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アンテナの故障の原因を総まとめ!テレビが映らない理由とは

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なんだかテレビの調子が悪かったり、支柱が歪んでいるなどのトラブルがある場合、アンテナが故障しているサインかもしれません。

アンテナは屋外に設置されているため、どうしても自然災害や周囲の影響を受けやすく、場合によっては耐久年数よりもはやく寿命が来てしまうこともあります。

ここでは、アンテナの故障原因を知りたい方、テレビの不調を感じている方、今後アンテナの点検を行うかもしれない方に向けて、アンテナに起こりうる故障の原因を詳しく解説します。

なお、屋根の上や外壁などアンテナの状態確認に高所作業が必要な場合、慣れていない方が作業すると落下や怪我、感電の事故がおこる可能性があります。
少しでも不安がある場合はご自身で作業せずに専門業者へ相談するようにしましょう。

アンテナの老朽化による故障

アンテナの故障の原因はいくつかありますが、比較的少ないのがアンテナ本体の故障です。

テレビアンテナの寿命は一般的に10〜15年程度といわれ、正しく設置されていれば耐久年内で故障してしまうことはめったにありません。

しかしアンテナは屋外に設置するという特性上、設置から10年以上経過すると老朽化による故障が起こることがあります。

特に屋根の上に設置する八木式アンテナは長期間風雨や紫外線にさらされます。
そのため周囲の環境によっては老朽化が早まり、設置から10年が経過していなくとも故障してしまうことがあります。

ここでは、アンテナの老朽化を原因とする故障の見分け方や、その対処方法をご紹介します。

塗装がはがれている

アンテナの塗装が剥がれているケースでは、アンテナ本体の老朽化による故障が疑われます。

通常アンテナの塗装は防水加工などでコーティングされていますが、飛来物による損傷や紫外線による劣化などが原因で剥がれてしまうことがあります。

アンテナの塗装が剥離すると、そこから水が染み込んでサビがでたり部品の露出による劣化が発生します。劣化が軽度であれば修理のみでテレビの映りを改善できることもあるため、もし塗装の剥がれを発見した場合は、早めにアンテナ専門業者へ点検の相談を行いましょう

なお塗装がはがれていなくとも、注意が必要なケースがあります。
例えばアンテナのラベルの文字がかすれて読めなくなるほど劣化しているときは、設置からかなりの年数が経過していると予測できます。
その場合は最後の点検日を確認し、10年以上経過しているときはアンテナ工事の手配を検討しても良いでしょう

アンテナの部品が錆びてきている

アンテナ本体のトラブルでよくあるのが、アンテナ本体に発生するサビです。

サビの出る部分によってはテレビ映りに影響がないこともありますが、素子(エレメント)などの電波受信に必要な部品がサビてしまうとノイズが出るなどのトラブルが発生しやすくなります。

基本的にアンテナは屋外設置を前提にしているため、サビが発生しない素材で製造されています。
しかし、塗装がはがれたり、鳥のフンや虫の巣などの付着物が表面を覆ってしまうと、サビることも珍しくありません。

また、サビは放置していると広がりやすく、部分的にもろくなって倒壊の原因になったり、屋根や壁を汚してしまうなどのデメリットがあります。
早めに業者へ相談し、修理してしまうようにしましょう

素子が露出している

アンテナ本体の老朽化による故障として致命的なのは、素子(エレメント)の露出です。

素子とは、八木式アンテナについている魚の骨のような部品のことで、電波を受信するための重要な部品です。

この素子は通常外側をアルミニウムや塗装で覆われているのですが、飛来物による損傷や経年劣化により露出し、サビが発生したり折れたりすることがあります。

もしこの素子に破損や劣化が見られる場合、テレビ映りを改善するためにはアンテア本体を交換するしかありません。

アンテナの経年劣化による故障

アンテナ本体以外にも、周辺部品の経年劣化により故障が起こることがあります。

例えば支柱や取付金具などがサビたり緩んでいるケースでは、アンテナ本体の交換工事が必要ないケースがほとんどです。

しかしアンテナ本体に影響がないからと経年劣化を放置してしまうと、アンテナの倒壊や転落などの二次災害を引き起こしかねません。

ここでは、アンテナ本体以外の経年劣化が故障の原因であるケースを解説します。

アンテナマストやステーアンカーの経年劣化

アンテナマストはアンテナの支柱である鉄材で、ステーアンカーはアンテナを支えるための固定金具です。
どちらもアンテナ本体を屋根や壁に固定し、倒壊を防ぐために欠かすことができません

