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八木式アンテナのススめ

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普段生活をする上であまり「戸建て用アンテナ」は馴染みがない方が

多いのではないでしょうか?

電波を出したり、受けたりするのは何となくご存知の方も多いと思いますが

そもそもこの家庭用の「八木式アンテナ」が世に出たのはおよそ100年前に遡ります。

八木秀次(1886年1月28日生まれ)

マイクロ波の研究が盛んだった1920年代、実験中に偶然近くの金属棒が反応をした事から

1925年八木アンテナの基礎が完成し

1930年頃には、欧米で航空誘導システムに組み込まれる程完成されたものでした。

八木式アンテナの誕生です。

当時の記録だと、アンテナでキャッチできる距離は20キロ程度だったようです。

2018年現在。スカイツリーから出ている電波が宇都宮まで届くことを考えると

ここ100年での進化は凄いものがありますね。

同じく凄いと言えば

アンテナ職人は道に迷わない、という格言があります。

例えば関東ですと八木式アンテナは基本的にすべてスカイツリーを向いています。

同じく全国の電波塔を把握している職人は

現在位置をアンテナを見るだけで把握する事ができます。

北海道から徒歩で地図無く歩いても

沖縄まで辿りつく事ができるでしょう。

ここまで褒めちぎった八木式アンテナですが

実は日本発の八木式アンテナ。。。

海外の評価は物凄く高いとご存知でしたか?

この電波を飛ばして電波を受けるという当時非常にセンセーショナルな発見は

日本国内でさほど評価されませんでした。

この素晴らしい発見を実用化まで推し進めたのは欧米諸国です。

日本でこの八木式アンテナが定着したのは1953年頃。

なんと世界から30年遅れの普及でした。

昭和~平成にかけて日本全国

屋根上を見れば必ずと言っていい程ついている八木式アンテナも

不遇な時代があったんですね。

世界を旅行するとわかりますが

スペインなんかは特にカラフルな八木式アンテナや日本とは比べ物にならない

ほど大きなアンテナが建っています。

このコラムを見た後に

グラナダやミハスの美しい街並みを散歩する際にぜひ屋根の上も見てみて下さい。

ちょっとした日本を感じる事ができますよ。

グラナダではぜひ寄って欲しいお店があります。

お店の名前は「カレーラ デル ヘニール(Carrera del Genil)」

最高のロケーションと美味しいワインと生ハムのお店。

ここは生ハム100g~からあなたの舌を喜ばしてくれます。

上を見ればスペイン独特の藍く美しい空

少しゆがんだ石畳と数々の伝説を生んだ白壁の街並みに

八木式アンテナという日本の色が混じった雰囲気は

知れば知るほど感慨深いものですよ。

ところかわって現代の日本。

関東と関西はデザインアンテナの普及が進んでいますが

全国9割以上は八木式アンテナを使用しています。

特に離島やインターネットやケーブルの設備が間に合わない

集落ではまさに命の綱です。

まさに昭和から平成30年を迎えた今でも人々の生活を支え続けた

アンテナと言えるでしょう。

ここまで読まれたあなたは

もう日本でもかなりの八木式オタクです。

実はアンテナって身の回りのあるものを使って自作出来る事、ご存知でしたか?

あるものとは、一体何だと思いますか?

各家庭。

必ずと言っていい程あり

毎日家に帰った後や

洗濯時に使ってるものです。

そう

ハンガーです。

簡略して言えばハンガーにTVのケーブルを巻きつけるだけです。

詳しくはgoogleなんかで「ハンガー」「アンテナ」なんかで検索してみて下さい。

慣れたら本当に5分で服をかける事ができるアンテナの完成です。

大人のDIY。子供の夏休の工作で試してみて下さい。

この5分で出来る工作の中に

1925年~1950年の天才達のすべてが詰まってますよ。

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