地デジアンテナについて「アンテナが故障しているけど撤去・処分はどうしたらいい？」「引っ越しをするので撤去・処分したいけどどこに頼むべき？」など疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。

アンテナの撤去が必要なのにも関わらず放置していると、建物にダメージを与えたり、落下して人や物に当たる可能性があります。専門業者に依頼するなどして、速やかな撤去・処分が必要です。

ここでは、地デジアンテナの撤去・処分するタイミングや方法・手順、コストなどについて解説します。地デジアンテナの撤去や処分を考えている方は、ぜひご覧ください。

地デジアンテナを撤去・処分するタイミング

地デジアンテナを撤去・処分するタイミングには「劣化や故障したとき」「引っ越しをするとき」「地デジアンテナが不要になったとき」があります。どのようなときに処分・撤去するのかを知っていれば、早いうちから検討でき、スムーズに準備を進めることが可能です。

ここでは、地デジアンテナを撤去・処分する3つのタイミングについて見ていきましょう。

タイミング1.劣化や故障したとき

地デジアンテナを撤去・処分するタイミングの1つが、アンテナが劣化や故障したときです。

・地デジアンテナを10年以上使っている

・台風でアンテナが折れてしまった

・アンテナがサビだらけになっている

・アンテナがボロボロになっている

など、自宅の地デジアンテナが劣化や故障している場合は、撤去・処分を検討したほうがよいでしょう。アンテナも消耗品であり、一般的に寿命は10〜15年といわれています。「10年以上使用している」もしくは「いつから設置されているのかわからない」といった場合は、寿命を迎えている可能性があります。

台風や地震、大雪などの自然災害でアンテナが故障することもあります。また、長年使用した場合や塩害の影響でサビだらけになった場合も撤去・処分のタイミングです。アンテナがボロボロになっている場合も新しいアンテナと交換を検討しましょう。

このように、地デジアンテナが劣化や故障しているときは、撤去・処分のタイミングといえます。

タイミング2.引っ越しをするとき

引っ越しをするときも、地デジアンテナを撤去・処分する1つのタイミングです。賃貸で入居時に自分でアンテナを設置した場合は、退去時に撤去しなくてはなりません。アンテナの状態が良ければ、引っ越し先でも利用できます。

ただし、アパートやマンションなど、引っ越し先にアンテナが設置されていることも多いです。その場合は、現在使用しているアンテナを引っ越し先に持ち込んでも使うことはありません。

そのため、まだ状態のよいアンテナでも、引っ越しのタイミングで撤去・処分する方は多いです。

現在の住まいに自分でアンテナを設置している場合は、引っ越しの際に撤去することを覚えておきましょう。

タイミング3.地デジアンテナが不要になったとき

地デジアンテナが不要になったときも、撤去・処分するタイミングといえます。例えば、以下のような場合です。

・テレビを見ないようにした

・光回線やケーブルテレビにした

「YouTubeやAbema、Netflixなどを見るので地上波は見なくても問題ない」「ひかりTVなどに変えた」といった場合は、地デジアンテナがなくても特に問題ありません。動画配信サービスは、インターネット回線とパソコンやスマホがあれば楽しめます。光回線や専用ケーブルを使っている場合もアンテナは不要です。

このように、テレビ（地上波）を見ない場合や光回線・ケーブルテレビにする場合は、地デジアンテナが不要となるため撤去・処分を検討できます。

地デジアンテナを撤去・処分せずに放置するリスク

故障や劣化している地デジアンテナを撤去・処分せずに放置すると、倒れて屋根が傷つく可能性があります。また、アンテナのサビが屋根や外壁に付き、劣化につながる場合もあります。台風や地震で落下して、人や物に当たる恐れもあるので注意が必要です。

ここでは、地デジアンテナを撤去・処分せずに放置するリスクについて見ていきましょう。

地デジアンテナが倒れて屋根が傷つく

地デジアンテナを撤去・処分せずに放置していると、アンテナが倒れて屋根が傷ついたり、屋根を壊す可能性があります。屋根に穴が空いてしまうと、雨漏りの原因となり、家の老朽化を早めてしまいます。

屋根材が割れた場合は、アンテナの撤去や処分、交換費用だけでなく、屋根材の修理費用もかかるため注意が必要です。

このように、撤去が必要なアンテナをそのままにしてると、必要以上にコストや手間がかかることになるので早めに対応しましょう。

サビが残り外壁の劣化につながる

撤去・処分せずに地デジアンテナを放置していると、固定金具に発生したサビが屋根や外壁に付いてしまう可能性があります。サビが雨どいを伝って屋根や外壁に付くと、見た目もよくありません。劣化しやすくなり、家の資産価値にも影響が出る恐れがあります。サビが混ざった雨水が、庭に流れることにもなります。

