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家庭用と共聴用設備の違い

最終更新日:

家庭用・マンションやアパートの設備は一体何が違うの?

単純に大きさ?感度?

簡単に挙げると

ブースター・アンテナ

耐久性・耐熱(放熱)性・利得・同軸ケーブルの接続部分・対応マスト

主にこのような部分に大きな差が出てきます。

耐久性。こちらは金具やマストにもかかってきますがやはり一般家庭用と比べて段違いに耐久力があります。

共聴用マスト

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共聴用マスト

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一般家庭用マスト

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共聴用設備のほうがかなり太い事が見てとれるかと思います。

なぜここまで違うのか?

共同アンテナは基本的に多くの世帯をカバーする分、大型のもの、スペックの良いものが設置されています

単純に重量を支えなければならないという事と、設置位置も重要になってきます。

戸建てですとせいぜい地上10数M程度ですが、マンションやビルの場合は戸建ての比ではありません。

高度が出ると現れる変化は、アンテナの天敵である風です。

こういった環境も含めてマンションやビルではその環境に適した共聴用設備を推奨しています。

今でも30~50年前のマンションの屋上に当時のアンテナが設置されていたりませんか?

家庭の用の耐用年数が15年~20年程度と言われている中で圧倒的な耐久性です。

家庭用ならひとつの家の中だけの話ですが

共聴用設備は一度立てたらよほどのことがない限り壊れない耐久性と信頼性が必要です。

ではブースターはどうか?

共聴用ブースター
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家庭用ブースター(右・本体 左・電源)DSC_3129

耐久性

まず家庭用はほぼプラスチック製になっています。

家庭用は多少耐久性を犠牲にして安価になっています。

共聴用は放熱性にも優れ、滅多な事では壊れません。アンテナと同じように耐用年数は家庭用よりも上になります。

これも理由は一度壊れたら多くの世帯に影響を及ぼしてしまう為でもあります。

利得

一般家庭用のものが28~35の利得に対し

共聴用ブースターは40~48程度のものを利用するのが一般的です(分配数による)

戸建てでは多くても8分配程度しかありませんが、共同住宅ではこの十倍二十倍という分配で、尚且つアンテナからTVまでの距離が長い為

効率よく電波を届けてあげる必要が出てきます。

利得とは電波受信効率(良し悪し)で、きちんと方向性を含めて業者が設置するのであれば電波強度が強くなり弱い電波でも効率よく各家庭へ届ける事ができます。

電源

共聴用ブースターは家庭用のものとは電源も違います。

電源がAC100Vに対応出来ますが、一般家庭用では低電圧の分離タイプとなります。

共聴装備周りで使用するケーブル

同軸ケーブルには3Cや5C、7Cなどといった種類があります。(ケーブルに表記されています)

5Cでは3Cよりもケーブルが太くなっています。(芯線の銅線が太い)

よって、ケーブルを流れる音声・映像信号が3Cより5Cの方が減衰しにくいという違いがあります。

2019年現在、一般家庭は5C規格ですがマンションやアパートでは7Cという太いケーブルに対応した装備がついています。

利得部分でも触れましたが、効率よく各家庭に届けてあげられるような装備になっています。

実際、共聴用の設備と家庭用の設備では金額に大きな差が出てきます。

しかし、共聴用の設備を交換する際には上記のような理由で家庭用の設備で代用というのは基本的には控える事をお勧め致します。

性能や設置環境を踏まえて作られた製品をきちんと選ぶ事が、長くトラブルなく使用する事に繋がります。

かと言って、家庭用でオーバースペックな共聴用設備は不要ですし

4世帯程のアパートの場合は家庭用の設備で問題ないと思われますので

共聴用設備が壊れてしまった!また導入したいといった場合は

まずお電話でご相談下さい。

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