アンテナが傾いて見えたり、曲がって見えるなどのケースでは、アンテナマストやステーアンカーの経年劣化が疑われます。

ステンレス支線の経年劣化

ステンレス支線とは、アンテナの四方に張ったワイヤーのことで、アンテナマストやステーアンカーのようにアンテナの強度を高める部品です。
自然災害からアンテナの倒壊を防いでいます。

しかしステンレス支線に雪が積もるなど、環境によってはワイヤーがたるんだり、最悪の場合切れてしまうこともあります。

強い風が吹くとテレビ映りが悪くなったり、風でアンテナが揺れているようなケースでは、このステンレス支線の経年劣化が原因であることがあります。

屋根馬の経年劣化

屋根馬とは、傾斜のある屋根にアンテナマストを固定するための設置用機材です。
この屋根馬を正しく活用することで、アンテナは自然災害から守られ、10〜15年という使用年数に耐えることができます。

もしこの屋根馬が劣化すると、アンテナが傾いたり風によるぐらつきが見られます。

また、屋根に直接取り付ける部品なので、サビが発生すると雨に流されて屋根材や壁面に染みができてしまうことがあります。

ブースター(増幅器)などの周辺機器の故障

アンテナ本体が故障していなくとも、電波を増幅するブースターなどの周辺機器が故障が原因となり、テレビ映りが悪くなることがあります。

例えばブースターが故障しているかは、電圧テスターを利用して機器に電気が通っているかどうかで判断できます。
またブースター本体が正常でも、電源をつなぐケーブルが断線していたり、配線の内側がショートしているケースもあるため、そちらも点検します。

このブースターは基本的にアンテナの近くに設置されているため、専門家以外がチェックするのは困難です。
無理な高所作業は転落の危険がありますので、周辺機器の故障が疑われる場合はアンテナ専門の業者へ依頼するようにしましょう。

アンテナの自然災害による故障

アンテナの劣化を早める要因として、最も多いのが自然災害です。

専門業者であればアンテナが長持ちするように、防水や防サビ加工がほどこされた部品を使用したり、設置場所もできるだけ災害の影響がでにくいように選択してくれます。

しかしどのような手段を用いても、環境による経年劣化を完全に防ぐことはできません。
災害の多い地域などでは、アンテナの定期点検を怠らないことが大切です。

ここでは、アンテナの自然災害による故障が起きやすい地域をご紹介します。

台風が多い地域

アンテナは屋根や壁面に設置するため、台風や強風などの影響をどうしても受けてしまいます。

暴風や豪雨はアンテナがサビたり、周辺部品の経年劣化を早める原因となります。

沖縄や九州、和歌山など毎年台風被害がある地域では、業者と相談してあらかじめ台風対策を前提としたアンテナ設置工事を行うようにしましょう

海に近い地域

海が近い地域では潮風や湿気の影響で、他の地域よりも格段にアンテナがサビやすく、腐食しやすくなります。

アンテナ本体は素子以外がサビてもテレビ映りに影響がないことも多いのですが、それ以外の部品である屋根馬やステーアンカーなどの劣化を放置すると転落などの大きな事故につながる危険性があります。