サビは見た目も悪く、屋根や外壁の劣化にもつながるため、サビがひどい地デジアンテナは早めに撤去・処分を検討したほうがよいでしょう。

落下して人や物に当たる

「アンテナが折れている」「ワイヤーが緩んでいる」など状態の悪い地デジアンテナを撤去・処分せずに放置したままだと、落下して人や物に当たる可能性があります。アンテナ本体やマスト、クギ、ビスなどが屋根やベランダから落下して人に当たると、怪我をする恐れがあります。

また、金具が風で飛んでいき、他人の車や家を破損することもあるので注意が必要です。破損した場合は、多額の修理費用がかかります。

撤去・処分が必要な地デジアンテナは放置せず、速やかに対応しましょう。

地デジアンテナを撤去する方法

地デジアンテナを撤去するのには、引っ越し業者やリフォーム業者、塗装業者、地デジ業者に依頼する方法があります。それぞれのメリットなどを理解し、自分に合った方法を選択することが大切です。

ここでは、地デジアンテナを撤去する方法について見ていきましょう。

引っ越し業者に依頼する

引っ越し業者に依頼して地デジアンテナを撤去することができます。「引っ越しをするのでアンテナを撤去する予定」などの場合は検討してみるとよいでしょう。

引っ越し業者に地デジアンテナ撤去を依頼するメリットは、「1つの業者に引っ越しとアンテナ撤去を依頼できるのでラク」であることです。

引っ越しはA社、アンテナ撤去はB社と別々の業者に依頼する場合は、依頼や日程調整の手間がかかります。引っ越しとアンテナ撤去をA社が行うとなれば、2社に依頼したり日程調整をする手間を省けます。

ただし、すべての引っ越し業者がアンテナ撤去をしているわけではありません。また、アンテナの専門業者ではないため、対応に時間がかかったり不備がある可能性があります。アンテナ撤去費用が相場より高く設定されていることもあるので注意が必要です。

リフォーム業者に依頼する

リフォーム業者に地デジアンテナの撤去を依頼する方法もあります。「室内のリフォームをする予定」「水回りを新しくするつもり」など、リフォーム予定がある場合に検討しやすい方法です。

地デジアンテナの撤去をリフォーム業者に依頼するメリットは、「リフォームとアンテナ撤去を同じ業者に依頼できる」ことです。キッチンや浴室、トイレ、フローリングなどのリフォームと同時に、地デジアンテナの撤去も依頼できます。

1社にリフォームと地デジアンテナ撤去を同時に依頼できるので手間がかかりません。ただし、アンテナ撤去に対応していないリフォーム業者もあります。また、撤去費用が割高なこともあるため注意してください。

塗装業者に依頼する

地デジアンテナ撤去に対応している屋根や外壁の塗装業者もあります。塗装業者は高所での作業にも慣れているため、比較的スムーズに地デジアンテナの撤去が可能です。塗装作業と合わせて地デジアンテナの撤去を依頼できるのはメリットです。

ただし、塗装業者はアンテナの専門業者ではありません。そのため、アンテナ撤去に対応していない業者もあります。また、専門業者と比べて費用が高いことがあるので注意しましょう。

地デジ業者に依頼する

最もおすすめの方法が地デジ業者に依頼することです。アンテナの専門業者であるため、スピーディーに撤去・処分をしてもらえます。費用が安い地デジ業者も多いです。地デジ業者であれば、新しいアンテナと交換したい場合も対応可能です。

ただし、「引っ越しのタイミングで撤去・処分したい」「リフォームついでにアンテナを外したい」といった場合は、引っ越し業者＋地デジ業者、リフォーム業者＋地デジ業者などのように2社に連絡をして日程調整などをしなくてはなりません。

地デジアンテナ撤去・処分の手順

自分で地デジアンテナを撤去する場合は、事前に撤去・処分の手順を覚えておきましょう。手順を知らないと、当日の計画を立てづらくなります。また、専門業者に依頼する場合も、手順を知っていれば「今◯◯のあたりだからもう少しで終わる」など、様子がわかります。

