
見積書をもらうのが大前提ですが、ホームページにも価格やプランをしっかり載せている業者がオススメです。
特にブースターなどのオプションが必要になった場合、施工当日になって価格が大幅に上がってしまう、なんてことのないように、しっかり見積書を提示してもらうようにしましょう。
また、実績やお客様の声を載せている業者は信頼できるので尚良しです。
9-3. 自社施工の業者であること
アンテナ業者と言いながらも、中には代理店制度を利用して外注業者に施工を依頼している業者もあります。
そこで、「自社施工を行っている業者」を業者選びのポイントの一つとして覚えておいてください。
受注〜施工まで1本化しているため対応がスムーズですし、対応やクオリティーを考慮しても、自社施工業者の方が優れています。
施工後に万が一不備やトラブルがあった場合、アンテナ専門業者であればほとんどが3年〜5年の保証がついています。点検や修理の依頼もしやすいですね。
10、地デジアンテナ工事費用の相場について
さて、気になる価格ですが、、、
一般的な相場は20,000円〜50,000円と言われています。
もちろん、衛星放送(BS、CS)を取り付けるか、ブースターは必要なのか、取り付ける場所やその他オプションによって、その金額は多少変動があります。
まずはホームページにうたわれている金額だけではなく、
プランには何が含まれているのか、オプションにはどんなものがあるのか、も視野に入れ、お見積もりを取ることをオススメします。
最後に・・・
最後までお読みいただきありがとうございます!
テレビを視聴する上で必要になる地デジアンテナ工事ですが、なかなか設置される状況にならない限りは知らないことが多かったのではないでしょうか?
アンテナの種類、ケーブルテレビや光回線との違い、どこの業者に依頼するべきか・・
今はインターネットの時代ですから、ちょっと検索するだけでもたくさんの情報が出回っています。どの情報が正しくて、どの情報を信用すれば良いかも分からないと思います。
そこで、やはりまずは御見積書を取り寄せることをお勧めします。
なかなかご自分では接点のない「地デジアンテナ」ですから、不安もあるかと思います。そんな時、業者の対応も重要なポイントになります。
実績があり、対応も良いところだと安心して任せられますよね。
また、地デジアンテナの工事と聞くと、大掛かりな作業で1日が潰れてしまうと思われがちですが、実際は約60分〜90分程度の工事です。
アンテナ工事は一生に何度もやることではありません。
一度設置してしまえば20年〜30年はもちます。
時間と労力をかけず、安心して任せられるプロの地デジアンテナ専門業者にお任せして、この先30年続く安心を手にしてくださいね。