なかなか潮風による経年劣化を防ぐことは難しいため、通常よりも早いサイクルで定期点検を行うのがおすすめです。

雪がよく降る地域

雪の多い地域でもアンテナの経年劣化が早い傾向があります。

雪が溶けることで水になり腐食やサビなどの原因になりますし、雪の重みでワイヤーがたるんだり支柱が歪むなどの物理的な劣化が起こります。

東北地方などの豪雪地域では、雪の対策を前提としたアンテナ設置を行うようにしましょう

火山ある地域

活火山に近い地域の場合、火山灰が降ることがあります。

その場合アンテナにも火山灰が積もるため、長期間清掃せずに付着し続けると、アンテナ表面の塗装の剥がれやサビの原因につながることがあります。

定期的な清掃で防ぐことができますので、お住いの地域が火山に近い場合は、アンテナ専門業者にどの程度の期間で点検するべきかを確認しましょう

鳥や虫によるアンテナの故障

八木式アンテナなどの屋根の上に設置するアンテナは、時々鳥や虫が巣をつくってしまうことがあります。

こういった外部要因でテレビがうまく映らなくなった場合は、清掃や駆除で解決することがほとんどです。

しかし、巣作りによってアンテナの素子が折れたり破損してしまうと、致命的な故障に繋がる可能性があります。

このようなケースでは、巣を作られにくいデザインアンテナに交換してしまうか、駆除業者と連携して同じような被害にあわないよう対策を怠らないようにしましょう

アンテナの屋内の原因による故障

テレビがうまく映らなくなると屋外にあるアンテナ本体や部品などの故障を疑いがちですが、屋内のケーブルやコネクタなどの不具合が原因で発生していることがあります。

室内にあるコネクタやケーブルは目視で確認することができますが、壁内を通っているケーブルは専用の機器でないとチェックすることができません。

ここでは、アンテナの屋内の原因による故障ケースを解説します。

接触不良

アンテナからテレビへ電波をスムーズに送るため、分配器などの機材や複数の同軸ケーブルが使われています。

ケーブルなどの接続部位はどうしても強度が弱くなりやすいため、経年劣化やホコリなどの汚れによって接触不良が発生しやすくなります。

基本的に接続部は壁内に収納されているため、このような接触不良を判断するためにはレベルチェッカー(電波測定器)や電圧テスターなどの機器を使用します。

また、例外として知識のない業者や個人にアンテナ工事を依頼していた場合、室内専用の分配器や部品が屋外で使用され、そこからサビが発生した結果、接続不良が起こることもあります。

断線

接触不良と同様に、ケーブルなどで断線が起こることがあります。断線したケーブルは漏電火災の原因にもなるため、ケーブルが原因の故障が疑われる場合は早急な対応が求められます。

例えばDIYなどでアンテナ工事の知識がない方が配線の取り回しを行ったケースでは、ケーブルや機材に無理な力が加わって、経年劣化による断線が発生することがあります。

そのほかにも断線で多いのが、ネズミによる被害です。もしケーブルがネズミにかじられていた場合は、ネズミ対策でケーブルの保護を行ってくれるアンテナ業者もいるため、相談してみましょう

アンテナの故障の原因まとめ

屋外に長期間設置されているアンテナは、風雨の影響を直接受けるため少なからず劣化してゆきます。

アンテナの寿命は10〜15年というものの、表面の塗装の剥離やサビを放置してしまうと経年劣化のスピードは早まってしまいます。

素子が露出やアンテナの倒壊まで劣化が進んでしまうとアンテナ交換が必要なこともありますが、初期段階の損傷や部品のサビなどであれば修理や部品交換で済むことがほとんどです。

適切な定期メンテナンスでアンテナの寿命を伸ばすことが大切です。

もし、アンテナの異変に気づいた場合はできるだけ早くアンテナ業者へ点検依頼をするようにしましょう。

アンテナの点検について心配がある方やテレビの不具合などでお困りの方は、いつでも地デジやドットコムまでご連絡ください

工事実績3万件超の豊富な実績から、アンテナの故障原因をすみやかにつきとめ、その後のメンテナンスや地域に応じた自然災害対策までサポートさせていただきます。

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