ここでは、屋根とベランダに設定している地デジアンテナを撤去・処分する手順について見ていきましょう。

屋根に設置している場合

地デジアンテナを屋根に設置している場合は、次のような手順で撤去・処分します。

1.はしごを使って屋根に登る

2.支持線を切断する

3.アンテナ本体を取り外す

4.アンテナ支柱や屋根馬、固定金具を外す

5.アンテナ本体などを屋根から下ろす

6.アンテナ本体と固定金具などを処分する

屋根に設置した地デジアンテナを撤去する際は、はしごを使って登る必要があります。高所での作業となるため、怪我には十分に注意してください。足を滑らせる可能性が高くなるため、雨の日は撤去作業を控えましょう。

また、ワイヤーを切断するときやアンテナ本体などを下ろすときは、バランスを崩しやすいので気をつけてください。

ベランダに設置している場合

ベランダに設置しているアンテナを撤去・処分する手順は、次のとおりです。

1.アンテナを固定しているナットを外す

2.同軸ケーブルを切断する

3.アンテナ本体と固定金具などを取り外す

4.アンテナ本体と固定金具などを処分する

ベランダのアンテナを撤去する場合は、ナットなどの金具が落下しないように注意してください。また、力まかせで外そうとすると、手すりや壁など設置箇所が傷んでしまいます。一つひとつの作業を慎重に行いましょう。

地デジアンテナを処分する方法

撤去した地デジアンテナは、粗大ゴミまたは不燃ゴミとして処分します。アンテナの大きさによって変わりますので、事前に自治体に確認することをおすすめします。

また、粗大ゴミとして出す場合は粗大ゴミ処理手数料がかかりますので注意してください。撤去した地デジアンテナは、速やかに処分しましょう

以下は、地デジアンテナを処分する2つの方法です。

粗大ゴミに出す

屋根上やベランダに設置する大きな室外アンテナは、粗大ゴミとして出します。ただし、アンテナのサイズが小さい場合は不燃ゴミとして捨てられる場合もあるので、事前に自治体のホームページや問い合わせを行い確認してください。

粗大ゴミの場合は、自治体に粗大ゴミの申請を行い、粗大ゴミ処理券を購入して貼り付け、回収日に指定の場所まで持っていくだけです。

不燃ゴミに出す

比較的サイズが小さい室内アンテナは、不燃ゴミとして処分できます。いつも不燃ゴミを出すときと同じように、指定のゴミ袋に入れてゴミ出し場に持っていきましょう。

地デジアンテナ撤去・処分のコスト

地デジアンテナの撤去・処分をする前に、コストがどのくらいかかるのか把握しておきましょう。費用相場を知らなければ、具体的な資金計画を立てることができません。

ここでは、地デジアンテナの撤去・処分にかかるコストについて見ていきましょう。

撤去・処分する場合のコスト

地デジアンテナを撤去する際の費用相場は、1万〜2万円前後です。業者によっては、1万円以下の場合もあります。ただし、ホームページには「アンテナ撤去費用8000円」などと載っていても、追加費用がかかることがあります。見積りを取る際に、追加費用の有無を確認するようにしましょう。

新しい地デジアンテナへ交換する場合のコスト

地デジアンテナを撤去後、新しいアンテナと交換する場合は、2万〜4万円前後はかかります。ただし、業者やアンテナの種類によって費用が変わるため注意してください。

同じアンテナでも業者によって数千円違うこともあるので、複数の業者を比較することをおすすめします。

自分で地デジアンテナを撤去・処分する際の注意点

自分で地デジアンテナを撤去・処分する場合は「道具や機材を自分で揃えないといけない」「怪我をするリスクがある」「屋根や外壁などを壊す恐れがある」「時間と手間がかかる」などの注意点があります。

事前に注意点を知っておくことで、地デジアンテナの撤去・処分を業者に依頼すべきか自分で行うか判断がしやすくなります。

ここでは、自分で地デジアンテナを撤去・処分する際の注意点について確認していきましょう。

道具や機材を自分で揃えないといけない

自分で地デジアンテナを撤去・処分する際は、必要な道具や機材をすべて自分で用意しなくてはなりません。ヘルメットや安全靴、作業服、作業手袋、レンチ、ニッパー、はしごなどが必要です。自宅にない場合は、購入しなければなりません。支線やケーブルを切断するときは絶縁手袋を着用する必要がありますし、高所での作業となるためヘルメットも不可欠です。

道具や機材を揃えないといけないため、自分で撤去するのは大変です。

怪我をするリスクがある

地デジアンテナは屋根上など高所に設置されています。慣れない場所での作業となるため、足を滑らせるなどして転落する恐れがあります。屋根から転落した場合、大怪我を負う可能性があるため注意が必要です。

「少しでもお金を節約したい」と自分でアンテナを撤去しても、怪我をして仕事に支障が出たり、節約以上の治療費がかかっては元も子もありません。

自分で地デジアンテナを撤去・処分する場合は、怪我のリスクがあるため、できるだけ専門業者に依頼することをおすすめします。

屋根や外壁などを壊す恐れがある

アンテナを撤去する際に、屋根や外壁を壊す可能性もあるため注意が必要です。地デジアンテナは強風や地震などで倒れないように、しっかりと固定されています。

誤った方法や強引に取り外そうとすると、屋根や外壁が破損する恐れがあります。破損した場合は、屋根や外壁の修理費用も必要です。

自分で地デジアンテナを撤去する場合は、事前に適切な方法を勉強しておきましょう。

時間と手間がかかる

自分で地デジアンテナを撤去・処分する場合は、時間と手間がかかります。

・事前に必要な道具、機材を調べる

・道具、機材を揃える

・事前にアンテナの撤去方法を勉強する

・屋根上などでアンテナの撤去作業をする

・撤去したアンテナを処分する

上記の作業が必要となるため、ある程度の時間を確保しなくてはなりません。普段からDIYなど行っている方はよいかもしれませんが、そうでない方には負担を感じるでしょう。

仕事やプライベートの予定で忙しい中、時間と手間をかけて事前準備と当日の作業が必要になります。

地デジアンテナの処分は専門である地デジ業者に依頼しよう

「少しでもお金を節約したい」という考えから、自分で地デジアンテナの撤去・処分をする方もいます。

しかし、時間と手間がかかる上に、屋根や外壁の破損や怪我をするリスクがあります。多少のコストはかかりますが、アンテナの設置・撤去・処分などを専門的に行う地デジ業者に依頼しましょう。

地デジ業者に依頼すれば、次のようなメリットがあります。

・自分が怪我するリスクがない

・道具や機材を揃える必要がない

・アンテナ撤去方法を調べなくて済む

・無理な作業で屋根や外壁を破損しない

・スピーディーに対応してもらえる

・新しいアンテナへ交換するときもスムーズ

コストはかかりますが、効率よく地デジアンテナの撤去・処分ができます。即日対応可能な地デジ業者もあるため、急いでいる方も安心です。

専門業者地デジやドットコムの特徴

地デジやドットコムは、低価格で高品質、対応はスピーディーで保証も充実しています。地デジアンテナの撤去や処分、新しいアンテナへの交換を検討している場合はおすすめです。

施工中は、床や壁、雨どい、駐車場などを養生して保護するため、傷を防ぎます。また、アルコールや専用薬剤で除菌した上で訪問するため安心です。

ここでは、地デジやドットコムの主な特徴について見ていきましょう。

工事実績は3万件超

地デジやドットコムは、工事実績が3万件を超えています。それだけ多くの人が選んでいる地デジ業者なので安心です。多数の地デジ業者があるため、サービス内容が魅力的でなければ選ばれません。

逆に、実績が少ない地デジ業者はサービス内容が魅力的でない可能性があるため注意が必要です。

撤去と処分、新しいアンテナとの交換を依頼できる

地デジやドットコムは、アンテナ工事の専門業者です。地デジアンテナの撤去や処分、新しいアンテナへの交換が可能です。アンテナに関する疑問点にもすぐに答えてくれて、不安点も相談できます。完全自社施工で、アンテナ設置には長期保証も備わっているため安心です。

最短即日工事が可能

地デジやドットコムは、最短即日工事が可能です。24時間365日いつでも相談ができ、最短2分で予約が完了します。見積りは電話で即答してもらえるので、撤去費用を早く知りたい方も安心です。スピーディーに対応してもらえるため、忙しい方も安心して任せられます。

キャッシュレス決済対応

地デジやドットコムは、クレジットカードやLINE Pay、PayPay、auPAY、メルペイなどのキャッシュレス決済に対応しています。現金を用意する必要はありませんし、クレジットカードやスマホ決済のポイントも貯めることができます。

まとめ

ここでは、地デジアンテナの撤去・処分するタイミングや方法・手順、コストなどについて解説しました。

劣化や故障、引っ越し、不要になったなどの理由で地デジアンテナを撤去・処分する場合は、専門業者に依頼をしましょう。自分で撤去・処分をすることもできますが、怪我のリスクがある上に時間と手間がかかります。

専門業者であれば、多少のコストはかかりますが、安全かつスピーディーに処分・撤去ができます。地デジアンテナの処分・撤去を考えている方は、ここで紹介した内容を参考にしてみてください。